Bybit(バイビット)で人気のサービスにローンチパッドがあります。これは、MNT(マントル)トークンの保有量に応じて、または条件をクリアすると抽選で、新規発行される仮想通貨(暗号資産)を購入できる権利をもらえるサービスです。
 たぬき
たぬき株の世界の「IPO(新規株式公開)」と似ているポン!
IPOと同様に、ローンチパッドの大きなメリットは仮想通貨の発行後の値上がり益が狙える点です。
魅力的なサービスですが、仕組みがやや複雑なので、しっかり理解してから参加しましょう!
Bybitにはローンチパッドのほかにもローンチプールという似た名称のサービスがありますので、この二つの違いについても解説します。
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Bybitのローンチパッドとは


ローンチパッドとは、Bybit(バイビット)以外でも行われているサービスで、新規発行される仮想通貨を購入できる権利が得られるものです。
仮想通貨プロジェクトが資金を集める目的で行われ、ローンチパッドで配布された仮想通貨はその後市場に流通します。
まずは仮想通貨のローンチパッドとはどのようなものかについて以下の点から紹介します。
- 取引所を介した比較的信頼できる仕組み
- 割安価格で販売される
取引所を介した比較的信頼できる仕組み
仮想通貨が普及し始めた初期には、新規仮想通貨の発行はプロジェクト側が直接仮想通貨を販売するICO(新規暗号資産公開)が主流でしたが、これには第三者の審査がないため詐欺リスクが高めでした。
ICOが盛んだった2010年代には詐欺プロジェクトが投資家資金を持ち逃げする事件が多発していました。
その後に人気になったIEOではBybitのような取引所がプロジェクトの審査・仮想通貨の販売・管理を行うため、詐欺リスクや信頼性の観点で安全性が高められています。ローンチパッドは、仮想通貨の発行方法としてはこのIEOに分類されます。
取引所が主体となるローンチパッド(IEO)では、詐欺プロジェクトを排除でき、仮想通貨プロジェクトにとっても投資家にとっても安心できる仕組みです。
割安価格で販売される
ローンチパッドでは、割安価格で新仮想通貨が販売されます。
ローンチパッドで仮想通貨を購入すれば、ユーザーは上場直後の上昇を狙って売り抜けたり、プロジェクトの発展を待って売却したりできます。
あくまで傾向ですが、新規発行直後の仮想通貨は上場しやすいです。
株の世界のIPOも同様ですが、プロジェクト側が資金を集めるために割安に設定するためです。
ローンチプールは指定の仮想通貨をステーキングすると無料で新しい仮想通貨がもらえる仕組みですが、ローンチパッドは購入する権利を受け取るものであり、新しい仮想通貨の受け取り時にはその代金が口座から差し引かれます。
国内取引所でも、コインチェックが新規発行されるパレットトークンの先行販売(IEO)を行った際は、最初に大きく値上がりしたことで話題になりましたね。後で値崩れするかどうかはともかく、一番最初は安く買えるチャンスなので儲かりやすいです。


チャートはTradingViewを使用しています↓↓↓↓↓
Bybitのローンチパッドの仕組み
Bybit(バイビット)のローンチパッドの仕組みは複雑です。以下の3点から解説します。
- コミットで参加
- MNTとUSDTは割り当て方法が異なる
- 資金が拘束される期間が短い
コミットで参加
Bybitのローンチパッドは、MNT(マントル)またはUSDT(テザー)の二種類を計測期間中にアカウント内に保有しておき、参加申請(コミット)をすることで参加できます。ユーザーはどちらかの方法にするかを自由に選べます。
ローンチパッドへの参加の意向があるかないかに関わらず計測期間中に保有資産の計測は行われます。つまり参加資格の判定ですね。
計測期間が終わったら、参加を申請する「コミット期間」が設定されています。
参加をしたい場合、計測期間中に指定の資産を保有しておき、コミット期間中に忘れずにコミットすることでローンチパッドに参加できます。
MNTとUSDTは割り当て方法が異なる
MNT(マントル)またはUSDT(テザー)のどちらを選んでも、「コミットして新規上場トークンの購入権を得る」という点では一緒ですが、分配の方法は異なります。
MNT(マントル)でコミットした場合、計測期間中に50 MNT以上を保有していれば、コミットしたMNTの量に応じて購入権が分配されます。計測期間中に多くの量を保有していても、コミットする量は自分の好きな量に設定できます。
MNT(マントル)は、Bybitのキャンペーンの参加資格として使用されることの多い仮想通貨で、イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Mantle Network」で使われているネイティブトークンです。Bybitが主導するBitDAOというプロジェクトのBITトークンからMNTにリブランドされたものです。
MNTコミットによって割り当てられる数量は、以下の式で決定されます。
コミットしたトークンの数量 ÷ 参加者全員がコミットしたトークンの合計数量× ローンチパッドに割り当てられた新規仮想通貨の合計数量
MNTでローンチパッドに参加する場合、条件を満たしていれば購入できますが、ほかの参加者が多ければ購入できる量が少なくなる可能性があります。自分が保有するMNTの数量と他のユーザーが保有する数量の比で購入額が決まるためです。
一方、計測期間中に100 USDT以上を保有していればUSDTでのコミットも選択できます。
USDTの場合は、保有量に応じて配布されるのではなく、指定の条件をクリアすると抽選券が得られます。
USDTで参加する場合、抽選に当選しないと購入できませんが、購入できる数量は固定です。保有するMNTが少ない人の場合はUSDTでの参加のほうが多くのトークンを購入できる可能性があります。
資金拘束される期間が短い
ステーキングやローンチプールと異なり、ローンチパッドでは資金が拘束される期間が短いです。


