ニュースで「利下げ」や「利上げ」を耳にしたことはあるのではないでしょうか。
ただ耳にしていも・・・・
「んっ?」
「だから何?」
「まっ!関係ないか!」
となってしまっている方もいるのではないでしょうか。
しかし、「利下げ」や「利上げ」を理解することはFXや投資では必ずや武器になります。なぜならFXにおける価格変動の「大きな流れ」を掴むことに繋がるからです。
めちゃくちゃ大事な用語だポン!
だからこそ
本記事は以下に焦点をあて徹底的に解説します。
- そもそも「利下げ」や「利上げ」は何を意味をするのか?
- FX・投資をする上でどんな影響があるのか?
まだ理解されていない方は
遅くありません!この機会に理解しちゃいましょう!
当然、FX・投資を始める前の超~初心者の方にもわかりやすい内容になっております。
ぜひ!最後までお付き合い下さい!
【FX経済指標】政策金利の利下げ・利上げとは?
「利下げ」は中央銀行が政策金利を下げること、「利上げ」は逆に政策金利を上げることを意味します。
って
そもそも
「中央銀行」って?「政策金利」って・・・・?
自分そこからなんですけど!!!
という方。心配しないで下さい!
詳しく解説します。
中央銀行とは?
中央銀行とは、国家の金融システムの中核となる機関です。
中央銀行は、「紙幣の発行」や「民間銀行の銀行」としての機能や、国の経済バランスを保つために、民間銀行への貸出金利や通貨供給量を操作する金融政策を実行する権限を持っています。
日本の中央銀行とは?
日本の中央銀行は、日銀(日本銀行)です。
2013年から2023年の長期間総裁を務めた「黒田東彦」氏が有名ですね!
政策金利は、日本銀行政策委員会で決定されます。
FXの観点言えば、日銀の政策金利は、アメリカやEUの政策金利発表に比べれば影響は少ないです。ただし、当然クロス円(円がからむ通貨)に関しては影響がありますので政策金利の発表や、黒田総裁の会見時の保有ポジションには十分注意が必要です。
アメリカの中央銀行とは?
アメリカは少し複雑で、日本の日銀のような単一組織としての中央銀行はありません。
なのでアメリカの中央銀行は一般的に
連邦準備理事会(FRB=Federal Reserve Board)
連邦準備制度(FRS=Federal Reserve System)
のことを言います。
更に詳しく説明させて下さい!
アメリカの中央銀行制度としてFRSがあり、アメリカ全土12都市に存在する連邦準備銀行(Federal Reserve Bank)を統括するのがワシントンD,Cにある連邦準備理事会(FRB=Federal Reserve Board)です。
また、FRBは年に8回、FOMC(連邦公開市場委員会)という会合を開催します。そこで景況判断を行い、アメリカの金融政策や金利誘導目標などを決定しています。
FRBの議長は「ジェローム・パウエル」氏が務めています。
FOMCの会合やFRB議長の発言は、為替相場に多大な影響があり、為替相場が乱高下する事が多々あります。十分注意して下さい!
FRBのような超影響力のある組織の場合、個々のメンバーがどう考えているかも報道され、政策金利を予想する手がかりにされます。その際、ハト派(金融緩和支持)やタカ派(金融引き締め支持)のような表現が使われることもあります。
EUの中央銀行とは?
EUでは、欧州中央銀行(ECB=European Central Bank)が中央銀行です。
ECBは、ユーロ通貨圏(ユーロ圏)である19か国の統一的な金融政策を行っている中央銀行です。
統一通貨ユーロ導入に伴って1998年に設立され、本部はドイツのフランクフルトにあります。
ユーロ圏の金融政策は、各国の中央銀行に代わってECBの政策理事会が決定し、各国の中央銀行はその指示に従って金融調整を行います。
2022年4月時点で、ECBの総裁は、フランス出身の「クリスティーヌ・ラガルド」氏が務めています。
FOMCやパウエル議長の次に注目度が高い指標となりますので、ECBの政策理事会の会合時や総裁の会見時のポジションは十分注意して下さい!
政策金利とは?
政策金利とは、中央銀行が各金融機関に貸し出す際の金利を意味します。
日本で言えば、日本銀行が三井住友銀行に貸し出す際の金利となります。
じゃあ政策金利を下げるとどうなるのか?
どんな効果があるのか?
こちらも詳しく解説します!
