OpenSea(オープンシー)は、世界最大のNFT(非代替トークン)マーケットプレイスであり、多くの人が興味を持っています。
しかし、OpenSeaでNFTを購入するためには、ブロックチェーン上で取引(トランザクション)する必要であり、慣れていない人にはハードルの高い作業でしょう。
そのため、OpenSeaでのNFT購入をためらっているユーザーも多いようです。
この記事では、OpenSeaでNFTを購入する具体的な方法や購入できない原因について詳しく解説します!

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OpenSea(オープンシー)でNFTを購入するための基礎知識
OpenSea(オープンシー)でNFTを購入したいけど右も左もわからない方!
まずは前提知識として以下の3点を知っておきましょう。
- 利用にはウォレットが必要
- 主にイーサリアムネットワークに対応
- オークション形式か固定価格
利用にはウォレットが必要
OpenSea(オープンシー)でのNFT購入は、まずMetamaskなどのOpenSeaに接続できるウォレットを用意し、入金することが必要です。


その後、OpenSeaのサイトにアクセスし、そのウォレットを接続して利用します。
仮想通貨を保管する方法はいくつかあります。仮想通貨を購入した取引所内にそのまま保管しておく方法はよく利用されていますし、ネットに接続していないため安全性が高いコールドウォレットもあります。OpenSeaを利用するには、こうしたウォレットではなく、外部に接続できる形式のウォレットが必要になります。
OpenSeaは複数のブロックチェーンに対応していますので、使用したいブロックチェーンに対応したウォレットを用意してください。
主にイーサリアムネットワークに対応
NFTは、それぞれ特定のブロックチェーン上で発行されています。
あるブロックチェーン(たとえばイーサリアム)上で発行されたNFTを別のブロックチェーンに移動させることは基本的にできません。


OpenSeaはもともとイーサリアムブロックチェーンのNFTを取り扱うマーケットプレイスでしたが、現在はほかのブロックチェーンにも対応しているため、購入前にどのブロックチェーンなのかを確認する必要があります。



複雑になったっコ・・・
マルチチェーン対応にはなりましたが、現在も出品数としてはイーサリアムブロックチェーンのNFTが多いです。そのほかに利用できるブロックチェーンとしては以下のようなものがあります。
- ポリゴン
- クレイトン
- アービトラム
- オプティミズム
- アバランチ
- ゾラ
- ベース
- ブラスト
- セイ
- B3
オークション形式か固定価格
OpenSeaでNFTを購入する方法は、主にオークション形式か固定価格の二つです。
固定価格はシンプルで一般的な出品方法です。出品者が希望する価格を設定し、購入者はその価格で即時に購入できます。
オークション形式はさらに2種類に分かれています。イングリッシュ・オークションは一般的なオークション方法で、参加者が価格を提示してき、最高額の入札者が落札します。もう一つはダッチ・オークションで、高い価格から始まり、時間とともに価格が下がっていきます。その時点で提示されている価格で購入を希望した人が落札します。
OpenSea(オープンシー)でのNFTの買い方
ここからは、OpenSea(オープンシー)でNFTを購入する具体的な方法を紹介します!
まずウォレットを接続し、それから購入します。
OpenSeaは日本語表示に対応していますので、操作前に表示を切り替えておくと便利です。


ウォレット接続
ウェブブラウザでOpenSea (https://opensea.io/) にアクセスし、右上の「ログイン」をクリックします。


使用したいウォレットを選択します。以下の3種類のウォレットが選択肢として表示されますが、「その他のウォレットのオプション」をクリックすればほかのウォレットも選択できます。
- MetaMask(最も一般的)
- Phantom
- Coinbase Wallet
MetaMaskのポップアップが表示されますので、パスワードを入力して「ロック解除」をクリックします。
OpenSeaに接続することの承認を求められますので、「接続」をクリックします。
トランザクションの署名が求められますので、「確認」をクリックします。
OpenSeaの利用規約とプライバシーポリシーが表示されます。内容を確認し、「Accept and sign(同意して署名)」をクリックします。
ウォレットが正常に接続されると、画面右上にアイコンと残高が表示されます。
NFT購入
OpenSeaのトップページで検索バーを使用したり、カテゴリを選択したりして興味のあるNFTを探します。


検索結果からNFTの画像をクリックすると詳細ページが開きます。


購入したいNFTのページで「今すぐ購入」ボタンをクリックします。


「今すぐ購入」が表示されるのは固定価格で出品されているNFTです。オークション形式の場合は「入札する」ボタンが表示されますので、希望の入札価格を入力してオークション結果を待ってください。
まずはお試しで安いNFTを購入したい場合、CryptoKittiesやAxie InfinityなどのNFTのシリーズ名などで検索した後、「価格が低い順」に並べ替えるのがおすすめです。


数秒待つとMetaMaskの画面が開きますので、購入金額(送金額)とネットワーク手数料を確認し、「確認」をクリックします。


「確認」ボタンをクリックした後、トランザクションが処理されるまで待ちます。数分かかる場合があります。
取引が完了すると、「トランザクションが完了しました」と表示されます。


ここまでの手順でNFTの購入は完了していますが、念のためNFTがきちんとウォレットに入っているか確認しましょう。
MetaMaskにログインし、「NFT」の欄をクリックすると所有するNFTのアイコンが表示されます。


MetaMaskにNFTを入れるのが始めての方は、「NFTの自動検出を有効にする」をクリックしてください。


OpenSea(オープンシー)で購入できない原因は?


