Bybit(バイビット)は、日本でも高い人気を誇る海外仮想通貨取引所です。国内取引所よりも魅力的なレバレッジやデリバティブの取引量が豊富で、トレードしやすい環境が人気の要因となっています。
Bybitでは、操作のお試しのためにデモ取引(デモ口座)機能も用意されています。暗号資産(仮想通貨)で取引を始めたいけど、不安に思っている方にはデモ取引で練習するのがおすすめです。
操作方法に慣れていない人には特におすすめポン!
Bybitでデモ取引をするには、以前は複雑な手順が必要でしたが、「統合取引アカウント」の導入で簡単になっています。
この記事では、Bybitのデモ取引の種類やできること、利用方法について画像付きで紹介します。
Bybitのデモ取引(デモ口座)には2種類ある
Bybit(バイビット)のデモ取引(デモ口座)とは、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)で実際に取引する前の練習として設けられたシュミレーション機能です。
デモ取引はシミュレーションなので、損失が出ても自分の資産は一切減りません。したがって、初めて暗号資産を取引する方はまずデモ取引を利用するのをおすすめします。
Bybitのデモ取引には、以前からあったテストネットを利用する方法と、2023年に新しく始まった統合取引アカウントのデモ機能を利用する方法があります。
デモ取引の種類 | 特徴 |
テストネット | ・資産運用機能を含め、Bybitのほぼすべての機能が試せる ・統合取引アカウントと標準アカウントどちらも試せる ・利用するのにやや手間がかかる |
統合取引アカウント | ・現物取引、現物マージン取引、レバレッジトークン、USDT無期限契約、USDC無期限契約、USDCオプション、USDC先物の取引のみが試せる ・統合取引アカウントのみが試せる ・ワンクリックで利用できる |
テストネットでは全ての機能が試せる
テストネットとは、Bybitのサイトと同じ外見をしているものの、URLが「https://testnet.bybit.com/ja-JP」となっているサイトのことです。
Bybitのテストネットは、Bybitが新サービスを立ち上げるときなどにテストとして使う開発環境です。
この開発環境はBybitの本家サイトと同じ構造をしているので、ここから口座開設を行うと、本物のウォレットと同じ形で架空の資金が入ったウォレットが作成されます。
Googleアカウントで口座を作ると簡単ポン!
テストネットでは、Bybitのサービスを基本的にすべて試すことができるのが特徴です。特に、資産運用の機能を試してみたい方にはおすすめです。統合取引アカウント(UTA)導入以前に利用されていた「標準アカウント」の機能を試すこともできます。
一方デメリットは、口座開設からの一連の流れを経てデモ口座が開設されるため、少し手間がかかることです。
統合取引アカウントはすぐ使える
Bybitでデモ取引(デモ口座)を行うもう一つの方法は、統合取引アカウント(UTA)のデモ機能を利用することです。
統合取引アカウントは、2023年1月にサービス開始された、現物取引やデリバティブ取引を一つのアカウントで取引できるアカウントです。統合取引アカウントの導入に伴い、Bybitのメニューからワンクリックでデモ取引が利用できるようになりました。
ワンクリックで手軽にお試しできるというメリットがありますが、この機能では統合取引アカウントで利用できる以下の取引のみしかお試しができません。
- 現物取引
- 現物マージン
- レバレッジトークン
- USDT無期限
- USDC無期限
- USDCオプション
- USDC先物
資産運用などのほかの機能や、標準アカウントの機能を試したい場合は、これまで通りテストネットを使う必要があります。
統合取引アカウントについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。↓↓↓↓↓
Bybitのデモ取引(デモ口座)でできること
ここからは、Bybitのデモ取引(デモ口座)で確認できることについて紹介します。
仮想通貨取引所のデモ取引は、操作方法やマージンモードなど特に理解しずらい点を確認するために利用されることが多いです。
Bybitのサイトは複雑な操作なども多いので、デモ取引で内容を確認しておきましょう。
取引の操作方法
Bybitはさまざまな取引商品を用意しているため、各取引商品で微妙に操作が異なります。
そのため、各取引商品の操作方法を確認しておくことが重要です。
デモ取引で操作方法を確認しておけば、USDCオプション取引のようなマイナーな取引も安心して行うことができます。
取引操作に慣れればかなり使いやすい仮想通貨取引所だポン!