保有している資産を計測する計測期間(数日間)には、資金調達アカウント、現物アカウント、デリバティブアカウント(または統合取引アカウントとインバースアカウント)のMNTまたはUSDT残高が計測対象となるため、資金は拘束されません。統合取引アカウントについて詳しくはこちら↓↓↓↓↓


その後コミット(参加申請)をした後は実際の配布まで資金が拘束されますが、これは数時間と短く設定されているため、資金拘束の負担が少ないです。
コミット期間が少ないため、コミットし忘れないように注意しましょう。申請はスマホでもできるので、サラリーマンで仮想通貨投資をしている人は休憩時間にささっと済ませてしまいましょう。
購入が確定すれば、その分の資金がアカウントから差し引かれ、代わりに購入済みの仮想通貨がアカウントに入金されます。
Bybitのローンチパッドの注意点
ここからは、Bybit(バイビット)のローンチパッドの注意点を3点紹介します!
- MNTの大量保有が必要
- コミット期間が短い
- 初日売り抜けが多い
- 最大数量が決まっている
MNTの大量保有が必要
ローンチパッドは「買いたい分だけ買えるわけではない」キャンペーンです。計測期間中にどれだけMNT(マントル)トークンを保有していたかで、購入できる金額が決定します。
このMNTトークン保有金額の要件がかなりシビアです。
ローンチパッドに参加するための最低金額は50 MNTで、1MNT=1.8ドル程度なので、「50 MNT × 1.8ドル × 150円」で計算すると1万3500円分を保有していれば参加できます。
しかし、最低金額で参加すると、ローンチパッドでもらえる金額はかなり少なくなってしまいます。
2025年のローンチパッドで「XTER」という仮想通貨が登場した際に50MNTで参加した場合で計算してみると、「50MNT(コミットしたトークンの数量) ÷ 79,309,468 MNT(参加者全員がコミットしたトークンの合計数量)× 3,750,000 XTER(ローンチパッドに割り当てられた新規仮想通貨の合計数量)」なので、2.4XTERしか受け取れません。ローンチパッド後の高騰が落ち着いた後のXTER価格は0.067ドルなので、ドル換算すると0.18ドルという少額になってしまいますね。



まとまった量の仮想通貨がほしいなら、数十万円くらいMNTトークンが必要ということだっコ!
どれぐらいのMNTトークンを保有していたらどれぐらい購入できるかは、ローンチパッド用の購入枠の総額を他の参加者と山分けする形になるので、毎回変動します。人気の仮想通貨ほど、MNTトークンをたくさん保有している必要があります。
コミット期間が短い
ローンチパッドの仕組みのところでも紹介しましたが、ローンチパッドはコミット(参加申請)の期間が短く設定されています。
スピーディーに仮想通貨を受け取れるのはいいことですが、仕事をしている人にとっては参加しづらい条件になります。
前回のコミット期間は「03:30 UTC」に設定されていて、これは日本時間で12:30にあたります。



お昼休みまでに済ませるポン!
初日売り抜けが多い
ローンチパッドに登場した仮想通貨は、ローンチパッド分の配布後すぐにBybitに上場します。
その際、購入時のレートから大幅に上昇した後にすぐ下落する傾向があります。ローンチパッドで安く購入した後に売り抜ける戦略をとる人が多いためです。


