国番号「44」がついた国際電話がいきなりかかってきた経験はないでしょうか?僕は、少なくとも2021年の7月から、頻繁にかかってきています。
しばらく無視していましたが、あるとき間違って電話に出てしまいました。結果は、FXの有料教育サービスを提供する「Income Pro Net」の営業電話でした。このサイトは日本語版サイトができていて、日本人を対象に営業しているようです。
FXをやっている日本人の電話番号をなぜか知っていることから、海外FX業者から電話番号が流出したのではないかと思います。
Income Pro Netとはどのようなサイトなのか、怪しげな会社のリスクなどを紹介します。
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国番号「44」の電話の正体は?
「44」はイギリスの国番号なので、発信国はイギリスです。具体的な番号は複数あるようですが、「+44 20」で始まる場合が多いです。電話に出たところ、発信者は英語を話す男性でした。
要件は「Income Pro Net」というFX自動売買の営業電話で、なぜイギリスから日本にかけてきたのかが気になったので、サイトを調べてみました。
気になったのでサイトを見てみたところ、2022年2月末には英語サイトのみ、しかも明らかに雑な作りのサイトでした。しかし、2022年3月末に再度見てみたところ、かなりデザインが進化し、日本語版サイトができていました。
営業の人は、「自動売買サービス」と言っていましたが、サイトを見てみると、FXの学習プランを販売しているようで、2022年3月現在では特に自動売買サービスについて言及はありません。500ドルのゴールドパッケージのサービスの一部だそうなので、ゴールドパッケージのところに書いてある「毎日の信号」というのがそれにあたるのかもしれません。
教材を提供したり、マンツーマンのトレーニングがついたりなど、サービスはいろいろですが、このようなサイトは海外だとかなり数があります。日本ではあまりポピュラーではないようなので、商機があると思ったのでしょう。
しかし、日本人に英語で営業電話をかけるあたり、営業のセンスはなさそうです。9割方切られて終わっているのではないかと思われます。
ちなみに、電話番号の流出元は、海外FX業者を疑っています。それ以外にFX関連で電話番号を登録したことはないからです。ただ、有名・無名を含めて20社くらいは登録していたため、具体的にどこから流出したのかは不明です。
自動売買システムは詐欺が多いので注意
サイトでは確認できませんが、営業の人は自動売買システムの説明がメインでした。それによると、「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を組み合わせたもので、自動売買システムが行う取引はすべて、社内のアナリストの審査を受ける」という仕組みだそうです。
自動売買は詐欺が多いので、すごそうな宣伝文句を並べられても慎重になったほうがいいです。
海外FX業者が採用しているMT4・MT5の自動売買(EA)は、仕様上ファンダメンタルズの要素を考慮に入れることができないので、もしファンダメンタルズ分析を行っているのが本当だとしたら、独自のシステムだと思われます。独自のシステムを独自の取引プラットフォームで使うか、MT4・MT5に受信用EAを設置してIncome Pro Netで行った取引判断を転送するかどちらかの形式でしょう。
自動売買にはトレーダーの感情を排して客観的なデータに基づいて取引できるというメリットがあるのですが、それだけではなかなか勝てないので、自動売買が検出したエントリーポイントを専門家が個別に判断して最終的にエントリーするかどうかを決めるというのは、「詐欺でないならば」「そもそもの自動売買のロジックや審査するアナリストが優秀であれば」という条件付きですが、仕組みとしては理想的といえます。
テクニカルとファンダメンタルズを組み合わせられると強力だポン!
しかし、自分の口座のトレードを他人に任せるには、任せ先が信頼できるかどうかが非常に重要になります。信頼できる要素としては、例えば、有名メディアに取り上げられた、金融ライセンスを持っているなどがありますが、サイト上ではそのような要素が一切提示されていないため、お金を預けるという決断はなかなかしづらい状況です。
ちなみに、この自動売買の費用は、教材など様々なサービスが含まれる500ドルのゴールドパッケージを購入することと、自動売買で得た利益の3%だそうです。
怪しげな営業電話のリスク
日本人にわざわざイギリスから英語で営業電話をかけてくる、そして日本語版サイトも作ってしまうアクティブさに驚き、少し興味を持ちましたが、コピートレードは、よほど信頼できるところでなければリスクが高いものになりますので、全くおすすめはしません。
コピートレードのリスクというのは、例えば大元のトレーダーが負け続けてメンタルが崩壊してめちゃくちゃなトレードを始めてしまったり、取引戦略にナンピンが含まれていて一晩で資金がなくなったりしたりすることがあります。
また、コピートレードサービスの提供元と口座の管理元(FXブローカー)が同じ場合は、取引ツール上で負けたように見せかけて資金持ち逃げをするリスクがあるので特に危ないです。「取引ツール上で負けたと見せかける」手法はよく行われていて、最近ではFXSuitがスワップ3すくみでやったようです。
今回の「Income Pro Net」がどちらのタイプかはわかりませんが、知名度の低いコピートレードを利用する際は口座の管理元について注意して確認することをおすすめします。
コピートレードにはそもそもコピー元が危険な取引をするリスクがありますが、もしやるのであれば、少なくとも業者側のリスクは低い大手海外FX業者でやるのがいいでしょう。HFMやExness(エクスネス)はコピートレードサービスを提供しています。
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