海外FXで仮想通貨を取引するならFXGT!
銘柄数もボーナスも充実!
大手海外FX業者、FXGTの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【FX経済指標】中央銀行はなぜ政策金利を利下げ(利上げ)をするのか?
国の景気が悪くなり、景気を良くしようと『利下げ』をします。
景気が悪くなると物を買わなくなりますよね?
そうすると物の価格は下がります。
この状態をデフレと言いますが、デフレ状態が続くと景気は、一向によくなりません。
そこで中央銀行が「利下げ」を行うのです。
反対に、国の景気がよくなるとインフレが過熱することによる悪影響を避けるために「利上げ」が行われます。
では、具体的に利下げ・利上げにはどんな効果があるのでしょうか?
詳しくみていきましょう!
政策金利の利下げの影響とは?
利下げを行うと市場に流通するお金の量が増え、景気が良くなります。
何故か?
金利が下がると、金融機関は、低い金利で資金を調達できるようになります。
すると、企業や個人への貸出に金利を引き下げることができるようになります。
企業は、運転資金(従業員への給料の支払いや仕入れなどに必要なお金)や設備資金(工場や店舗建設など設備投資に必要なお金)を調達し易くなります。
また、個人も、例えば住宅の購入のためのローンを組みやすくなります。
こうして、経済活動がより活発となり、それが景気を上向かせる方向に作用します。
また、これに伴って、物価に押し上げ圧力が働きます。
FX・投資の観点から言うと、その国のお金を持っているともらえる金利が下がり優位性が無い事から、その国の通貨は売られ、通貨安になる傾向があります。
政策金利の利上げの影響とは?
反対に、利上げを行うと市場に流通するお金の量が減り、景気が抑制されます。
景気がよいのはよいことですが、あえて利上げを行って景気を抑制する理由は、インフレです。物の値段を安定させるために利上げを行って調整します。
利下げとは逆のメカニズムで、金利が上がると金融機関はより高い金利で資金を調達する必要があり、企業や個人への貸出の際の金利は引き上げられます。
企業は、運転資金や設備資金の調達が難しくなり、投資や支出を控えるようになります。また、個人も、例えば住宅ローンの金利が上昇するため、大きな買い物を控える傾向が強まります。
こうして、経済活動が抑制され、それが景気を冷やす方向に作用します。物価の上昇も抑制される効果があります。
FX・投資の観点から言うと、その国のお金を持っているともらえる金利が上がり優位性があることから、その国の通貨は買われ、通貨高になる傾向があります。
【FX経済指標】アメリカが利下げ・利上げをするとどうなる?
FXでは、基本的に「利下げをするとその国の通貨が売られる」「利上げをするとその国の通貨が買われる」という影響があります。
また、「利下げをすると株式相場が上昇する」「利上げをすると株式相場が下落する」という影響もあります。
特に、世界の基軸通貨であるドルに影響する、アメリカの政策金利が注目されます。
アメリカが利下げ・利上げを行ったときの相場への影響についてまとめると以下のようになります。
対象 | 利下げ | 利上げ |
米国株価 | 上昇する | 下落する |
---|---|---|
日本平均株価 | 上昇する | 下落する |
ドル相場 | ドル安になる | ドル高になる |
円相場 | 円高になる | 円安になる |
日経平均は米国市場の影響を受ける傾向にある為、米国市場が好調な場合つられて上昇する傾向があります。
ただし、米国利下げの影響で円高が進行してしまうと、日経平均株価は伸び悩む・下落する可能性もあります。
急激な円高や円安の場合には、為替介入が行われることもあります。
【FX経済指標】政策金利の利下げ・利上げは超重要!
今回は、「政策金利の利下げ・利上げ」についてまとめました。
政策金利はFXで最も重要な指標です。インフレ率に関する指標であるCPIなども重要指標ですが、なぜそれが重要なのかというと、「インフレ率が高いと利上げが行われやすい」という影響があるからです。
政策金利に関係するから重要な指標として扱われているポン!
「FRBに逆らうな」という相場格言もあるように、スキャルピングなどの短期売買を除けば、FXの取引は政策金利の動向に沿って行うのが基本です。
是非!理解していて損は無いのでこの機会にマスターしていただければと思います!
海外FX業者のボーナスはすごい!
100%入金ボーナスで資金が一気に2倍に!
大手海外FX業者、XMTradingのボーナスの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
コメント