マージンモードと必要証拠金
Bybitの統合取引アカウントでは、以下の3つのマージンモードがあります。それぞれのマージンモードで必要証拠金や強制決済価格がどうなるのかがわかりにくいため、これらを事前に把握するためにデモ取引(デモ口座)を利用できます。
マージンモード | 特徴 |
分離マージンモード | ・アカウント内にある資産の一部を担保に(証拠金に)取引する形態 ・分離することでリスクが限定される |
クロスマージンモード | ・アカウントにある全ての資産を担保に(証拠金に)取引する形態 ・資金効率がよい |
ポートフォリオマージンモード | ・保有する資産やポジションの組み合わせでリスクが相殺される場合に必要な担保(証拠金)が少なくなる形態 ・少額の証拠金でポジション維持が可能 |
特に、分離マージンモードでは、設定したレバレッジによって強制決済価格が大きく変わりますので、事前にデモ口座で確認してみることをおすすめします。
分離マージンの仕組みについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。↓↓↓↓↓
Bybitのデモ取引(デモ口座)の使い方
ここからは、Bybit(バイビット)の2種類のデモ取引(デモ口座)の使い方を紹介します。
Bybitの全機能をお試ししたい方は「テストネット」を、統合取引アカウント(UTA)の機能のみを簡単にお試ししたい方は「統合取引アカウント」のやり方を参考にしてください。
テストネット
Bybit(バイビット)のテストネットでデモ取引(デモ口座)を利用したい場合は、デモ口座の開設とデモトレード用の資金の入金の操作が必要になりますので、両方の操作を行ってください。
「https://testnet.bybit.com/ja-JP/」にアクセスすると、Bybitと外観がそっくりなサイトが表示されますので、リアル口座の開設手続きと同様に「登録」をクリックします。
リアル口座と同様にアカウント作成の手続きを行います。下部に表示される、GoogleやAppleのアカウントとの連携機能が便利です。
ログインしたら、上部メニューの右側にある「資産」にカーソルを合わせてメニューを表示させます。
資産メニューを表示させたら、「資産一覧」に表示される金額(デフォルトでは0.00USD)をクリックします。
「資産一覧」ページの上部右側に表示される「テストネット用の通貨を申請」をクリックします。
テストネット(デモ口座)用の資金は24時間に1回しかリクエストできない旨の注意が表示されますので、「申請」をクリックすると資金が入金されます。
デモ口座用の資金は「資金調達アカウント」に入金されますので、10,000USDTと1BTCが入金されていることを確認してください。
統合取引アカウント
統合取引アカウントのデモ取引(デモ口座)は、以下の手順でBybitのメインサイトにログインしたまま利用できます。
利用するにはBybitのアカウントが必要なので、まだ開設していない方は以下のリンクから先に開設してください。
トップページ上部の「デリバティブ」メニューから「デモ取引」をクリックします。
リアル口座と同じ外観のデモ口座が立ち上がりますので、デモ取引に利用してください。
左上に「デモ取引」と表示されるのが特徴なので、リアル口座と間違えないようにしてください。
デモ取引を停止してリアル口座に戻りたい場合は、右上にある「デモを停止」ボタンをクリックしてください。
Bybitのデモ取引(デモ口座)を活用しよう!
デモ取引(デモ口座)というと初心者向けの練習台のように見られがちですが、Bybitの取引商品には複雑なものが多いので、実際に資金を投じる前のシュミレーションとして便利に利用できます。
統合取引アカウントが導入されたことで、より便利にデモ取引が利用できるようになりましたので、ぜひ活用してみてください!
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