FXのテクニカル分析は、テクニカル指標(インジケーター)を使うものだけではありません。
チャートの形状から相場を読み解く「チャートパターン」も人気です。
「ダブルトップ」と「ダブルボトム」は、数あるFXのチャートパターンの中でも、最も現れやすい形です。この2つが狙えるようになると、取引のチャンスも大きく増えるでしょう。
今回の記事では「ダブルトップ」と「ダブルボトム」の基本から取引手法まで、詳しく解説していきます。ほかのチャートパターンについてはこちら↓↓↓↓↓
- ダブルトップ・ダブルボトム(← 今ここ)
- ヘッドアンドショルダー
- フラッグ・ペナント
- 週明けの窓埋めトレード
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チャートパターン、ダブルトップ・ダブルボトムの基本
まずはダブルトップ・ダブルボトムの形状を確認しましょう!
ダブルトップとは?
上昇トレンド後に、ローマ字のMのような波形になったパターンが「ダブルトップ」です。
赤丸で囲った安値の位置に引いたラインは『ネックライン』と呼ばれています。
ダブルボトムとは?
下降トレンド後に、ローマ字のWのような波形になったパターンが「ダブルボトム」です。
ダブルトップと同様に、赤丸で囲った高値の位置に引いたラインが『ネックライン』です。
チャートパターン、ダブルトップ・ダブルボトムの取引手法
ダブルトップとダブルボトムは、エントリー・利益確定・損切りの3つの判断に利用できます。
エントリー
ダブルトップとダブルボトムは、ネックラインを割った時がトレンドの転換点になります。
つまり、ネックラインを割った時がエントリーポイントです。
ただし、エントリーのやり方は大きく分けて2つあります。
①抜けたら即エントリー
②ネックラインで反発してからエントリー
これはどちらが正解ということではありません。それぞれにメリット・デメリットがあります。
①エントリー回数は多くなるが、ダマシも多くなる
②エントリー回数は減るが、ダマシも少なくなる
ちなみにこの辺の考え方は、ブレイクアウトのエントリー方法と一緒ですので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
損切り
ダブルトップ・ダブルボトムの損切りの位置は、大きく分けると2つあります。
①はネックラインの上に戻ってきたら損切りというパターンです。これは損切り幅を短くする分、利確幅も短くて済むというメリットがあります。ただし、もちろん損切りに合ってしまう可能性は高くなります。
②は高値の上に損切りを入れるパターンです。こちらは損切り幅が広い分、損切りになる可能性は低くなります。しかし、②は利確幅も広くする必要があるため、下落の勢いが無くなったあとには、ダラダラした動きとなる可能性もあります。
これもどちらが正解というわけではなく、どちらにも一長一短がありますね。
安定して勝てるトレーダーになるために、ぜひしっかり検討して損切りルールを決めてください。詳しくはこちら↓↓↓↓↓
利確
ダブルトップ・ダブルボトムは利確の位置も2つあります。
①は高値とネックラインの幅と、同じ位の値幅を狙うパターンです。
ダブルトップ(ダブルボトム)では「この幅くらいが動く目安」と言われているため、この辺の位置は非常に意識され、一旦値動きが止まりやすい傾向があります。ですから、手堅く狙うなら①の位置が良いでしょう。
もう一つが過去のチャートの波形を参考に水平線を引く②や③のパターンです。
一度サポートとして機能した位置は意識されますので、「また意識されるだろう」という根拠で設定するわけです。ただし、あまり過去のチャートから引き過ぎてもキリがありませんので、まずは直近のトレンドを参考にするのが良いでしょう。
チャートパターン、ダブルトップ・ダブルボトムの取引例
ここからは、実際のチャートでダブルトップとダブルボトムの取引例を見てみましょう。勝てたパターンと負けたパターンを両方紹介しますので、参考にしてください!
ダブルトップで勝てたパターン
これは分かりやすくて綺麗なダブルトップのパターンですよね。
チャートには収まっていませんが、もう一段下の安値まで落ちているので、利確も大きく狙えていた局面です。
ダブルボトムで負けたパターン
これも綺麗なダブルボトムの形ですが、残念ながら負けてしまっています。しかも、一旦下がってから再上昇しているという悔しいパターンでした。
ただし、このパターンでは①のように、ダブルボトムの外側に損切りを入れていたら、損益比率は良くて1:1にしかなりません。
損切りの1.5倍以上の利食いがしたい場合には、どうやっても取ることはできない局面です。
チャートパターン、ダブルトップ・ダブルボトムの精度を上げる方法
ダブルトップ・ダブルボトムを活用する上で必要になるのが、絞り込むことです。エントリーしても良い形と見送るべき形を見極められれば、徐々にエントリーの精度も上がっていくでしょう。
ここからは、「ダブルトップ・ダブルボトム」のエントリー精度を上げる方法を3つご紹介します。問題形式で紹介していきますので、ぜひ一緒に考えながら読んでみてくださいね。
- ダウ理論
- トレンドライン
- リスト
ダウ理論
こちらに2つのダブルトップの図①と②があります。
どちらもネックラインを割ってきましたので、エントリーを検討したい場面です。
しかし、ある考え方を加えることで、片方はエントリー、もう一方は見送りとなります。
ここで加える一つの考え方とは何でしょうか?