長期保有を検討している方はその点も考慮した方がいいでしょう。
攻めの姿勢のトレーダーは、売り抜けやその後の下落を狙ってみてもいいかもしれません。
最大数量が決まっている
ローンチパッドでは、キャンペーンごとに受け取れる最大数量が決まっています。
先ほどのXTERのキャンペーンでは、7500XTERの購入上限が設定されていました。上場直後の高騰が落ち着いた後は0.067ドル程度に下落したため、この金額で計算すると上限まで受け取っても502ドル分の価値となります。
ローンチパッドは購入時に1 XTER= 0.0312 MNT(0.05ドル)、つまり7500XTERで375ドルの代金を支払っているため、単純計算すると利益は130ドル程度です。
7500XTERの上限まで受け取るのに必要なMNTの量を考えると、あまりコスパのよい投資ではないかもしれません。
Bybitローンチパッドとローンチプールとの違い
Bybit(バイビット)では、ローンチパッドに加えてローンチプールというサービスも提供しており、名前が似ていて混乱してしまうかもしれません。ローンチプールについて詳しくはこちら↓↓↓↓↓


こでは、Bybitのローンチパッドとローンチプールの違いをまとめました。
| ローンチパッド | ローンチプール | |
|---|---|---|
| 開催時期 | 新規発行後 | Bybit上場後 | 
| 配布方法 | 購入 | 無料配布 | 
| ロック期間 | 短い | 長い | 
| 途中引き出し | 不可 | 可 | 
開催時期
ローンチパッドとローンチプールでは、特定の仮想通貨を預けると新しい仮想通貨を購入できる(または無料でもらえる)という点は共通していますが、ローンチパッドは新規発行後すぐの仮想通貨が対象になる点が特徴です。新規発行後なので、株式のIPO(新規株式公開)のような値上がり益が狙えます。
一方、ローンチプールは新規上場前後に仮想通貨を無料でもらえるサービスです。
対象となる仮想通貨のBybitでの上場に合わせてローンチプールのキャンペーンが開催されますが、もともとBybit以外の仮想通貨取引所では取引されていた仮想通貨なので、キャンペーンによる値動きの影響は小さいです。
ローンチパッドと異なり、報酬配布後に上がるというよりはむしろ、その後に売却が多くなることを見越してステーキング期間中に価格が下がることも多いです。
配布方法
ローンチパッドは、新しく発行される仮想通貨を購入できる仕組みなので、有料で参加します。購入枠が保有するMNTトークンの量に応じて、またはUSDT保有者の抽選で決まります。
一方ローンチプールは、指定の仮想通貨をステーキングすれば、対象の仮想通貨が無料でもらえます。
資金ロックと途中引き出し
ローンチパッドでは、資金がロックされるのはコミット期間の数時間だけなので、負担は少ないです。ただし、ローンチプールと違い途中引き出しができないため、配布が終了するまで振替や出金、取引ができなくなります。
一方、ローンチプールは数日のステーキング期間中ロックする必要があるため、ロック期間が長くなります。受け取れる報酬が少なくなりますが、途中引き出しできるため、柔軟性はあります。
Bybitローンチパッドの参加方法
ここからは、Bybit(バイビット)のローンチパッドの参加方法を紹介します。
ローンチパッドに参加するにはKYCが必要になるため、参加したい人は早めに終わらせておきましょう。


ローンチプールのページで計測期間を確認し、MNTで参加する場合は50 MNT以上、USDTで参加する場合は100 USDTをアカウント内に保有してください。
資金調達アカウント、現物アカウント、デリバティブアカウント(または統合取引アカウントとインバースアカウント)のMNTまたはUSDT残高が計測対象となります。資金調達アカウントでは、MNTまたはUSDTの残高、およびローンチプールと積立ステーキングで預け入れたMNTまたはUSDTの残高が自動的にスナップショットで記録されます。その他の商品(例:定期ステーキングやデュアル資産投資)で預け入れた資産はカウント対象外です。
計測期間後のコミット期間中に、ローンチプールのページでコミットを行ってください。
報酬は、コミット期間の後に統合取引アカウント(統合取引アカウントに更新していない場合は現物アカウント)に配布されます。
なお、Bybitのローンチパッドではイベント規約に違反するような不正行為(ウォッシュトレーディング、ボリュームフェイク、複数のアカウント登録、市場操作など)が禁止されています。こうした行為をしてしまった場合、関連アカウントの参加資格が剥奪されてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
特に複数アカウントでの参加は起こりやすいので、必ず1つのアカウントだけで参加するようにしましょう。
Bybitローンチパッドの過去の開催事例
Bybit(バイビット)のローンチパッドに登場した仮想通貨は、最初は爆上げすることが多いです。というのも、最初の価格が低めに抑えられているからです。
過去の事例での仮想通貨の最初の価格は以下の通りです。ちなみに、当初の販売価格はキャンペーン開始時に設定されていて、固定です。
| CropBytes(CBX) | 1 CBX = 0.1 ドル | 
|---|---|
| Genopets(GENE) | 1 GENE = 0.8 ドル | 
| Pintu(PTU) | 1 PTU = 0.25 ドル | 
| Symbiosis Finance(SIS) | 1 SIS = 1 ドル | 
| Realy(REAL) | 1 REAL = 1 ドル | 
| izumi finance(IZI) | 1 IZI = 0.04 ド | 
ここから、過去にローンチパッドに登場した仮想通貨のその後のチャートをみていきます。
CBX
CropBytes(CBX)は農業系ゲームの仮想通貨です。最近Bybitのキャンペーンに登場するゲーム系仮想通貨は、まだプロジェクトの企画段階で実際のリリースはまだというものも多いのですが、CropBytesは、以前からゲームとしてリリースはされていて、仮想通貨だけが新たに作られた状態です。
おもしろいかどうかはわかりませんが、海外ではそれなりに知名度があるようでした。


