【FXのチャートパターン③】フラッグ・ペナント

【FXのチャートパターン③】フラッグ・ペナント

FXのテクニカル分析は、テクニカル指標(インジケーター)を使うものだけではありません。

チャートの形状から相場を読み解く「チャートパターン」も人気です。

「ダブルトップ・ダブルボトム」や「ヘッドアンドショルダー」は有名なので、聞いたことのある方も多いでしょう。それよりも少しマイナーなチャートパターンに「フラッグ」と「ペナント」があります。

「フラッグ」と「ペナント」はあまり見慣れない形ですし、「実際にどう取引していくのか?」も、ちょっと難しいですよね。もちろん慣れていない内は無理に狙う必要はありませんが、キレイな形が出た時だけでもエントリーできれば、その分チャンスは広がります。

今回の記事では「フラッグ」と「ペナント」の基本から取引手法まで、詳しく解説していきます。ほかのチャートパターンについてはこちら↓↓↓↓↓

チャートパターン4つ

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目次

チャートパターン・フラッグの基本

フラッグ・ペナントはどちらもトレンド継続を示すチャートパターンで、それぞれに上昇・下降の形状があります。

まずはフラッグの形状を確認しましょう!

上昇フラッグと下降フラッグ

「フラッグ」は波形が四角い『旗』のような形になるチャートパターンです。

上昇フラッグの図

こちらののように、上昇トレンド中に形成されたものを『上昇フラッグ』と呼びます。小休止を経て再度上昇に向かう形です。

下降フラッグの図

逆にこちらののように、下降トレンド中に形成されたものは『下降フラッグ』と呼びます。小休止を経て再度下降に向かう形です。

いずれもトレンドラインとチャネルラインで挟まれた中で、価格が推移していくパターンです。

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取引に向かないフラッグの形

フラッグにならないパターンの図

波形が大きすぎるフラッグには気を付けてください。例えば、こちらのはちょっと極端な図ですが、一応フラッグの波形になっています。

しかし、これを上昇フラッグと認識して取引を行うのは微妙です。なぜなら、波形が大きすぎて下降トレンドになっているからです。

具体的な狙い方については後で詳しく解説しますが、上昇フラッグで狙うエントリーは「買い」が基本です。③の場合はすでに下降トレンドになっていますので、どうせなら「売り」を入れたほうが有利なのは明らかですよね。

そこで目安になるのが、上昇中につけた直近安値(赤い線)です。直近安値を割ってしまうと、上昇トレンドが終わったという判断になります。

ですから、上昇フラッグと認識するための基準としては『直近安値を割っていないこと』を目安にしてみてください。下降フラッグの場合は逆になりますので、『直近高値を超えていないこと』が目安となります。

チャートパターン・ペナントの基本

ペナントもフラッグと同様にトレンド継続を示すチャートパターンで、それぞれに上昇・下降の形状があります。

ペナントも『旗』を意味することばですが、こちらは三角形の旗のことです。ペナントの中にさらに2つの形状があります。

  • ①高値と安値、どちらも収縮しているペナント
  • ②高値か安値、どちらか一つだけが収縮しているペナント

①高値と安値、どちらも収縮しているペナント

ペナントの図-1

高値と安値、どちらも収縮している『ペナント』がこちらです。

この形はどちらかと言えばレンジ中に形成されることが多いため、「どちらに抜けていくのか?」の予測ができません。ただ、上位の時間足のトレンド方向に抜けた場合のみエントリーしたほうが精度は上がるでしょう。

ちなみに、ペナントはラインを引くと三角形になることから『三角持合い』とも呼ばれています。

上位足を判断の参考にする手法はマルチタイムフレームといいます。詳しくはこちら↓↓↓↓↓

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②高値か安値、どちらか一つだけが収縮しているペナント

ペナントの図-2

高値を更新できずに、安値だけが徐々に切り上がって収縮している『ペナント』がこちらです。

この形のペナントはトレンドが出ている時に形成されることが多く、この場合は特に上昇トレンド中に表れやすい形です。また、この場合は高値更新のブレイクを狙うのが王道的な狙い方です。

ですから、逆に「安値を更新できずに、高値だけが切り下がっているペナント」は下降トレンド中に形成されることが多いので、安値ブレイクを狙っていきます。

チャートパターン、フラッグ・ペナントの狙い方

フラッグとペナントの狙い方は、大きく分けて二つしかありません。

  • トレンドラインのブレイク狙い:フラッグと、ペナントの①
  • 水平線のブレイク狙い:ペナントの②

この内「水平線のブレイク狙い」については、こちらで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

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ここからは「トレンドラインのブレイク狙い」について、『上昇フラッグ』を例に解説していきます。

エントリー

上昇フラッグでのエントリー

エントリーの狙い方としては、明確にブレイクが確認できた時です。たとえば『終値ベースで抜けた時』などが分かりやすいでしょう。

エントリータイミングは多少ラインに引き付けて狙っても良いですが、トレンドラインが斜めになってる点に気を付けてください。

「なるべくラインに引き付けたい」と考えてしまうと、エントリーチャンスを逃してしまうことも多くなります。引き付けて狙う時はほどほどにしておきましょう。

損切り

上昇フラッグでの損切り-1

ラインブレイクの損切りは、ラインの内側に値動きが戻ってきた時に行うのが、基本です。

上昇フラッグでの損切り-2

ただし、トレンドラインは斜めになっているがゆえに、このような値動きになってしまうこともあります。

ですから、このような値動きになった場合には、ある程度のところで損切りするつもりでいたほうが良いでしょう。

利確

利確は直近の最高値が分かりやすい目安になります。

上昇フラッグでの利確

ただし、直近の最高値を目安にしても、あまり値幅が無い場合もあります。もちろんさらに高値更新を期待しても良いですが、その場合の精度は低くなってしまうでしょう。

そこで、なるべく手堅く狙っていきたいなら、そういう時には「エントリーしない」というのも選択肢の一つです。つまり、損益比率のバランスで考えてみるということです。

ですから、損切りと利確はエントリー後に決めるのではなく、あらかじめエントリー前に考えていくようにしてくださいね。

まとめ

今回は「ペナント」と「フラッグ」について解説してきました。

高値と安値、どちらか片方だけが収縮しているペナントの場合は、水平線ブレイクと狙い方は一緒なので、エントリーは難しくありません。しかし、それ以外のパターンでは、今回解説したようにトレンドラインのブレイク狙いになりますので、少し難しい手法だったと思います。

ですので、「ペナント」と「フラッグ」を狙うとしたら、全ての形を狙うのではなく、なるべく自分が狙いやすい形の時だけ狙っていくようにしていきましょう。

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