FXをしている方なら
チャート上に水平線を引いてトレードする方は多いのではないでしょうか?
水平線は、長い時間足であればあるほど意識されていて、FXトレードにおいて下手なテクニカル分析を行うより、重要なことだと個人的には思っています。
トレードを長く行ってゆくと
何故この価格帯で強いレジスタントがあるのか?
と不思議に思う場面がでてきます。
「NYオプションカット」を理解することによって、そのような場面で予めラインが引けるようになり、トレードの優位性が向上する可能性があります。

だからこそ、FXで取引を始め、勉強熱心な初心者・中級者の方や超初心な方にも理解できるようにわかりやすく「NYオプションカット」について解説しました。
興味があれば、ぜひ最後までご覧ください。
- オプションとは!?
- オプションカットとは!?
- オプションカットの影響とは!?
- オプションカットの見方は!?
具体的なNYオプションカットの調べ方についてはこちら↓↓↓↓↓

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FXのオプションをわかりやすく!【NYオプションカットの前提知識】
「NYオプションカット」とは、「オプション取引が満期を迎えるタイミング」のことです。満期のタイミングでどのレートになっているかで、そのオプション取引で利益を得られるかが決まります。
そのため、オプション取引に関わっている機関投資家が、自分たちに有利なレートに無理やり動かそうとすることがあるのです。これが理由で、NYオプションカットのタイミングで特殊な値動きが発生することがあります。
NYオプションカットを理解するために、まずはオプション取引とはなにかについて把握しましょう!

ちょっと難しいけどがんばってポン!
オプションとは、特定の期日(権利行使日)に合わせて価格を決め、オプション手数料(プレミアム)を支払い、それぞれ買う権利と売る権利を取引するという金融商品です。
オプションは、買う「権利」・売る「権利」なので、権利を持つトレーダーにとってレートが不利になっていれば、権利を放棄できます。その場合、最初に支払ったオプション手数料分が損失になります。
オプション取引の種類は、「債権オプション」、「株価指数オプション」などがありますが、FXにおいては「通貨オプション」のことを指します。
それでは、オプションの用語について、詳しく説明します。
コールオプションとは!?
コールオプションとは、「特定の期日」に「特定の通貨」を「特定の価格」で買う権利のことをいいます。
満期日までに、オプションの買い手側がその通貨を買うかどうかを判断することができ、買い手側が購入を希望した際にはオプションの売り手側には売る義務が発生します。オプションの買い手側は、満期日までに原資産価格が上昇すると、市場価格より安く購入できることになり、利益が出ます。
プットオプションとは!?
プットオプションとは、「特定の期日」に「特定の通貨」を「特定の価格」で売る権利のことをいいます。
こちらは、満期日までに、オプションの買い手側がその通貨を売るかどうかを判断することができ、買い手側が売却を希望した際にはオプションの売り手側には買う義務が発生します。オプションの買い手側は、満期日までに原資産価格が下落すると、市場価格より高く購入できることになり、利益が出ます。
原資産とは!?
オプションの権利を行使すること(あらかじめ定められた価格で買ったり、売ったりすること)のできる対象資産のことを「原資産」といいます。
プレミアムとは!?
オプション料またはオプション価格とも呼ばれます。特定の資産(原資産)を予め決められた価格(権利行使価格)でその資産を買うまたは売る権利に対してつけられる価値のことをいいます。
オプションの売り手側にとっては、オプション料を受け取れることが利益になります。
権利行使とは?
オプションは、権利を取引する為、オプションの買い手は、「権利」を行使するか破棄するかを買い手の自由となります。
ただし、売り手は、買い手が権利を行使した場合は、それに応じる義務が発生します。



その代償としてオプション手数料を受け取っているんだっコ。
権利行使価格とは?
予め決められた権利行使の際の交換価格の事を言います。
権利行使価格は、ストライクだとか、ストライク価格、ストラインキング価格とも呼ばれます。
ほとんどの個人トレーダー向けFXブローカーではオプションの取り扱いはありませんが、easyMarkets(イージーマーケッツ)ではオプションが取引できます。


FXのオプションの具体例をわかりやすく!【NYオプションカットの前提知識】
オプションは、なかなか理解しにくい仕組みです。そこで、通貨オプションの仕組みについて「ドルコール」、「ドルプット」に分け解説します。
オプション取引を理解するためには、「権利を行使する場合」と「権利を行使しない」場合に分けて考えてみましょう。
ドルコール(買う権利)権利行使価格105.00円で保有している場合
105.00円でドルを買えるドルコールを持っていた場合、権利行使日に105.00円よりも下がった際にはオプションの買い手側は権利を放棄します。
何故なら、現在レートが103.00円なのに105.00円でドルを買うのは割高だからです。
逆に現在レートが104.00円よりも上がった場合は、ドルコールの権利を行使して利益を得ることができます。レートが107.00円に上がれば、権利を行使して105.00円でドルを買い、すぐさま現行価格の107.00円で売れば2円の利益を得るからです。
ドルプット(売る権利)権利行使価格105.00円で保有している場合
105.00円でドルを売れるドルプットを持っていた場合、権利行使日に105.00円よりも上がった際にはオプションの買い手側は権利を放棄します。
何故なら、現在レートが107.00円なのに105.00円でドルを売るのは得られたはずの利益を逃しているからです。
逆に現在レートが105.00円よりも下がった場合は、ドルプットの権利を行使して利益を得ることができます。レートが103.00円に下がったとすれば、権利を行使して105.00円でドルを売り、すぐさま現行価格の103.00円で買い戻せば2円の利益を得るからです。


NYオプションカットがFXに与える影響をわかりやすく!