OpenSea(オープンシー)で購入ができない方は、以下の5点を確認してみてください!
- 残高が不足している
- 通貨を間違えている(特にWETH)
- ウォレットの問題
- ほかのNFTの購入手続きが途中
- OpenSea・ブロックチェーンの不具合
残高が不足している
OpenSeaでは、「購入金額+ネットワーク手数料」以上の残高がウォレットに入っていないと購入できません。ネットワーク手数料はネットワークの混雑具合によって変動するので、余裕を持った金額をウォレットに入れておきましょう。
ネットワーク手数料はイーサリアムブロックチェーンでは「ガス代」と呼ばれるものです。イーサリアムブロックチェーンでレイヤー2の活用が盛んになってからガス代の高騰は落ち着きましたが、以前は数十ドルのガス代が必要な時期もありました。
現在はネットワーク手数料は高くても数ドル(数百円程度)で利用できます。
通貨を間違えている(特にWETH)
ウォレットの残高と購入したいNFTに必要な仮想通貨が違う場合は購入できません。
特に、オークション形式での入札には仮想通貨そのものではなくラップドコインが必要になります。
ラップドコインとは、ある仮想通貨を預け入れると代わりに受け取れる仮想通貨のことです。イーサリアムのラップドコインは「WETH(ラップドイーサリアム)」です。
ウォレットの問題
ウォレットが接続されていない場合、NFTを購入することができません。
OpenSeaでは、言語表示の切り替えなどの際に突然ウォレットの接続が解除されてしまうこともあります。一旦ウォレットの接続に成功していても、購入できない場合は再度接続が行われるか確認してください。
Google Chromeの拡張複数で複数のウォレットをインストールしている場合、使いたいウォレット以外のウォレットの拡張機能が開いてしまうこともあります。そのような場合は開いてしまうウォレットを一旦停止してください。
MetaMask以外でも、日本語で使用できるウォレットにはBybit Walletなどがあります。↓↓↓↓↓


ほかのNFTの購入手続きが途中
ほかのNFTの購入手続き中は、別のNFTを購入できません。連続で購入したい場合は注意が必要です。
NFTの購入はブロックチェーンでのトランザクション(取引)が完了してはじめて完了するので、数分のタイムラグが生じる可能性があります。
OpenSea・ブロックチェーンの不具合
一時的にOpenSeaがダウンしたり、操作が不安定であることがあります。また、ブロックチェーンそのものが停止してしまうこともあります。
ほかのトラブル要因が見当たらない場合は、OpenSeaやブロックチェーンで不具合が発生していないか、X(Twitter)などで確認してみましょう。



リアルタイムの情報収集はXが便利ポン!
OpenSea(オープンシー)のガス代は高い?


OpenSea(オープンシー)は「ガス代が高い」というイメージを持たれています。
先ほど説明した通り、ガス代とは、NFTの売買に必要になる取引手数料(ネットワーク手数料)のことです。特にイーサリアムブロックチェーンの取引手数料のことをガス代と呼びます。
結論、現在ではガス代についてあまり気にする必要はなく、数百円程度です。
心配な方のためにガス代の仕組みなどについて解説します!
- リアルタイムに変動する
- イーサリアムは比較的高い
- ガス代は大幅に減少
- NFT価格は無関係
リアルタイムに変動する
ガス代は、トランザクションの処理速度やブロックチェーンの混雑状況によって変動します。
取引が多い時間帯にはネットワーク混雑が発生し、ガス代が高くなることがあります。
リアルタイムに変動しますので、OpenSeaの取引画面でガス代を確認したら金額が変わらないうちになるべく早く取引を実行するといいでしょう。
通常、ガス代は数ドル〜数十ドル程度の範囲ですが、過去にネットワーク手数料が高騰した時期にはガス代が数百ドルを超えることもありました。
イーサリアムは比較的高い
ガス代の相場は、使用するブロックチェーンによって異なります。その中でもイーサリアムブロックチェーンは比較的高いです。



高いと言っても今は数百円っコ!
もともとイーサリアムブロックチェーンのネットワーク手数料の高さがネックでほかのブロックチェーンの開発や利用が盛んになったいう背景もあり、ほかのブロックチェーンは手数料が安いことが多いです。
ガス代は大幅に減少
イーサリアムブロックチェーンは、ガス代の高騰が問題になった結果、「レイヤー2」という補助的なブロックチェーンでトランザクションを処理する仕組みが導入されました。その結果、イーサリアムのメインチェーンで処理されるトランザクションが減少したため、現在はガス代の高騰が問題になる頻度は減っています。
NFT価格は無関係
ガス代は1回あたりのトランザクションで発生する費用であり、送金金額がいくらかは無関係です。そのため、NFTの購入価格が高ければガス代が高くなるということはありません。
その代わり、NFTの購入価格が少額でも同じガス代が発生してしまいますので、安いNFTを購入する際にはガス代の方が高くなることもあります。
OpenSea(オープンシー)ではNFTの購入・販売・作成が可能!
OpenSea(オープンシー)はNFTを取引できるオンラインマーケットプレイスです。
NFTを購入するだけでなく、販売や作成も可能です。
最近はNFTの購入・販売・作成ができるマーケットプレイスが増えているので、興味がある方は自分でNFTを作成してみるのもおもしろいかもしれません。
保有するNFTを売却したい方に向けた記事はこちらです。↓↓↓↓↓
NFTはOpenSeaが最大手ですが、最近はほかのマーケットプレイスも利用され始めています。大手取引所のBybit(バイビット)では、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスの出品を集約したマーケットプレイス「NFT Pro」がありますので、こうしたプラットフォームもおすすめです。NFT ProはBybit Web3で利用できます。↓↓↓↓↓


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