Bybitに上場以降のチャートは、猛烈に上がった後、停滞しています。日足チャートで長い上ひげになっているので、価格が上昇したのは最初の1日だけだったということですね。


170倍にあたる17ドル台まで上昇したあと0.4ドルまで下がっています。ローンチパッドで購入した人は1CBXを0.1ドルで購入していることを考えると、0.4ドルになっても4倍は儲かっている計算になりますが、今後の期待が持てそうかというと微妙なところでしょう。
GENE
GENEの正式名称は「Genopets」というもので、「ペット」という名前が入っていることからもわかる通り、ポケモンのようなモンスター育成系のゲームです。


ローンチパッド開催当時はまだリリースされておらず、デモ版だけプレイできる状態でした。ジャンルとしてはAxie Infinity(アクシーインフィニティ)と同じだと思われ、期待感だけで買われいている状態です。


上場以降の日足チャートを見てみると、CBXほど猛烈に値下がりしているわけではありません。順調に上場した後、2021年の11月30日から下がり始めていますが、CBXと異なり、上場初日からしばらく経ってから史上最高値を記録している点が特徴です。


PTU
Pintu(PTU)は、インドネシアを拠点とする東南アジア有数の暗号資産取引所のトークンだそうです。
Bybitは「東南アジア有数の」と紹介していますが、CoinMarketCapで見ると、現物にもデリバティブにも名前が入っていません。取引所トークンは上昇するというイメージがありますが、もともとの取引所の規模にも注意が必要です。
日足チャートは、CropBytes(CBX)と同じように、大きな上ひげをつけた後停滞しています。しかし、こちらも元値が0.25ドルであることを考えると、値下がり後でも5倍以上の利益は出ているようです。


SIS
Symbiosis Finance(SIS)は、新しくできた分散型取引所(DEX)のトークンです。マルチチェーンに対応しているのが特徴です。ローンチパッド時点ではサービス自体がまだ正式スタートしていないので、評価はこれからということになり、SISを保有するとすれば青田買いの状態でしたs。
確かにマルチチェーンだと便利なのですが、SIS以外にもいくつかマルチチェーンのDEXは出てきているようですし、どこまで知名度を上げられるかは不明です。
日足チャートは上ひげではありますが、CBXやPTUと比べると、上げ幅・下げ幅ともに緩やかです。


REAL
Realy(REAL)は、メタバース(仮想空間)の仮想通貨です。最近メタバース系のプロジェクトは続々と立ち上がっていますが、グラフィックはきれいです。


プレイステーション系ゲームのグラフィックを基準にすると普通ですが、今売れているメタバースのディセントラランドやザ・サンドボックスが下記のようなもっとグラフィックがひと昔前のカクカクなタイプなので、比較的きれいという評価になります。


日足チャートを見てみると、上ひげはあまりなく、2日目以降も上昇しています。ビットコイン(BTC)など主要仮想通貨が値下がりしている中での上昇なので、かなり期待されていたようです。


Bybitローンチパッドは積極的に参加してみよう
Bybit(バイビット)のローンチパッドは、少なくとも初日は価格が値上がりする傾向が強いため、割安で購入して利益を得るチャンスです。
MNTトークンの保有量が多くなければ少量しかトークンの分配を受けられないかもしれませんが、USDTでの抽選の方も数%など「たまに当たる」くらいの確率で当選できます。
ステーキングのように長期で資金がロックされる心配もないため、チャンスがあれば積極的に参加してみてください!
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