Bybit(バイビット)は以前はKYC(本人確認)なしである程度の取引ができる海外仮想通貨(暗号資産)取引所でした。しかし、昨今のKYC強化の流れで、KYCなしでは入金すらできなくなりました。
KYCができるのは一人につき1アカウントですが、以前の仕組みでは、KYCなしで取引機能が一部制限されたアカウントは複数作成できていました。では、KYCなしでは取引ができないルールが導入された今、Bybitの2個目以降のアカウントはどのような扱いになっているのでしょうか?
特に、まだKYCなしでも入金できていたころに資金を入れたウォレットがあって困っている方は必見です!
- Bybitで複数アカウントは作れるの!?
- 複数アカウントを作りたい場合はどうすればいい!?
- 複数アカウントを既に持ってしまっている場合はどうすればいい!?
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Bybitで複数アカウントは作れるがほぼ無意味
KYC(本人確認)強化後、Bybit(バイビット)の複数アカウントの仕組みはわかりづらくなっています。まずは以下の3点を押さえておきましょう!
- 複数アカウントは実は禁止
- 作ってもほぼ意味がない
- Bybit Web3なら利用できる
複数アカウントは実は禁止
実はBybit(バイビット)の現行の利用規約では複数アカウントは禁止されています。
Registration of multiple trading Accounts would be a violation of these Terms and may lead to immediate termination of these Terms and the Accounts involved.
ただし、Bybitはアカウント作成とKYCが別の手続きになっているため、手続き上は複数アカウントを作ることは簡単にでき、Bybit側も複数アカウントが存在することを前提とした運用をしています。
規約の書き方も、複数アカウントを保有していると「may lead to immediate termination(即時終了につながる可能性がある)」と書かれており、これは「必ずしも即時終了になるわけではないが、Bybitが即時終了するかどうかの判断権を持つ」というニュアンスです。
作ってもほぼ意味がない
しかし、KYCをしないと出金以外の作業がほとんどできないため、「作ってもあまり意味がない」状態になっています。
BybitのKYCルールを見ると、出金以外の操作は全て×になっています。
具体的にはこの内容が不可となっています。
- 入金
- 暗号資産の購入
- 取引
- デリバティブ
- コピートレード
- ファイナンス
- 資産運用プロダクト
- NFT
- MT4
- マイ特典
Bybit Web3なら利用できる
しかし、この表には書かれていない機能で実はKYCなしでも利用できるものがあります。Bybit Web3という、Bybitのプラットフォーム経由で外部のDeFiサービスに接続できるものです。
Bybit Web3についてはこちら↓↓↓↓↓
KYCが終わっていないアカウントで入金しようとするとBybit Web3に誘導されます。
複数アカウントでBybit Web3が利用できたところでそこまでメリットはないのですが、一応複数アカウントでBybit Web3を利用する仕組みについて紹介します。
Bybit Web3は、Bybit Walletやメタマスクなどのウォレットを接続して利用するものです。ウォレットは複数接続できるので、KYC済みのアカウントAとKYCなしのアカウントBがあるとすると、わざわざ出金だけしかできないアカウントBに紐づける意味はありません。アカウントAに複数ウォレットを接続した方が楽です。
そのため、Bybitのアカウントと紐づていて1アカウントにつき1つしか作成できないクラウドウォレットを複数個使いたいという超レアケースのみ、Bybitの複数アカウントを作るメリットはあるかもしれません。
まぁいろんな需要があるからもしかしたら・・・?
クラウドウォレットなどのBybit Walletについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!↓↓↓↓↓
クラウドウォレットはBybitアカウントと紐づいていますが、出金は内部送金ではなくオンチェーン送金なので送金手数料はかかります。
Bybit複数アカウントはサブアカウントで代用
KYC(本人確認)ルール強化後は、複数アカウントを使いたい方はサブアカウントを使うしかないでしょう。
サブアカウントについては次の2点を把握しておきましょう!
- 損益はメインアカウントとは別
- プロモーションの参加は制限される
損益はメインアカウントとは別
サブアカウントの損益はメインアカウントとは別なので、どちらかで強制決済が起きてしまってももう一方のアカウントに影響はありません。そのため、主にデリバティブ取引でリスク管理をしたり取引戦略を分けたりするために複数アカウントを使用していた方は、これまでと同様に利用できます。
サブアカウントとメインアカウントはほとんどの面で別扱いになっていますが、統合取引アカウント(UTA)の借入限度額は共有される仕組みです。
統合取引アカウントや借入についてはこちら↓↓↓↓↓
プロモーションの参加は制限される
トレード大会や仮想通貨の無料配布などのプロモーションへの参加は、サブアカウントでは制限されることが多いです。
こうしたプロモーションの参加は以前からKYC済みのアカウントのみに制限されていたため、KYCなしの複数アカウントで取引ができた時期と実質的には変わりません。
以前作ったBybitで複数アカウントはどうすればいいの!?
利用規約上OKだったかどうかはともかく、以前はBybitで複数アカウントを作るのは一般的に行われていました。そのため、以前作った別アカウントを持っている方も多いと思います。
そういった場合には、以下の対応が可能です。
- すべての仮想通貨を送金してウォレットを空にする
- 本人確認情報を転送してKYC済みにする
すべての仮想通貨を送金してウォレットを空にする
いろいろと抜け道があり、複数アカウントを作ることはできますが、公式には複数アカウントは禁止されています。そのため、複数アカウントがある場合は出金して以降はそのウォレットを使わないという対応が基本です。
KYCなしでも出金は可能なので、今メインで使っているウォレットに仮想通貨を送金しましょう。
手数料がかからないため、Bybitのほかのアドレス宛に「Bybit内送金」をするのが便利です。
Bybit送金ではなくオンチェーン送金をする際は、保有している仮想通貨を1種類ずつ送金しなければいけないということに注意してください。オンチェーン送金では、手間も手数料もかかってしまいます。
大変っコ・・・
日本市場に進出した際にグローバルのアカウントでのサービスを停止したBinance(バイナンス)は、少額の仮想通貨を何種類も持っている人への救済措置として、少額の仮想通貨をBNBに変換するサービスを提供していました。
Bybitにも似たような少額変換機能(少額残高をMNTに変換)があったので使えるのかと勘違いしていましたが、これはKYC済みでなければ使えません。
Binanceのような救済措置ではなく、少額資産の利用率を向上させるための機能だそうです。
本人確認情報を転送してKYC済みにする
Bybitでは、KYCありのアカウントAから、KYCなしのアカウントBにKYC情報を転送することができます。
この本人確認情報の転送を行うと、アカウントBで取引等が可能になる代わりに、アカウントAで出金以外の操作ができなくなります。
同時に二つのアカウントを使えるわけではないので、どちらをKYC済みのステータスにするのか慎重に検討しましょう!
本人確認情報の転送は、サポートに連絡することなくマイページから自分で対応できます。
公式サイトのこちらのページで手順が詳しく解説してあります。
【まとめ】今後はサブアカウントを利用する方が無難
複数アカウントは利用規約で禁止されてはいますが、Bybitの運用上は複数アカウントの存在を前提にしています。
そのため、現在でもBybit Web3で使用したり本人確認情報を転送して使用したりすることはできます。
ただ、手間がかかったり不便だったりするのがデメリットです。
Bybitの複数アカウントは、正式に認められたサブアカウントのみにした方が無難でしょう。
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