仮想通貨(暗号資産)取引所のBybitでは、「Bybitカード」というデビットカードを発行しています。
日本人のインフルエンサーがBybitカードを宣伝したことがあったため、2023年から日本でも利用できるかもしれないという期待が高まりましたが、しばらくの間日本は対象外でした。しかし、2024年から日本人居住者でも利用できるようになっています。

日本語ページもあるポン!
報酬プログラムが非常に豪華に見えますが、デメリットもかなりあるので使用の際は注意が必要です。
この記事では、Bybitカードの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。



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Bybitカードが日本で利用可能に
Bybitカードは、2023年第1四半期にサービスが始まりましたが、しばらく対象国はあまり増えず、欧州経済領域(EEA)とアルゼンチン・オーストラリアのみが対象でした。
この時期はBybitカードの紹介ページも英語のみでしたが、日本居住者も利用可能になってからは日本語ページも登場しています。


Bybitが日本語対応が充実した仮想通貨取引所なので、ほとんどのページは日本語化されています。文章もかなり自然な日本語です。ただし、以前のBybitカードなどサービス対象外のページは一部日本語化されていないことがあります。Bybitの日本語サポートについてはこちら↓↓↓↓↓


Bybitカードの申請方法
Bybitカードを申請するには、Bybitのアカウント作成とKYC(本人確認)を完了させ、ログインしておく必要があります。
ログインした状態で上部の「ファイナンス」メニューから「Bybitカード」をクリックすると、Bybitカードの日本語ページに移動できます。


そこから、右上にある「カードを取得」をクリックすると、カード申請フローが始まります。


日本人待望のサービス
仮想通貨インフルエンサーがXに投稿したことで、2023年7月に日本でもBybitカードが利用可能になるとの噂も出ていました。期待する声もありましたが、その後続報が出なかったので諦められていた状態でしたが、1年以上経ったタイミングで日本向けのサービスが開始されました!
クレジットカードは各国の金融規制を受けますのでサービス提供が難しく、時間がかかったのかもしれません。
Bybitカードの特徴やメリットは?
ここからは、Bybitカードはどういうものなのか、特徴やメリットについて以下の4点で紹介します。
- Bybitが発行するデビットカード
- Bybitアカウントから直接引き落とし
- 自動ステーキングが可能
- 報酬プログラムも
- ATM引き出しも可能
Bybitが発行するデビットカード
Bybitカードは、大手仮想通貨(暗号資産)取引所Bybit(バイビット)が発行する仮想通貨Mastercardデビットカードです。
即時引き落としの仕組みがあり発行業者側が損失を負うリスクがないため、デビットカードにはクレジットカードのような審査が基本的になく、誰でも利用できます。
BybitカードのブランドはMastercardですから、世界中のMastercard加盟店で使えます。
海外仮想通貨取引所や海外FX業者で得た利益を銀行を経由することなく買い物などに利用できるため、脱税したい人はこうしたデビットカードを探しているようです。※脱税はバレたら大変なことになりますのでやらないようにしましょう!




Bybitアカウントから直接引き落とし
仮想通貨デビットカードの場合、仮想通貨を使った決済ができるのが特徴です。保有する仮想通貨で決済ができます。
デビットカードは通常銀行口座と紐づいており、そこから引き落としされます。しかし、Bybitカードは銀行口座ではなくBybitの資金調達アカウントと紐づいており、アカウント内の仮想通貨を各利用地域の法定通貨へとリアルタイム換算した上で支払いが行われます。
アカウントについてはこちら↓↓↓↓↓


Bybitカードによる決済で利用できるのは以下の8種類の仮想通貨で、ユーザーが支払いに使える仮想通貨や優先順位を設定できます。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- エックス・アール・ピー(XRP)
- テザー(USDT)
- USDコイン(USDC)
- トンコイン(TON)
- マントル(MNT)
- ビルド・アンド・ビルド(BNB)
自動ステーキングが可能
Bybitカードは資金調達アカウントから引き出しを行うものです。資金調達アカウントでは、毎日余剰資金をステーキングに入れる「自動ステーキング」が利用できますので、資金を効率的に活用できます。
報酬プログラムも
Bybitカードには報酬プログラムもあります。
内容はBybitカードで決済するたびにBybitカードロイヤルティポイントが付与されるというもので、付与されたポイントはボーナス・クーポンや仮想通貨、景品など様々な特典と引き換えできます。特典ではなくキャッシュバックを選択することもできます。
Bybitでの取引量などに応じて決定されるVIPランクによって報酬プログラムのポイント付与率も引き上げられ、最も高いVIPランクではキャッシュバック換算で10%に相当するポイントが受け取れます。



