ここでは、FXで利益を得るためのもう一つの存在、「スワップ金利(スワップポイント)」について解説していきます。
外貨を持っておくだけで毎日入ってくる金利収入、それがスワップ金利。
その正体とは?

FXで利益を得る方法は、「為替差益による利益」か「スワップポイントによる利益」の2種類ポン!
投資をする前に注意点について詳しくみておきましょう!
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スワップ金利とは
スワップ金利とは、各国の通貨の金利差から生じる利益のこと。
仮に、米ドルの年利が4.2%、日本円の年利が0.2%だったとします。
この場合の金利差は、「4.2 - 0.2」で4.0%となりますよね?
この4.0%という数字をスワップ金利と呼び、金利の低い日本円で、金利の高い米ドルを買った場合、元金に対して毎日年利4.0%分の金利を得ることができるのです。
金利差によって生まれる利益のため、金利の差が大きければ大きいほどスワップ金利も多くなります。
長期投資に向いている「スワップ金利狙い」
スワップ金利狙いの投資法は、十分な資金が確保できれば為替差益狙いよりもリスクが低いとされています。
為替差益狙いの取引は、一回一回が勝負。
どこで買ってどこで売るか、どの通貨を攻めるか、などを都度決めていく必要があります。
しかしスワップ金利狙いならば、「スワップ金利の高い通貨ペア」と「スワップ金利の高いFX口座」を選ぶだけ。
一度取引したら、あとは長期的に保有しておけばいいのです。
もちろん、スワップ金利狙いにもリスクは付いてくるのですが・・・
せっかく毎日スワップ金利が入ってきても、それ以上に為替差益でマイナスになってしまう、なんてことも普通にありえますので。
為替差益狙い同様、「どの通貨ペアを選ぶか?」というのが重要になってきます。
毎日どれくらいのスワップ金利がもらえる?
金利収入として毎日もらえるスワップ金利。
それでは実際に、毎日どれくらいの金額をもらうことができるのか?
以下に、目安として「一日あたりにもらえる主要国のスワップ金利」を記しておきます。
スワップ金利は日によって変動しますし、FX口座によっても変わってきます。大体以下のような金額になります。
※2024年11月現在、日本円で外貨を10万通貨分買った場合。
通貨ペア | スワップ金額 |
---|---|
米ドル(日本円) | 0~3000円 |
ユーロ(日本円) | 0~2000円 |
英ポンド(日本円) | 0~4000円 |
豪ドル(日本円) | 0~2000円 |
ご覧の通り、日本円で米ドルを10万通貨分買っておけば、最もスワップポイントが高いFX会社で毎日約3000円の金利収入となります。
もちろん、10万通貨ともなれば為替差益も大きく動くので、そのあたりは要注意ですが。
価格が安定している主要通貨ペアでもこれだけスワップポイントが受け取れるので、価格下落リスクの高いトルコリラやメキシコペソなどの新興国通貨ではもっと高いスワップポイントが設定されることが多いです。


ちなみに上記の一覧は、「日本円で外貨を買った場合」なので、日本円よりも金利が低い通貨を買ってしまうと、スワップ金利は逆にマイナスとなってしまいます。
数年前は「ユーロ」など、日本円より金利が低い通貨もありました。そのため、日本円でユーロを買う、つまり「ユーロ/円」という通貨ペアを買うと、日々スワップポイントが差し引かれていました。しかし、2024年時点では日本より金利が低い通貨はほとんどありません。
為替相場同様、金利も変化していきますので、スワップ金利狙いの投資をする場合は要注意です。
まあ、秒単位で変わる為替相場とは違い、金利の場合は変わるとしても早くて数か月単位ですが。
世界各国は新型コロナウイルス後の景気対策として金利を一気に引き下げました。しかしその後、過熱した経済を冷やすために逆に金利の引き下げが行われました。2024年以降は十分に景気の引き締めが行われたと判断し、金利の引き下げに移る国が増えています。そのため、しばらくは主要国の通貨ペアのスワップポイントは低下傾向が続くと予想されています。
スワップ狙いの投資のポイント
日々何もしなくてもお金が入ってくるスワップポイント狙いの投資ですが、リスクもあります。
為替相場の変動により、売買で手に入れた通貨の価値が下がってしまい、スワップ金利以上に為替差損が出てしまうこともありますので。
スワップポイント狙いの投資をする際には、以下の点を事前に考慮しておくことをおすすめします。
- 分散投資
- スワップポイントの高いFX口座を選ぶ
分散投資
為替リスクを減らし、効率的にスワップポイントによる利益を得るにはどうすればよいのか?
それは、「一つの通貨に依存せず、複数の高金利なメジャーカレンシー(主要通貨)を保持する」こと。
例えば「ポンド/円」「ユーロ/円」「ユーロ/ドル」「オーストラリアドル/ドル」のように、低金利通貨で高金利の強い通貨をいくつか同時に買っておくのです。


