FXの追証・強制決済・ロスカットは、なんとなく「ヤバイ」という雰囲気は感じるものの、「実際にどうなるか?」は分かりにくいですよね。
しかし、追証・強制決済・ロスカットは、取引を行っていれば、誰しも起こってしまう可能性がありますので、「どうなるか?」はしっかり理解しておきたいところです。
特に、国内FXと海外FXではこの3つにかなり違いがありますので、どちらを使おうか迷っている方は、違いを確認してみてください!
今回はFXの追証・強制決済・ロスカットの流れや国内FX・海外FXの違いを解説していきます。
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追証・強制決済・ロスカットの基準となる証拠金維持率とは?
追証・強制決済・ロスカットの解説の前に『証拠金維持率』について解説します! 証拠金維持率は、追証・強制決済・ロスカットについて理解するうえで欠かせない言葉なので、合わせて押さえておいてください。
証拠金維持率(%)=有効証拠金(口座資金)÷必要証拠金
このように、必要証拠金に対して口座資金がどの程度の余裕があるのか?を表しているのが「証拠金維持率」です。
例えば、1ドル=100円の時。レバレッジ25倍で1万通貨取引する場合の必要証拠金は4万円です。
実際に口座資金が4万円ピッタリなら、証拠金維持率は「4÷4=100%」です。1万円の含み益で「5÷4=125%」となり、1万円の含み損で「3÷4=75%」となります。
そして、もし5万円の含み損になった場合、理論上では口座資金はマイナスになりますよね?(※ 4-5=-1万円)
もしこんな状況になってしまえば、トレーダーは借金を背負うことになります。顧客に借金を負わせてしまうのは、FX業者としても色々と面倒なので、避けたいと考えています。
そこで、そんなリスクを極力避けるためのルールが、今回解説する「追証・強制決済・ロスカット」なのです。
ですから、「追証・強制決済・ロスカット」の3つはなんとなく怖いイメージがありますが、実は顧客と業者の両方を守るためのシステムでもあります。
国内FX業者と海外FX業者の追証の違い
ではいよいよ、追証・強制決済・ロスカットがどのように発動するかを解説します。
主に国内FX業者の流れで解説し、海外FX業者では違うルールが適用される場合は補足説明を入れていきます。
追証とは?
追証(おいしょう)とは、レバレッジ取引で証拠金維持率がFX会社の基準(国内FX業者の場合は100%が多い)を下回った時に、業者から「追加で証拠金を入金してください」と促されることを言います。FXでは「マージンコール」、または「ロスカットアラート」とも呼ばれています。
追証はロスカットが発生するよりも前(証拠金維持率がより高い時点)に発動する警告のようなものです。追証による警告がなく、いきなりロスカットになる国内FX業者もあります。
例えば、1ドル=100円の時。
レバレッジ25倍で1万通貨取引する場合の必要証拠金は4万円ですが、含み損によって口座資金が4万円を割った時に、追証が発生してしまいます。
また、FXはレバレッジ25倍で取引が可能でも、本当に必要証拠金分だけしか入金しなかったら、取引した瞬間に証拠金維持率が100%を下回ってしまいます。
なぜなら、FXにはスプレッドがあるからです。たとえば、ドル円のスプレッドが1pipsの場合、1ドル=100円で買い注文が約定したとしても、決済レートは99.99円となります。

ですから、理論的には必要証拠金だけでの取引というのは、基本的には不可能です。
ただし、FX業者によっては追証を採用していない所もあります。また、100%以下ではなく、別の水準を定めているFX業者もあります。
この辺に関しては、利用しているFX業者の規約などをしっかり確認しておきましょう。
海外FX業者では追証はない
FXにおいて追証は二つの意味で使われることがあります。一つ目は、先ほど説明した、証拠金が低下した際にポジションを維持するために差し入れる資金です。そしてもう一つは、口座残高がマイナスになったときに追加で支払わなければいけない資金です。
必要証拠金が多い国内FXでは、口座残高がマイナスになることはほぼ起きませんが、スイスフランショックなどの相場の大変動があった際にはマイナスになることがあります。マイナスを消すために支払う追証は、保有ポジションはもう決済されてしまっているため、「失敗の尻ぬぐい」という形になります。
海外FX業者では、マイナス残高が発生しないゼロカットの仕組みがありますので、後者の意味での追証は発生しないというメリットがあります。

また、前者の意味での追証(証拠金が低下した際にポジションを維持するために差し入れる資金)も基本的には発生しません。
海外FX業者でも証拠金が低下した際に自分で気づいて入金することはありますが、FX会社側から追証を求めるメールなどは送られないからです。
海外FX業者で「マージンコール」と呼ばれるものは、単に取引ツールのMT4・MT5の画面の表示が若干変わるだけです。スマホ版では、通常は青色の部分が赤くなります。
レバレッジが高い海外FX業者では、マージンコールの状態になってから実際にロスカットが発動するまでの猶予が国内FX業者に比べて短いです。数分~1時間程度でロスカットになってしまうこともありますので、追加入金はマージンコールになる前に検討することをおすすめします。
国内FX業者と海外FX業者の強制決済・ロスカットの違い
国内FX業者は、「強制決済(指定期間内に追証に応じない場合)」と「ロスカット(証拠金維持率が一定を下回った場合)」の二つの仕組みがありますが、追証のない海外FX業者には「強制決済」の仕組みはありません。
「ロスカット」の仕組みしかない海外FX業者では、ロスカットのことを「強制決済」や「強制ロスカット」と呼ぶこともあります。
では、強制決済やロスカットの仕組みを紹介します!

強制決済とは?
追証が発生すると「翌日の午前6時まで」のように、FX業者から入金期限が設定されます。
そして、そのまま入金されなかった時に強制的にポジションを決済されてしまうのが『強制決済』です。
この入金期限もFX業者によって異なる場合がありますが、大体がその日の市場が閉まる時間帯(ニューヨーク市場が終わる時間帯)であることが多くなっています。
ロスカットとは?
追証発生後、さらに含み損が拡大して、証拠金維持率が一定の水準を下回った場合に行われるのが『ロスカット』です。ロスカットも強制決済と同じように、強制的にポジションが決済されます。
この一定の水準というのは、50%であったり20%であったりと、各FX業者によって異なります。トレーダー自身が変更できるところもあります。
ただし、ロスカットは発動したレートで必ず約定するわけではありません。相場に急激な動きがあった場合には、ロスカットの約定が間に合わず、大幅なスリッページが発生する時もあります。

最悪、口座資金がマイナスになってしまい、マイナス分がトレーダーの借金になってしまうこともあるのです。
ですから「ロスカットがあるから絶対に大丈夫」とは言えませんので、そういうリスクも受け入れて行うのがFXであるということを理解しておきましょう。
海外FX業者の場合は、ゼロカットの仕組みによりマイナス残高は発生しません。
まとめ
今回はFXの追証発生から強制決済・ロスカットまでの流れと、国内FX業者・海外FX業者の違いについて解説してきました。
- 追証:証拠金維持率が一定以下になった時、業者から追加の入金を催促されること
- 強制決済:追証の入金期限まで入金できなかった時に、ポジションが強制的に決済されること
- ロスカット:証拠金維持率がある一定の水準を下回った時に、ポジションが強制的に決済されること
このあたりのルールについては各FX業者での違いが大きいため、利用している業者の規約でしっかり確認しておいてくださいね!
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