海外FX業者で多く使われているオンラインウォレットは、下記の3つです。
・bitwallet(ビットウォレット)
・STICPAY(スティックペイ)
・BXONE(ビーエックスワン)
海外FX業者に限れば手数料の安いbitwalletのシェアが圧倒的といえるでしょう。2番手のSTICPAYは、仮想通貨が使えたり、オンラインカジノでも使えたりと特徴があるため、サブで利用している人も多いです。
この記事では、オンラインウォレット3社の特徴を比較してみます。
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bitwalletのメリット・デメリット
bitwallet(ビットウォレット)は、2012年に設立され、現在では日本語サービスを提供しているほとんどの海外FX業者で利用できます。
シンガポール拠点の会社ですが、日本市場向けのサービスに特化しているので、日本語サポートは非常に充実しています。
bitwalletのメリット
bitwallet(ビットウォレット)の主なメリットは、なんといっても他のオンラインウォレットと比較して手数料が安いことです。
✔手数料が安い
✔対応している海外FX業者が多い
銀行口座への振り込みで入金した場合、入金手数料が無料になります。しかも、国内銀行送金で入金できるので、面倒な手続きはなくみずほ銀行の口座に送金するだけです。
入金手数料が無料なら、企業としてはどこかで手数料を取らないといけないわけですが、それが出金手数料になります。出金手数料は1回777円ですが、1回あたりの出金上限が50万円に設定されているので、例えば500万円出金するとすると、777円×10回=7,770円の手数料がかかります。
50万円に対して777円の手数料になりますので、パーセンテージだと約0.15%です。STICPAY(スティックペイ)などの通常のオンラインウォレットが最低でも1%の出金手数料をとっていることと比較すると、安さの点では大きなメリットがありますね。
その他、対応する海外FX業者が多いというメリットもあります。日本語対応している海外FX業者であれば、「ほとんど使える」と考えて大丈夫です。しかし、bitwalletに限らずオンラインウォレット全般にいえることですが、「オンラインウォレットへの出金は入金した金額までしかできない」という仕組みを採用している海外FX業者もあるので注意が必要です。
Titan FX(タイタンFX)やHFM(旧HotForex)などでは、利益分の出金も可能です。
利益分出金可能なのはうれしいね!
bitwalletは以前はライブチャットで問い合わせができるというメリットもありましたが、現在はライブチャットサービスは廃止されています。
bitwalletのデメリット
一方bitwallet(ビットウォレット)には、クレジットカード入金の手数料が高額などのデメリットもあります。
✔クレジット入金手数料が高額
✔仮想通貨の利用ができない
✔セキュリティが堅牢なためわずらわずらわしい手順が多い
✔海外FX業者以外ではほぼ使えない
bitwalletは、銀行送金の手数料は無料ですが、クレジットカード入金する場合は最低でも8%の手数料が必要です。
VISA | 8% |
その他のカード | 8.5% |
銀行送金 | 無料 |
STICPAY(スティックペイ)はカード手数料が3.85%なので、かなり高いですね。また、クレジットカードの利用は度々メンテナス状態になり、システムの不安定さがみられます。クレジットカードでの入金を行いたいときに入金を行えない事はオンラインウォレットとしてかなりのデメリットです。
仮想通貨の利用ができないこともデメリットといえます。bitwalletではかつて仮想通貨を取り扱っていた名残りで、メニュー画面に仮想通貨の項目がありますが、現在は利用することが出来ません。
仮想通貨を使いたい人はSTICPAYがおすすめだよ
また、セキュリティが堅牢だというメリットの裏返しではあるのですが、その代償として、使い勝手の面で他のオンラインウォレットと比較するとわずらわしさを感じてしまうのも事実です。
ログイン時の二段階認証や、送金時に二段階認証とはまた異なる「セキュアID」の入力が必要だったりなど、他のオンラインウォレットと比較するとさまざまな作業にひと手間かかる印象があります。