すごく豪華だポン!
さらに、Bybitカードで対象サービスの支払いをすると、100%リベートを受け取れます。現在の対象サービスは以下の5つです。
種類 | サービス |
---|---|
取引ツール | TradingView |
ChatGPT | |
ライフスタイル | Netflix |
Spotify | |
Amazon Prime |
TradingViewは、仮想通貨トレーダーにも人気の取引ツールです。
ATM引き出しも可能
Bybitカードのメリットの一つは、資金をATMで引き出せることです。
Bybitのような海外仮想通貨取引所に入金していた資金は、一旦国内取引所に送金してから日本円で出金する方法が主流でした。
これでは時間も手間もかかってしまいますので、ATMで手軽に引き出せるのは便利ですね。


ただし、BybitカードのATM引き出しは手数料が2%もかかってしまいますので、時間のある方にはこれまで通り国内取引所を経由して出金した方がお得です。
Bybitカードのデメリット・注意点
Bybitカードのメリットは豪華な報酬プログラムですが、いくつか注意点もあります。利用を検討している方はデメリットや注意点も確認することをおすすめします。
- 報酬プログラムがわかりにくい
- 各種手数料がかかる
- 円建てカードがない
- 税務処理が複雑
報酬プログラムがわかりにくい
Bybitカードの報酬プログラムは確かに魅力的ですが、仕組みが複雑で理解しづらい面があります。
ポイントの付与率や利用可能なサービス、VIPレベルによる制限など、細かい条件が多く存在します。こういった細かい条件については日本語ページに記載していないので、英語ページを確認する必要があります。
Bybitのサービス全般の傾向ですが、仕組みが頻繁に変わりますので、定期的に最新情報を確認する必要があります。
こちらは、英語ページに掲載された①VIPレベル、②1ドルあたりの付与ポイント、③月間ポイント上限、④実効月間キャッシュバック率、⑤最大月間キャッシュバックの表です。


特に、月間ポイント上限や最大月間キャッシュバックはよく確認しなければ、手数料等の負担で一般的なカードよりも損をする可能性もあります。
各種手数料がかかる
Bybitカードの利用には様々な手数料が発生します。
手数料 | 詳細 |
---|---|
仮想通貨変換手数料 | 0.9% (Bybitのワンクリック購入レートに上乗せ) |
外国為替手数料 | 0.5%(Mastercardの外国為替レートに上乗せ) |
年会費 | なし |
Inactivity Fee | なし |
カードキャンセル手数料 | なし |
カード発行・変更手数料 | なし(バーチャルBybitカード) 5 EUR/GBP/USDT(物理Bybitカード) |
ATM引き出し手数料 | 2% (毎月最初の100 EUR/GBP以降) |
特に負担が大きいのは、仮想通貨変換手数料・外国為替手数料・ATM引き出し手数料の3つです。
仮想通貨交換手数料そのものは0.9%ですが、Bybitのワンクリック購入レートで購入することになるので、その分も考慮するとさらに負担が大きくなります。
ワンクリック購入レートは、手数料がかからない代わりに交換レートの差(スプレッド)が不利になる購入方法です。例えば、ビットコインの市場価格が9万8700ドルのときにワンクリック購入レートで購入しようとすると10万2353ドルが必要になります。国内取引所の販売所と同じ仕組みです。販売所についてはこちら↓↓↓↓↓