また、その考え方を加えることで、どちらがエントリーOKで、どちらが見送りになるでしょうか?
今回はこの図をこのように考えていきます。
つまり、相場の波を読んで『ダウ理論』でトレンドを判断してみるということです。ダウ理論についてはこちら↓↓↓↓↓
ダウ理論では、高値も安値も切り上げていれば「上昇トレンド」。高値も安値も切り下げていれば「下降トレンド」と判断します。
②はちょっと波が小さいですが、高値も安値も切り下げていますので、「下降トレンドが始まった」という判断でエントリーOKとなります。
しかし、①は高値がまだ切り下がっておらず、トレンド転換とは判断できないので、エントリーは見送りです。
ちなみに同じ図でもう一つ別の考え方があります。
トレンドライン
もう1つの考え方では、図にこのようにラインを加えます。
つまり、トレンドラインですね。
比べてみると一目瞭然ですが、①はトレンドラインを割ってきたのでエントリーOKです。②はまだ割っていないので、エントリーするのは早いということになります。
先ほどのトレンド転換の考え方とは逆になりましたが、このように考え方一つで結果が変わってしまうのは珍しいことではありません。
どちらが正しくて、どちらが間違いというわけでもありません。もちろん両方で判断してみても構いませんが、その場合には、今回はどちらも見送りという判断になります。
ただし、いきなり両方で判断しようとすると難しいと思いますので、まずはどちらか1つで試してみてください。慣れてからもう1つ加えてみましょう。
そして、その上で自分が納得できるやり方を採用するのが、ベストな判断になります。
上位足の確認
「ダブルトップ・ダブルボトム」のエントリー精度を上げるなら、上位足のトレンドに合った時だけエントリーする方法もあります。上位足と下位足を合わせて分析する方法は「マルチタイムフレーム」と呼びます。↓↓↓↓↓
しかし、どの時間足に合わせるか?が重要です。
じっくり考えてほしいので、ここでも問題を出させていただきますね。ただし、今度は図を書いてしまうとネタバレになってしまうので、今回は図はありません。イメージしながら考えてみてください。
まず大前提として、ダブルトップは上昇トレンドから下降への転換、ダブルボトムは下降トレンドから上昇への転換を狙うのが、基本でしたね。
15分足でトレンドを作って上昇してきたケースで考えてみましょう。
その後、ダブルトップを形成し、その後ネックラインを割ってきました。
次に、上位足のトレンドを確認するために、1時間足を見てみました。
さて、1時間足は下降トレンドになっているでしょうか?
シンキングタイムだポン!
それでは、答えをお伝えしますね。
15分足で上昇トレンド後にダブルトップを形成して下降に転換した時、1時間足が下降トレンドになっていることは、ほぼありません。
なぜなら、15分足の大きな流れが1時間足だからです。15分足が上昇してきたのに、1時間足が下がっていることは、基本的にはありえないですよね。
この時の1時間足の流れは、良くてレンジ。もしくは上昇トレンドの押し目になりそうなポイントであることがほとんどです。
ですから、15分足でダブルトップのネックライン割れを狙う時は、1時間足のトレンドに合わせようと思っても、エントリーはできないということになるのです。
ならどうするっコ?
ただし、ダブルトップ・ダブルボトムを狙う時、上位足のトレンドに合わせることができないわけではありません。
15分足でエントリーする時に、ダブルトップ・ダブルボトムの場合は、1時間足というのがちょっと小さ過ぎるのです。
もし、上位足を見るなら、4時間足以上が適しています。
イメージとしては、15分足でネックラインを割ったのが、4時間足以上で見ると、下降トレンド中の戻り売りになっているパターンです。
これなら、上位の時間足のトレンドに合わせたエントリーが可能ですよね?
ですから、取引するのが15分足なら、上位足は4時間足以上。1時間足でエントリーするなら、上位足は日足以上が良いでしょう。
ダブルトップやダブルボトムで上位足にトレンドを合わせるなら、ちょっと大きめの足を見るのがコツです。
まとめ
今回は「ダブルトップ」と「ダブルボトム」の基本から取引手法まで解説してきました。
ここで紹介した負けパターンのような取引をすると、やはり悔しいですよね。しかし、自分のやり方をコロコロと変えないことが重要です。
「さっきはダメだったから、今度はこうしよう」なんて時に限って、次のトレードでは「最初のやり方だったら勝てたのに…」なんて事がよくありますので、決めたルールは守るように心掛けましょう。トレードルールの作成についてはこちら↓↓↓↓↓
今回の記事では、ダブルトップ・ダブルボトムの精度を上げる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
- ダウ理論に基づいてトレンドの発生を確認する
- トレンドラインを割ったかどうかで判断する
- 大きめの上位足のトレンドに合わせる
もちろん全部の判断材料を取り入れても構いませんが、そのぶんエントリー回数は減ってしまいます。
ですから、その辺の「バランス」を取ることが大事です。
全部で勝つ事を目標にするのではなく、勝ったり負けたりを繰り返しながら利益を残していくと割り切って、それが可能になる取引回数と判断材料のバランスを考えていきましょう。
自分に合ったバランスを見つけるためにも、練習する際にはその辺も意識しながらやってみてくださいね。
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