Bybit(バイビット)でレバレッジをかけた取引をする際には、3種類のマージンモードが利用できます。
従来からあったクロスマージン・分離マージンに加えて、統合取引アカウント(UTA)が導入されたことで、クロスマージンよりもさらにマージンを有利にできる「ポートフォリオマージン」が追加されました。
統合取引アカウントについてよくわからない方はこちらの記事を参考にしてください。↓↓↓↓↓↓↓
この記事では、Bybitの3種類のマージンモードや設定の変更方法について紹介します! 新しく追加されたポートフォリオマージンについても詳しく解説しています。
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そもそもBybitのマージンモードとは?
マージンモードとは、Bybit(バイビット)で主にレバレッジをかけた取引をする際の証拠金の計算方法のことです。
これまではレバレッジをかけた取引限定でしたが、統合取引アカウント(UTA)が導入されたことで、「別の仮想通貨を担保にして仮想通貨の現物を購入する」ことが可能になったため、現物取引にもマージンモードが影響するようになりました。
そのため、マージンモードは以下のタイプの取引に適用されます。
- 現物、現物マージン
- USDT無期限、USDC無期限、USDC先物
- USDCオプション
Bybitの3種類のマージンモードを紹介
ここからは、Bybit(バイビット)の3種類のマージンモード(クロスマージン・分離マージン・ポートフォリオマージン)を紹介します。
大きく違いがあるのはクロスマージンと分離マージンです。新しく追加された「ポートフォリオマージン」は、簡単に説明するとクロスマージンをプロ向けにしたものなので、基本的な性質はクロスマージンと同じです。
クロスマージン
Bybitのクロスマージンモードは、統合取引アカウントにある全ての資産を担保に(証拠金に)取引する形態のことをいいます。
Bybitのレバレッジをかけた取引では、このクロスマージンがデフォルトになっています。
統合取引アカウント内にある”全ての資産”を担保とするため、強制決済のリスクを下げられるのがクロスマージンの魅力です。
ただし、取引ペアの価値が維持証拠金よりも低くなりポジションが強制決済された場合、トレーダーは担保として差し出した資産、つまり、アカウント内にある全ての資産を失います。
クロスマージン取引でポジションを強制決済されると、アカウント内の資産をすべて失ってしまうっコ!
アカウント内のすべての資産を担保にすることができるため、利益の出ているポジションと損失の出ているポジションがあった場合、相殺することができます。
複数の資産を担保にできるという統合取引アカウントの特徴により、USDT無期限契約で発生した利益とUSDC無期限契約で発生した損失など、タイプの異なる取引の間でも相殺が可能です。
分離マージン
Bybitの分離マージンモードは、統合取引アカウント内にある資産の一部を担保に(証拠金に)取引する形態のことをいいます。
担保にした資産は、トレーダーの口座残高から分離されます。
分離マージンモードでは担保にする資産が少ないため、クロスマージンモードに比べて強制決済のリスクが上がります。
ただし、ポジションが強制決済されたとしても失うのは分離された資産(担保にした資産)に制限されるため、クロスマージンモードのようにアカウント内にある全ての資産を失うことはありません。
分離マージンには以下のデメリットがあります。
- 現物マージン取引・USDCオプションでは利用できない
- 複数の資産を担保にできない
詳しくはこちらの記事にまとめました。↓↓↓↓↓
現物マージン取引についてはこちら↓↓↓↓↓
ポートフォリオマージン
ポートフォリオマージンでは、クロスマージンと同様にアカウント内の全ての資産を担保に取引しますが、保有する資産やポジションの組み合わせによっては、リスクが相殺されているとみなされて通常のクロスマージンよりも必要な担保(証拠金)が少なくなります。
必要証拠金が減るのはいいことだポン!
ただし、どの程度証拠金が減るのかの計算が複雑なので、ポートフォリオマージンで証拠金が減ることを当てにして取引してしまうのはリスクがあります。
ポートフォリオマージンを利用する際は、以下の点にも注意してください。
- 1000ドル以上の保有が条件
- ヘッジができない
ポートフォリオマージンはプロ向けのマージンモードなので、利用の際には口座の資金が1000ドル以上である必要があります。
また、ポートフォリオマージンでは、ヘッジができません。
同じポジション量で両建てをすると、相場が上昇しても下落しても損益は変わらない状態になります。例えば買いポジションで利益が出たとすると、それと同じ額の損失が売りポジションで発生しているからです。
そのため、メリットのない言われることもありますが、両建てを利用するトレーダーもいます。
例えば、長期的には相場が上昇すると見込んで買いポジションを持ったものの、一時的に大きな下落が発生した場合で考えてみましょう。両建てをすれば、売りポジションで短期的な利益を得ながら、相場が転換して買いポジションも利益になるのを待つことができます。
分離マージンとクロスマージンでは、USDT無期限契約に限りヘッジモードを利用できます。
Bybitでマージンモードを変更する方法
Bybit(バイビット)では、以下の方法でマージンモードが変更できます。
3種類のマージンモードの中から分離マージンを選択します。
Bybitのマージンモードはポジション保有中でも変更できます。ただし、変更先のマージンモードでは利用できない機能を利用したポジションを保有している場合は変更できません。また、モード切替後すぐにロスカットされるのを防ぐため、リスクパラメーターである必要証拠金率(IMR)の要件が設定されています。
マージンモードの変更ができなかった場合、最下部にある「条件を確認」をクリックして、マージンモードを変更するための条件を満たしているか確認してください。
【まとめ】初心者におすすめなのは分離マージン
投資初心者がBybit(バイビット)でマージン取引をする場合、分離マージンモードをおすすめします。
▼クロスマージンと分離マージンの違い
クロスマージン | 分離マージン | |
担保(証拠金)にする資産 | 全ての資産 | 一部の資産 |
強制決済のリスク | 低い | 高い |
強制決済時の損失 | アカウント内の全ての資産 | 一部の資産 |
クロスマージンと分離マージンの最も大きな違いは、強制決済された場合に失う資産の範囲です。
クロスマージン取引では統合取引アカウント内にある全ての資産を担保にするため、ポジションを強制決済された場合の損失は大きくなります。
一方、分離マージン取引では担保にする資産を口座残高から切り離しますので、強制決済された場合の損は限定的です。
投資初心者は分離マージン取引から始めてみよう!
仮想通貨は値動きが激しい商品ですので、価格が急変動して強制決済されてしまった、といったケースは珍しくありません。投資初心者の方には、リスクが限定的で資金管理がしやすい分離マージン取引をおすすめします。
それぞれのマージンモードの違いがわからない方は、デモ口座で取引してみましょう!
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