それでは、いよいよNYオプションカットについて説明します。
オプション取引の権利行使日の締め切り時間は、『カットオフタイム』と呼ばれています。
この時間帯前後には、オプションのポジション調整などによって外国為替相場が大きく変動する可能性があります。
市場で出回っているFXオプションの大半がNYオプションカットです。
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よって、FXでの影響を考慮した場合は、NYオプションのカットオフタイムでエクスパイア(期日を迎える)ものを第一に意識してトレードする事がベストです。
NYオプションカットのカットオフタイムの詳細は、以下です。
- 夏時間:日本時間で23:00
- 冬時間:日本時間で24:00
※夏時間は、3月第2日曜日~、冬時間は、11月第1日曜~です。
NYオプションカットの権利行使日には、以下のような影響がある可能性がありますので、初心者の方は必ず理解しておいてください。
- オプション価格に引き寄せられることがある。
- オプション価格が抵抗になる。
- NYオプションカットを過ぎると一気に動く可能性がある。
こうした影響が起きる理由は、オプション取引の買い手側や売り手側が、カットオフタイムに向けて自分たちが有利になるように価格を操作することがあるからです。また、価格操作が行われることを予想してトレードするほかのトレーダーの影響でレートが動くこともあります。
それでは、それぞれの項目について詳しく解説します!
オプション価格に引き寄せられる
オプション取引では、カットオフタイムの時間ちょうどに権利行使価格(ストライク価格)を上回っているか下回っているかが重要です。ドルコール(買う権利)を権利行使価格105.00円で保有していたとき、現在レートが1ドル106円であれば市場レートより安く買えますので、利益が得られます。
そのため、ドルコールを買っている大口投資家が利益を得るためにわざとドル円を買って価格レートを上げる場合があるのです。また、105円に大きなオプションが入っているのを知った第三者が上記のような取引が行われるのを予想してドル円を買う場合もあります。結果、大きなオプションが入っている価格帯に向けて価格が引き寄せられる効果が生まれます。
オプション価格が抵抗になる
NYオプションカットの権利行使価格は、一時的に為替レートの重要なレジスタンスラインやサポートラインとして機能することがあります。大量のオプション取引が特定の価格レベルで集中している場合、その価格を超えると損失が出るオプション取引を行っている大口投資家が超えないように防衛するためです。
具体的なレートで説明します。権利行使価格105.00円でのドルコール(買う権利)が多いが、価格が上昇傾向でこのオプション取引が損失になりそうなとき、このオプション取引を行っている大口投資家は新たに売り取引を入れて価格を下げようとします。そのため、105円を超えにくくなります。
オプション価格に引き寄せられる効果とオプション価格が抵抗になる効果は正反対のものです。ドルコールの場合で言えば、オプションの買い手と売り手がそれぞれ別の行動をとるため正反対の効果が生まれます。もともとの市場の流れや、どちらがどれだけ介入するかにもよりますので、どの方向に動くかを正確に予測することは難しいです。
NYオプションカットを過ぎると一気に動く可能性
ここまで説明したように、オプション取引を行っている人は、自分のオプション取引を勝たせるために現在レートに介入する可能性があります。しかし、NYオプションカットの時間を過ぎると、それまでの介入がなくなるため、為替レートが急激に動く可能性があります。
これは「オプション切れ」とも呼ばれ、オプションカット後に新たな需給バランスが形成されます。例えば、オプションカット前にドル円が104.80円で推移していた場合、カット後に105円を一気に突破して106円台まで上昇するといった動きが見られることがあります。
NYオプションカットの見方
ここからは、NYオプションカットの見方を紹介します。
オプション情報は独特の表現で記載されることがありますので、オプション情報を参考にしてトレードするためには覚えておきましょう。
提供元:TRADER’S WEB FX
オプション情報を提供しているサイトとして有名なのは、トレーダーズ・ウェブエフエックスです。このサイトではオプション情報と大口のオーダー情報をまとめて提供していますので、オプションカット情報を知りたいときは「NYカット」と書かれた情報を確認してください。
NYオプションカットの見方として重要なのは以下の2点です。
- 大きめ・小さめ
- 日付
大きめ・小さめ
ある価格帯にどれだけのオプション取引があるかは、「大きめ」「小さめ」で表現されます。オプション取引の情報は公開されていないため、大口投資家などへの聞き取り調査も含めて判断されます。そのため、このような曖昧な表現がよく利用されます。
FXSTREETなど、金額表記でオプション情報を提供しているサイトもあります。
日付
NYオプションカット情報には、翌日以降の分も含まれます。もちろん、当日のオプション情報の方がレートに与える影響は大きいですが、翌日以降のものでも「オプション価格引き寄せられる」や「オプション価格が抵抗になる」効果が表れる可能性もあります。



翌日以降の情報も頭に入れておくといいポン!
日付は「OP〇日NYカット」のように表記されます。
NYオプションカットのまとめ


NYカットオプションは、投資ファンドや銀行などの巨額資金を持った投資家が大きくかかわっており、 為替相場に大きな影響を与えています。
だからこそ、プライスを守る攻防が発生する為、その価格帯にラインを引き注意する必要があるのです。
あなたの投資生活に少しでも光がさす事ができれば幸いです。
それでは!ノシ
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