STICPAY(スティックペイ)やBXONE(ビーエックスワン)には、仮想通貨取引所に送金を行ったり、オンラインカジノで利用したりといくつか使い道があるのですが、bitwalletはほぼ海外FX専用のウォレットです。
結論としては、銀行送金による入金で、海外FX業者への入金のみ行う人にはローコストで使えておすすめですが、そのほかの用途に使いたい場合は、他のオンラインウォレットの方が向いています。
STICPAYのメリット・デメリット
STICPAY(スティックペイ)は、2017年に設立された会社です。海外FX業者だけでなく、オンラインカジノや仮想通貨取引所への入金でも利用できることが特徴です。
主にアジア圏で営業していますが、英国にも拠点があり、イングランドのサッカークラブ「Sunderland AFC」の公式スポンサーを務めています。
STICPAYのメリット
STICPAY(スティックペイ)のメリットには、仮想通貨取引が可能で利用用途が広いことなどがあります。
✔仮想通貨の利用が可能
✔クレジットカード入金が比較的安い
✔主要海外FX業者に対応
仮想通貨での入出金と両替機能があるため、海外FXで得た利益をSTICPAYに出金し、そこから仮想通貨に両替して海外取引所に送金することも可能です。仮想通貨でSTICPAYを活用する方法は、この記事にまとめました。
STICPAYで入金に利用できる仮想通貨は以下の5種類です。
・ビットコイン(BTC)
・ライトコイン(LTC)
・ポリゴン(MATIC)
・ネス(MATIC)
・テザー(USDT) ※TRC20
bitwallet(ビットウォレット)と比較すると、銀行入金は手数料が高いですが、クレジットカード入金の手数料は安いです。
銀行送金 | 2.9% |
VISA・mastercard | 3.85% |
仮想通貨 | 1% |
ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)などの仮想通貨による入金も1%となっており、それほど高くはありません。このため、様々な入金手段で利用しやすいオンラインウォレットといえるでしょう。
対応する海外FX業者はbitwalletほどは多くないものの、主要な海外FX業者では利用できます。
STICPAYは徐々に認知されてきており、年々STICPAYに対応する業者も増えてきています。大きなトラブルもなく運営していることから、今後も更に普及していくことが予想されます。
STICPAYのデメリット
一方、STICPAY(スティックペイ)の大きなデメリットには、手数料が他のオンラインウォレットと比較して割高という点があります。
✔手数料が割高
✔国内銀行送金に時間がかかる
✔使い方がわかりにくい
入金手数料については先ほど説明しましたが、1~3.85%の入金手数料のほかにも、出金時に2%~3%の出金手数料が発生します。
入金手数料 | 出金手数料 | |
銀行送金 | 2.9% | 800円+ 2.5% |
VISA・mastercard | 3.85% | – |
ビットコイン | 1% | 0.00077BTC+ 3% |
ライトコイン | 1% | 3% |
特にビットコイン(BTC)は、送金金額に応じた3%の手数料のほかに、固定で0.00077BTC(BTCが1000万円だとすると約8,000円)かかってしまうので、出金手数料の負担は大きいといえますね。送金するのであればライトコイン(LTC)の方が向いています。
また、あまりマメに公式サイトの情報が更新されていないため、使い方がわかりにくいのもデメリットです。bitwalletの方は詳細なご利用ガイドが用意されているので、使い勝手はbitwalletの方が上です。
それでもなお、対応業者の多さや仮想通貨の利用が出来ることなど、STICPAYならではの利便性を持ち合わせていることから、利用者は大変多いオンラインウォレットです。
BXONEのメリット・デメリット
BXONE(ビーエックスワン)は、STICPAY(スティックペイ)よりも仮想通貨に特化したオンラインウォレットですが、対応する海外FX業者が少ないことや、そもそもサイトが日本語化されていないことで、利用者は少ないです。
仮想通貨絡みなど、どうしてもBXONEを使いたい事情がない限り、あまりおすすめしないオンラインウォレットです。
BXONEのメリット
BXONEのメリットとしては、8種類と最も多い仮想通貨に対応してることでしょう。
✔8種類の仮想通貨の利用が可能
