いくつか通貨ペアを監視していると、同時にエントリーチャンスがやってくることもありますよね。「そんな時どうするか?」に正解はありませんが、あらかじめ決めておく必要があります。
なぜなら、それも含めて取引ルールだからです。取引ごとにやり方を変えてしまえば、取引の成績は安定しません。

今回は「複数の通貨ペアで同時にエントリーしたい時の考え方」についてお伝えしていきます。
海外FXで仮想通貨を取引するならFXGT!
銘柄数もボーナスも充実!
大手海外FX業者、FXGTの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

複数の通貨ペアで同時にエントリーしたい場合の選択肢3つ

こちらのチャートは、左がドル円で、右がユーロ円です。2012年11月頃から2013年5月頃までの日足になっています。
2012年12月に安倍首相が総理となり、アベノミクスによって円安が進んでいた時期です。この時のドル円とユーロ円の値動きは、非常によく似ていました。
上がる時も下がる時もほぼ一緒だったので、片方でエントリーサインが出ると、ほぼ毎回もう一方でもサインが出るような状態だったのです。
このような時、考えられる選択肢は3つあります
- 同時にエントリーする
- ポジションを半分にして同時にエントリーする
- どちらか一つに絞る
これらのメリットやデメリットなどについて解説していきます。
同時にエントリー
通貨ペア同士には相関関係はあるものの、基本的にはそれぞれの値動きは独立しています。ですから、別のトレードと考えて、同時にエントリーするのも一つの考え方です。
ただし、同じような値動きをしているなら、同時にエントリーすれば、同時に利確や損切りとなる可能性が高いでしょう。片方が利確、もう一方が損切りとなることは、あまりありません。
つまり、これは単に「普段の2倍のポジションを保有しているだけ」とも考えられます。
また、同時にエントリーしたい通貨は2つだけとは限りません。3つ、4つになる時もあります。ポジションが2倍・3倍となれば、当然リスクも2倍・3倍となります。
同時にエントリーしたい場面というのは一度や二度ではなく、何度も起こりえます。リスク管理を行っている方は多いと思いますが、そんなに簡単にリスクを倍にしてしまえば、リスク管理の意味がありません。
ですから、相場で生き残るためのリスク管理という観点から考えると、同時にエントリーするのは、あまりオススメできるやり方ではありません。

ポジションを半分にして同時にエントリーする
普段の半分のポジションにすれば、リスクを増やさなくても同時にエントリーできます。
しかし、実際にやってみると意外にこれは面倒です。決済まで値動きに気を配る必要がありますが、それが2倍、3倍になっていくからです。
しかし、手間の面ではデメリットですが、分散投資の面からはメリットがあります。
分散投資も狙ってポジションを半分にする場合は、ドルストレートなど値動きの相関性が高い通貨ペアではなく、相関性の低い通貨ペアがおすすめです。
エントリーする通貨ペアを一つに絞る
エントリーする選択肢を二つに絞るというシンプルな方法は、特に初心者にはおすすめです。
ただし、どちらに絞るかで悩んでしまいますよね。
ここからは、エントリーする通貨ペアを一つに絞るための考え方を紹介します!
エントリーする通貨を一つに絞るための考え方
では、おすすめの選択肢「エントリーする通貨を一つに絞る」の考え方として、下記のものがあります。
- 先にサインが出たほうでエントリー
- なるべく勝ちやすそうなほうを選ぶ
- 通貨ペアの優先順位を決めておく
先にサインが出たほうでエントリー
複数の通貨ペアで同時にエントリーサインが出るとは言っても、毎回全く同じタイミングで出るわけではありませんよね。片方でエントリーサインが出たら、もう一方も「そろそろ出るかな」という時も多いはずです。
こういう場合には、よほどの理由がない限りは、先にサインが出た通貨ペアでエントリーしておきましょう。
後からサインが出そうなほうを待っていても、結局サインが出ずにエントリーできない場合もあります。エントリーできないと、きっと「最初にエントリーしておけばよかった」と後悔してしまいます。
ですから、二つ以上のサインが時間差で現れそうな時には、先に出たほうでエントリーしておいたほうが良いでしょう。
なるべく勝ちやすそうなほうを選ぶ
ほぼ同時にサインが出た場合には、なるべく勝ちやすそうなほうを選んでください。勝ちやすそうな通貨ペアを選ぶには、このあたりに注目してみます。
- 損切りや利確位置に良い目安がある
- 波形がキレイなほうを選ぶ
- スプレッドが狭い
同時にサインが出るとは言っても、何もかも他の条件まで全てが一緒の通貨ペアというのはありません。必ず何かしら、どちらかが良い条件になっているはずです。
なるべく納得のいくエントリーができる通貨ペアを選びましょう。
通貨ペアの優先順位を決めておく
どうしても選べないなら、最初から優先順位を決めておくのも良いです。
何度も取引をしていると「好きな通貨ペア」や「得意な通貨ペア」というのも出てくると思いますからね。
もしくは、単純にスプレッドだけで、優先順位を決めてしまっても良いでしょう。スプレッドが狭い通貨ペアのほうが条件は有利なので、それだけで選ぶ根拠になりますよ。
まとめ
今回は「複数の通貨ペアで同時にエントリーしたい時の考え方」についてお伝えしてきました。
同時にエントリーするのは、リスクや手間を考えると、あまりオススメはできません。一つに絞るは、以下の考え方を参考にするといいでしょう。
- 先にサインが出たほうでエントリーする
- なるべく勝ちやすそうなほうでエントリーする
- 通貨ペアの優先順位を決めておく
取引手法だけがルールではありません。通貨ペアの選び方に関しても、いざという時に悩まないように、あらかじめルールを決めておきましょう。
通貨ペア選びで悩んだ時には、参考にしていただければと思います。通貨ペアの選び方についてはほかにも4つの観点から紹介していますので、ほかの記事も参考にしてみてください!
- メジャー通貨とマイナー通貨
- ドルストレートとクロス円
- 同時にエントリーしたい場合(← 今ここ)
- 値動きが活発になる時間帯
海外仮想通貨取引所デビューしてみませんか?
日本語サポート完備のBybitで仮想通貨に投資!
大手仮想通貨取引所、Bybitの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
