FXのリスクと言えば『損失が出ること』を考えますよね。
しかし、FXのリスクは損失だけではありません。FXには大きく分けて5つのリスクが潜んでいます。全てを完全に防げるわけではありませんが、できる対策はしておきたいところです。
今回は「FXのリスクの種類とリスク管理」について解説していきます。
FXのリスクの種類とリスク管理について
FXのリスクの種類を紹介するとともに、リスク管理について解説します。
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
- 金利変動リスク
- 信用リスク(倒産リスク)
- システムリスク
為替変動リスク
為替相場の価格変動によって、損失が出る可能性があるリスクを『為替変動リスク』と言います。
これが最初にお伝えした「損失がでること」ですね。価格変動リスクや相場変動リスクとも呼ばれています。
未来は誰にも予想できませんので、どんな手法でも、どんなツールを使っても、どんなに一流のトレーダーでも、エントリー方向と逆に動く可能性があります。
ですから、FX取引を行うなら、為替変動リスクは絶対に避けることができません。
そこで、為替変動リスクを管理する方法として「損切り」があります。
「損切り=負け」なので、なるべくしたくないと思ってしまうかもしれませんね。確かに損切りをしなければ、レートが戻ってプラスで決済できる可能性はあります。
しかし、損切りをしなかったために、強制決済やロスカットになってしまい、たった1回の取引で口座資金の大部分を失ってしまう可能性もあります。
だからこそ、ポジションと逆方向に進んだ時には、自分の想定の範囲内で損切りしなければいけないのです。
損切りはルールを決めてしまえば誰でもできますので、相場の世界で生き残りたいなら、損切りは絶対に行いましょう。
流動性リスク
「流動性=取引量の多さ」という意味ですが、取引量が少ない通貨ペアほど『流動性リスク』が高くなります。
取引量が少ないということは、取引したい人も少ないということです。注文した価格で約定できなかったり、価格が飛ぶように一気に動いたりすることもあります。
ですから、取引量が少なくて流動性が低いということは、それだけでリスクになるのです。
また、取引量の少ない通貨ペアは、具体的にはマイナー通貨が挙げられます。
ただし、メジャー通貨でも、地震・テロ・要人発言などで相場が混乱している時には注文が通りにくくなる時もあります。
ですから、相場が異常事態になっている時には、メジャー通貨でも取引は控えたほうが無難です。
金利変動リスク
各国の金利が変動した時、思ったほどスワップが貰えない可能性があることを『金利変動リスク』と言います。
各国の政策金利は常に一定ではありません。その時の経済状況や政権によって変わります。
ですから、高スワップ通貨ペアとして有名な豪ドル円でも、ずっと同じような高スワップを貰えない可能性があるのです。
金利変動リスクは、自分で管理はできませんが、そういったリスクがあることを理解しておき、貰えなくなった時のことを考えておきましょう。
ちなみに、1年間でもらえるスワップよりも、価格変動のほうが大きくなる可能性のほうが高いので、そもそもスワップだけを狙って取引するのは、あまりオススメできません。
信用リスク(倒産リスク)
FX業者が倒産した時に、資金が戻ってこない可能性があるリスクを『信用リスク(倒産リスク)』と言います。
ただし、現在は顧客の資金を守るための信託保全が義務化されていますので、もぐりの業者や海外業者以外なら、まずその心配は無いと言えます。
なので、FX業者を選ぶ時には、日本国内での営業が認められていて、しっかりと全額信託保全している業者を選びましょう。
しかし、口座資金が守られていても、FX業者が倒産すると色々と面倒ですよね。
そこで、利用するFX業者の倒産リスクを極力避けるために『自己資本規制比率』を確認してください。
自己資本規制比率は、FX業者の経営の安定性を図るバロメーターのようなものです。年4回(3月・6月・9月・12月)公表されており、140%以下で金融庁の監視下に置かれ、100%以下で業務停止となります。
ですから「何%なら大丈夫」というわけではありませんが、まずはなるべく数値が高い業者を選んでおくことです。
そして、万が一、自己資本規制比率が大きく下がってしまった場合に備えて、他にもいくつかのFX業者に口座を開設しておきましょう。
システムリスク
システムリスクには、自分の通信機器の不調などがあります。
例えば、エントリー後にPCがフリーズしてしまい、復旧後に確認したら、想定以上に損失が膨らんでいたような場合です。
このような場合に備えて行っておきたい対策は、大きく分けると2つあります。
- 普段からPCのメンテナンスを行っておく
- 万が一の場合に備えて、取引用のアプリをスマホにインストールしておく
面倒かもしれませんが、やれば誰でもできることなので、できることはしっかり行っておきましょう。
また、システムリスクは業者側にもあります。たとえば、サーバーがダウンして取引ができないというような場合ですね。
ただし、業者側のシステムリスクは避けることはできません。
しかし、倒産リスクと同様に、もしもの時のために、他のFX業者にも口座を開設しておいて、リスクを分散することを考えておきましょう。
まとめ
今回は「FXのリスクの種類とリスク管理」について解説してきました。
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
- 金利変動リスク
- 信用リスク(倒産リスク)
- システムリスク
これらのリスク対策は面倒なことも多いですが、知らないままで、何も対策しないことが最大のリスクです。どんなやり方でも絶対に回避できる方法はありませんが、できることはしっかりと対策をしていきましょう。
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