突然ですが
あなたは、「移動平均線」の本質を理解してますか?
あなたは、なぜ取引チャートに「移動平均線」を表示しているのでしょうか?
この「問い」にしっかりとした答えが無い方は、今回の記事を読んで移動平均線の基礎から学びなおしましょう。
なぜなら、無意味にテクニカルインジケーターを取引チャートに表示させることは本当に大事なことを見落とし、わけのわからない取引に繋がるからです。
- 「移動平均線」とは何なのか?
- 「移動平均線」はどういう計算式で成り立っているのか?
- 「移動平均線」の期間設定はどうすればいいのか?
- 「移動平均線」はどう使えばいいのか?手法は?
興味がある方は、最後までご覧ください。
FX・為替「移動平均線」とは!?
移動平均線とは、終値を何日分か合計して、その間の日数で割った数字をプロットしていき、線でつないでものです。
「MA」と表記されている事が多いです。※Moving Averages
移動平均線は、細かく言うと③種類あります。
- 単純移動平均線
- 指数平滑移動平均線
- 加重移動平均線
詳しく見ていきましょう!
➀単純移動平均線(SMAまたはMA)とは?
一定期間の終値を単純に平均して、繋いだ線の事を言います。
「Simple Moving Averrage」の略で「SMA」と表記される事が多いです。
単純移動平均線(SMAまたはMA)の計算式とは?
日足チャートで5SMAを表記した場合
5SMA =(N+N1+N2+N3+N4) ÷ 5
- 「N=直近の終値」
- 「N1=前日の終値」
- 「N2=2日前の終値」
- 「N3=3日前の終値」
- 「N4=4日前の終値」
単純移動平均線(SMAまたはMA)の特徴とは?
一定期間の終値を平均化したシンプルな計算な為、値動きにはあまり敏感ではありません。
全体のトレンドの流れを確認する際に利用するのが一般的です。
➁指数平滑移動平均線(EMA)とは?
直近の価格を2倍にして計算した平均線です。
「Exponetial Moving Averrage」の略で「EMA」と表記される事が多いです。
※平滑・・・平らでなめらかなこと。
指数平滑移動平均線(EMA)の計算式とは?
日足チャートで5SMAを表記した場合
5EMA =N × 2 ÷(N+N1+N2+N3+N4) ÷ 5
- 「N=当日のEMA」
- 「N1=前日の終値」
- 「N2=2日前の終値」
- 「N3=3日前の終値」
- 「N4=4日前の終値」
指数平滑移動平均線(EMA)の特徴とは?
「SMA」より、当日に近い価格ほど大きく計算される為、値動きに敏感に反応します。
➂加重移動平均線(WMA)とは?
単純移動平均よりも、直近の価格に重点を置いた分析ができるようにしています。
「Weighted Moving Averrage」の略で「WMA」と表記される事が多いです。
加重移動平均線(WMA)の計算式とは?
日足チャートで5MAを表記した場合
5WMA =(N × 5)+(N1 × 4)+(N2×3)+(N3×3)
=(N4 × 2)+(N5 × 1) ÷ 15
- 「N=本日の終値」
- 「N1=前日の終値」
- 「N2=2日前の終値」
- 「N3=3日前の終値」
- 「N4=4日前の終値」
加重移動平均線(WMA)の特徴とは?
「SMA」や「EMA」に比べて最も直近の為替レートに敏感に反応します。
移動平均線の具体的な設定方法はこちらの記事で解説しています。↓↓↓↓↓
FX・為替「移動平均線」でわかる重要な事とは?
移動平均線は、終値の平均=「実需の平均」の動きを表している為、その期間のマーケット全体の売り買いの平均コストを表しています。
つまり、移動平均線は、現在のマーケットの方向を表すのに非常に重要なツールです。
「SMA」や「EMA」、「WMA」であろうが
マーケットが現在どういう状況にあるか?
移動平均線を用いて、「実需の動きを」理解する事が非常に重要です。
詳しく見ていきましょう!
移動平均線でわかる「買い方が有利な場合」とは?
※上のチャートは、長期日足「200MA」を表記しています。
移動平均線よりもローソク足が「上」にある時
買い方は、評価益を抱え、売り方は、評価損を抱えている状況です。
つまり、「買い方」の方が有利=買われやすい状況と言えます。
移動平均線でわかる「売り方が有利な場合」とは?
※上のチャートは、長期日足「200MA」を表記しています。
移動平均線よりもローソク足が「下」にある時
買い方は、評価損を抱え、売り方は、評価益を抱えている状況。
つまり、「売り方」の方が有利=売られやすい状況と言えます。
FX・為替「移動平均線の期間設定」とは?おすすめの組み合わせとは?
移動平均線の期間は、「5」、「25」、「50」、「75」、「100」、「200」などの期間が良く使われています。
どれが正解とかはありませんので、期間設定で悩むことは無駄な時間を浪費することに繋がります。
ただ、そうは言っても、初心者の方は悩んでしまうと思いますので、トレード種別で分け、おすすめの移動平均線の組み合わせ・期間設定についてご紹介します。
移動平均線のおすすめ期間の組み合わせとは?
移動平均線は、「短期線」、「中期線」、「長期線」の3本を組み合わせるのが一般的でおすすめです。
トレンドの発生している場合は、上昇トレンドでは下から「短期」、「中期」、「長期」の順に、下降トレンドでは逆に上から「長期」、「中期」、「短期」の順に並んでいる状態をトレンドと判断します。
また、3本の順序が乱れている時はもみ合いと判断することが可能です。3本が特定の順番に並んだことをトレンド転換のサインとする手法をパーフェクトオーダーと呼びます。
トレード種別 | MAの組み合わせ |
スキャルピング (1分~15分足) | 「5・10・25」 |
「5・20・40」 | |
デイトレード (1時間~日足) | 「20・50・100」 |
「25・75・200」 | |
スイングトレード (4時間~週足 | 「75・100・200」 |
「50・75・100」 |
また、2本の移動平均線がクロスしたことをトレンド転換のサインとみなす、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」の手法も有名です。
FX・為替「〇〇期間移動平均線」と「〇〇日移動平均線」の違いとは?
「〇〇日移動平均線」は、期間を「200」にすると200日間の移動平均線です。
「〇〇期間移動平均線」は
例えば
15分足で200MAを表示すると
15分足200本分の平均線です。
※200日移動平均線で分析したい場合は、「19,200」で設定します。
15分が4本あると1時間
1日は、それの24時間なので、4(時) × 24(日) = 96(本)
200日であれば、96 × 200 = 「19,200」
このように
「〇〇日移動平均線」と「〇〇期間移動平均線」は意味合いが全く違いますので必ず理解しておきましょう!
FX・為替「移動平均線」のまとめ
今回は移動平均線について記事にしました。
まず移動平均線の本質は「環境認識」です。
終値の平均=「実需の平均」の動きを表している為、その期間のマーケット全体の売り買いの平均コストを表してる。
よって
最初に紹介した3種類の移動平均線をどれにすればいいのか?
そんな事で悩まないで下さいね!
下図の通り、ほぼ変わりません。
それでも悩むのであれば
私が決めます!「SMA」で大丈夫です。
また、移動平均線の期間設定も同様に悩まない!
一般的に使用されている設定値で全く問題ありません。
繰り返します。
移動平均線とは、現在マーケットがどういう状況なのか?
売り方、買い方はどちらが有利なのか?
環境認識するツールに過ぎません。
それ以上でも
それ以下でもありません
が!
実際にトレードを行う前に
それを理解してから戦略を立てる事が非常に重要なのです!
移動兵平均線の解説は以上です!
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