✔独自サービスが豊富
✔eZpayカードが利用可能
✔手数料は安い
対応仮想通貨は、下記の通りです。
BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、DSH、USDT、BXC
ビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC)しか利用できないSTICPAY(スティックペイ)よりも選択肢が豊富ですね。
また、現地に行くことなくカンボジアの銀行口座を開設できる「アクレダ銀行口座開設サポートサービス」や、新規に発行された仮想通貨を購入できるサービスなど、オンラインウォレットの枠にとどまらない様々なサービスを展開しています。
なお、BXONEは公式サイトの日本語化は行われていませんが、アカウントを開設すると日本語サポートチームから月に1~2回の頻度でメールが届きます。そのため、上記のようなサービスは日本語で詳細を知ることができます。
アクレダ銀行も主なメリットはデビットカードでしたが、BXONEでは「eZpay」という独自のプリペイドカードを発行し、デビットカードのように使う事も出来ます。こちらも脱税目的での利用者が多いと思われますが、現在は申し込みが多いため新規受付を一時停止しているとのことです。
脱税目的の利用はダメだよ!
入出金にかかる手数料については、安いです。銀行送金や仮想通貨での入金手数料は無料で、出金手数料も格安です。
bitwallet(ビットウォレット)は銀行送金手数料が1回824円でしたが、BXONEは500円です。しかも、1回の出金で400万円まで対応可能なので、bitwalletのように50万円ずつ出金手数料を取られることもありません。
この条件に変更されたのが2020年のことで、それまではSTICPAY(スティックペイ)と同様に出金額のパーセンテージで出金手数料がかかっていたため、高いイメージを持たれている場合もありますが、現在はむしろ最も安い水準となっています。さらに、仮想通貨での出金にかかる手数料も無料です。
ここまで無料が続くと逆に怖くなってしまいますが、いくら無料といっても対応する海外FX業者が限られるので、使い道は狭くなってしまいます。
BXONEのデメリット
BXONEは新興のサービスで、まだ普及していない事が最大のデメリットとして挙げられます。執筆時点で対応している海外FX業者は、XMTrading(エックスエム)、HotForex(ホットフォレックス)、BigBoss(ビッグボス)の3社のみです。
✔利用できる業者が少ない
✔公式サイトが日本語対応していない
✔運営歴が浅く、信頼性に疑念が残る
✔クレジットカード入金の利用価値が無い
利用できるのが3社とはいえ、XMTradingやHotForexのような大手がBXONEを導入していることから、今後普及が進んで行くかもしれません。しかし、公式サイトが日本語に対応していないことから、使いづらさは残ります。
また、運営歴が浅く、日本人の利用者も少ないため、使う際にやや不安を感じてしまう面もあるでしょう。
デメリットにクレジットカード入金の利用価値がないと挙げましたが、BXONEのクレジットカード入金は、日本円入金するのではなくて、クレジットカードを使って仮想通貨を買う形態を取っています。
そして、クレジットカードで購入した仮想通貨は60日間送金することが出来ません。入金後60日間動かす事の出来ない入金方法に、利用価値は無いと言えるでしょう。
結局どのオンラインウォレットがいいの?
それぞれのオンラインウォレットは、下記のような人におすすめです。
・手数料を抑えたいならbitwallet(ビットウォレット)
・クレジットカードまたはデビットカードを使うならSTICPAY(スティックペイ)
・仮想通貨を扱うならSTICPAY(スティックペイ)またはBXONE(ビーエックスワン)
・信頼性の面が気にならず、利用したい状況に合っているならBXONE(ビーエックスワン)
それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。オンラインウォレットは、開設して使わずに放置していても維持費が請求されるような事はありませんので、念のために全て開設しておいても良いのではないでしょうか。
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