なぜこうすることにより為替リスクが抑えられるかというと、為替の特性上、すべての通貨が同時に下がるということは考えづらいからです。
どこかの国の通貨価値が下がれば、その反動でどこかの国の通貨価値が上がる、というように。
仮に米ドルの価値が下がったとすれば、それは米ドルを売りに出す人が増えたということですので、その分他の通貨が買われていることになります。
そして、この買われた通貨は価値が上がります。
為替は、こうしたバランスで保たれているため、世界の主要通貨が同時に下がる可能性は低いのです。
(もちろん、短期的には主要通貨同士で同時に下がっていくこともありますが)
このように、複数の高金利な主要通貨を保持しておけば、為替リスクを格段に減らすことができ、結果スワップポイントをしっかりと受け取れるようになる可能性が高まります。
ただし、日本円の状況が変化したことがきっかけで為替変動が起きる場合は、円絡みのペア全てが影響を受ける可能性があります。日本は長らくゼロ金利政策を取っていて日本円の金融政策に由来する為替変動は少なかったですが、2024年以降はゼロ金利政策を解除していく方針を示していますので、注意が必要です。
スワップポイントの高いFX口座を選ぶ
スワップポイント狙いの投資を行なう場合、上記のように為替リスクを軽減することも大事ですが、他にもスワップポイントの高いFX口座で口座開設するということも重要。
毎日得られるスワップポイントですが、得られる金額はFX口座によって異なります。
同じ通貨を1万通貨買っていたとしても、付与されるスワップポイントが、Aという口座では80円、Bという口座では50円、なんてことも普通にありますので。
1日単位でこの差ですから、長い目で見るとだいぶ変わってきます。
1日30円違うだけで、一ヶ月で900円、一年なら10,800円も違うのですから。
しかもこれは、最低単位である1万通貨での話なので、保持する通貨単位が2万通貨、3万通貨と増えていけば、得られるスワップポイントも2倍、3倍と変わってしまいます。
FX口座選びがいかに重要かがお分かりになるはず。
長期投資ならば、スワップポイントが高い口座を選ぶことは必須となってきますので、是非とも強く意識してください。
国内FX業者の方がスワップポイントは高く設定される傾向があります。ただし、レバレッジが低いのでポジションを維持するための資金が大きくなるのがデメリットです。海外FX業者でもスワップポイントが比較的高い会社もあります。
スワップ金利狙いの投資での注意点
「相場変動を予測する」という、初心者や多忙な人にとっては抵抗ある部分を大幅にカットできるため、FXを始めたばかりの人やじっくりFXに取り組む時間のない人たちからも非常に人気のある投資法であるスワップ金利狙い。
安全な投資が実現しやすいため、初心者だけでなく中~上級者からも幅広く人気を集めている投資手法です。
ここからは、そんなスワップ狙いの投資を行なう際に絶対に注意しなければいけない点について扱います。
まずスワップ狙いの投資とは、一度買った通貨(=建てたポジション)を長期で保有し、日々のスワップ金利を受け取り続けることにより、長い時間をかけて安全・着実に資産を増やしていこう、というような投資法。
そしてこの投資法で大事なのは、
- 資金不足による強制決済を喰らわないこと
- 途中で心が折れて損切りしたりしないこと
この2点です。
長期間に渡って着実にスワップ金利を積み上げていくのが目的ですから、意図しないタイミングで決済してしまう(または強制決済されてしまう)状況というのは絶対に避けなければならないのです。
途中決済となってしまうパターン
では、どういう状況になると途中で強制決済となってしまうのか?
例えば、10万円の資金で米ドルを買うとします。
仮に相場が「1ドル=100円」とした場合、1万ドル買うには100万円が必要。
よって、資金の10万円に10倍のレバレッジをかければ100万円になるため、1万ドル買うことができます。
さあ、あとは地味にスワップ金利が貯まっていくのを待つだけ・・・なのですが、ここで問題となってくるのが為替差損。
1万通貨の取引の場合、相場が1円動くたびに1万円の増減が発生します。
つまり、「1ドル=100円」⇒「1ドル=95円」のように5円下落すれば、5万円のマイナスになってしまうのです。
このように大きな為替差損を喰らってしまった時、以下のような考えに陥ることがあります。
「まずい・・・ 既に資金が半分に減ってる・・・ このままじゃ全部無くなってしまうかも・・・ よし、決済してしまおう! 全部なくなるよりマシさ!」
こういった弱気な思考に囚われると、長期で持ち続けてスワップを稼ぐはずが、大きな為替差損だけを残して終わってしまうことになるのです。
また、ここで弱気にならず持ちこたえたとしても、業者側から「著しい証拠金維持率の低下」と判断されて強制的に途中決済(ロスカット)されてしまう場合があります。
この場合も、当然大きな為替差損を被っての手仕舞いとなります。


途中決済となってしまう理由と回避法
では、なぜ上記のように途中で決済してしまうハメになってしまったのでしょうか?
原因は、明らかに「資金力とレバレッジのバランス」です。


もし最初に50万円用意することができ、レバレッジを2倍ほどに抑えておけば、先ほどの例のように5万円の為替差損を被っても、まだ45万円の資金が残っています。
こうした余裕から、弱気になって途中決済に走ってしまうこともないでしょうし、業者側からロスカットされてしまうこともありません。
資金が尽きてしまうことさえなければ、日々スワップ金利が貯まっていきますのでいつかは為替差損を埋めることができます。
為替差損を埋めるどころか、長期で持っていればいつかは相場が反転し、逆に為替差益を出せるところまで到達することも普通にありえます。
そうなれば、為替差益+それまでに貯まったスワップが丸々手に入るのです。
スワップ狙いの長期投資を行なう場合は
スワップ金利狙いで長期投資を行なう場合の注意点をまとめますと、、、
短期投資の場合は、少ない資金から高レバレッジで小刻みに勝負していくのも醍醐味の一つですので低資金で投資を始めるのもよいでしょうが、長期投資の場合はある程度の資金があった方が良いです。
少なくとも、50万円~100万円ほどは欲しいところ。
そして、レバレッジは3~5倍程度に抑えるべきです。
長期投資を行なう場合はある程度まとまった資金(50万円~100万円)から始め、10円~20円の相場変動にも余裕を持って耐えられるくらいのレバレッジに抑えておきましょう。
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