外国為替手数料は、例えば米ドルのカードで日本円の商品を購入した場合などにかかる手数料ですが、これもBybitが徴収する手数料0.5%に加えてMastercardの外国為替レート分不利になります。カード会社の為替手数料は通常、1ドルにつき数円に設定されています。
資金をATMで引き出せるのもBybitカードの魅力ですが、これにも手数料が2%かかってしまいます。
円建てカードがない
Bybitカードは以下の通貨に対応しており、日本円は非対応です。
- 米ドル
- ユーロ
- アルゼンチン・ペソ
- ブラジル・レアル
日本人は米ドルを選択することになると思いますが、日本円の商品を米ドルのカードで購入すると為替手数料が発生してしまいます。そのため、豪華な報酬プログラムがあるといっても日本での通常の商品購入には使いづらいです。
税務処理が複雑
Bybitカードを使用すると、仮想通貨が自動的に法定通貨に換算されるため、税務処理が複雑化する可能性があります。日本の税法上、仮想通貨の売却や使用は課税対象となるため、Bybitカードの利用履歴を細かく記録し、適切な税務申告を行う必要があります。
特に頻繁に利用する場合や高額な取引を行う場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
Bybitカード以外の仮想通貨カードには何がある?
日本人が利用できるようになったことで注目されているBybitカードですが、ここまで紹介したデメリットを考慮すると、あまり使いやすいカードとは言えません。
そこで、日本人にはBybitカード以外の仮想通貨カードの選択肢があるのか気になる方もいるでしょう。
しかし、残念ながら選択肢はほとんどありません。日本での仮想通貨カードの普及状況について以下の3点から紹介します。
- ウォレット型とプリペイド型がある
- 大手取引所と提携したプリペイド型はすでに終了
- 海外サービスもほとんどすべて対象外
ウォレット型とプリペイド型がある
仮想通貨カードには、ウォレット型とプリペイド型があります。
ウォレット型というのは、自分のウォレットに所定の仮想通貨・ビットコインを入れておくと決済ができるというもの。決済するときは、日本円相当額の仮想通貨がウォレットから引き落としされます。あらかじめチャージする必要はありません。



Bybitカードはウォレット型ポン!
プリペイド型はあらかじめチャージして使うカードです。仮想通貨カードの場合、あらかじめ仮想通貨を法定通貨に替えてチャージし、チャージした金額の中から決済が行われます。
大手取引所と提携したプリペイド型はすでに終了
以前は大手国内仮想通貨取引所と提携したプリペイド型のサービスがいくつか存在していましたが、すでに終了しました。
例えば、バンドルカードというVisa加盟店で利用できるプリペイドカードでは、仮想通貨ウォレットからビットコインをチャージできるサービスを提供していましたが、2022年に終了しています。
バンドルカードでは、このビットコインチャージのサービスと、国内取引所bitFlyerのウォレットからチャージできるビットコイン(bitFlyer)チャージの2つの方法でチャージができましたが、ビットコイン(bitFlyer)の方もすでに終了しているようです。



「仮想通貨の冬」のせいかもしれないっコ・・・
また、インターネット証券会社マネーパートナーズが発行するプリペイドカード「マネパカード」でも、国内取引所Zaif(ザイフ)と提携して、Zaifのアカウントにある仮想通貨を円に両替することでチャージが可能となっていました。便利な仮想通貨カードだったのですが、2023年9月にマネパカードそのものがサービス終了となってしまいました。
そのため、現在日本の大手取引所と提携した仮想通貨カードは利用できなくなっています。
海外サービスもほとんどすべて対象外
海外では、日本よりもウォレット型の仮想通貨カードが普及しています。しかし、規制の問題があるようで、こうしたカードは日本ではほとんど利用できません。
仮想通貨ウォレットと紐づけることができるデビットカードのうち、日本居住者でも発行できるものはわずかにありますが、積極的な宣伝はしていません。大々的に宣伝してしまうとサービスが提供できなくなる可能性があるという事情だそうです。
そのため、利用する場合でも日本語サービスは期待できません。



英語でがんばるガッツがあれば使えるかもしれないっコ・・・?
過去に日本の取引所と提携して発行されていた仮想通貨カードがプリペイド型であったことを考慮すると、日本でウォレット型の仮想通貨カードを発行するのは難しいのかもしれません。
Bybitカードはデメリットをよく考慮して利用しよう!
日本での仮想通貨カードの普及状況を考えると、Bybitカードは最も使いやすい仮想通貨カードになるかもしれません。
しかし、利用するには手数料などの点でデメリットもかなりあります。
詳しい情報は基本的に英語なので読みにくいですが、自分の使い方で本当にお得になるのかは事前にしっかり確認しましょう!
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