仮想通貨ジャンルで、無料で利益を得られるチャンスと言えば「エアドロップ」です。
エアドロップは、新しく立ち上げられたプロジェクトが無料で通貨を配布して、自分たちのプロジェクトを知ってもらおうといったような、主に認知度の向上を目的として広く行われています。
そのため、多くのエアドロップでTwitterでの友人のタグ付けやリツイートが必須となっています。また、参加したエアドロップに友人を紹介することで追加報酬を得ることも可能です。
無料でもらったものが値上がりしたら大きな利益が得られるよ!
お得なエアドロップですが、情報収集を主に英語で行わないといけないなど、日本人にはなかなか難易度が高い面もあります。
この記事では、エアドロップの情報収集や応募の方法について詳しく解説します。
エアドロップの基本情報
エアドロップにデメリットはあるの?
エアドロップは認知度の向上というマーケティングの一環で行っているため、参加や受け取りに対してのリスクやデメリットは一切ありません。
しいて挙げるとすれば、手間が掛かることくらいでしょう。しかし、プロジェクトごとに要求されるシンプルなタスクをこなすだけなので、ポイントサイト感覚で始めることができます。
もらえるかどうかは抽選なので、コツコツたくさん応募しよう
エアドロップは一回につき大体5USDT~50USDTほど貰えるのが相場ですが、エアドロップで貰った仮想通貨が高騰して、数倍~数十倍になったりと言うことは珍しくありません。
一切お金を使わずに貰うことができるため、エアドロップにはたくさん参加しておいて損はないでしょう。
過去にあった高額エアドロップ
過去にあった高額エアドロップには、分散型取引所(DEX)であるUniswap(ユニスワップ)が発行したUNIがあります。
現在でこそメジャーな仮想通貨であるUNIですが、分散型金融(DeFi)が始まったばかりの時期に「Uniswap給付金」と呼ばれるほどの高額なエアドロップを行いました。
Uniswapを一度でも利用したことのあるユーザーを対象に400UNIのエアドロップを行い、当時の価格でおよそ12万円、現在価格で120万円以上のエアドロップです。
とんでもない金額のエアドロップだね!
Uniswapの場合は、過去にUniswapを利用したことのあるユーザーへのエアドロップで少し特殊な例ですが、今後同様の高額エアドロップも出現するかもしれません。
また、同じ分散型取引所(DEX)である1inch(ワンインチ)も、競合相手であるUniswapのユーザーを奪うべく高額のエアドロップを行いました。この思い切ったエアドロップは「ヴァンバイアアタック」と呼ばれ、金額は平均で13万円相当であったと言われています。
エアドロップを貰うための準備
なにしろ無料というメリットがあるので、ほとんどの人がエアドロップをやってみたくなったのではないでしょうか?
エアドロップをもらう前に、スムーズに手続きを済ませられるようにあらかじめ準備しておきましょう。
エアドロップを貰うために必要なもの
エアドロップに参加するためには、下記のものが必要になる場合があります。
どれが必要になるかはプロジェクトごとに異なるので、よく使われるTwitter、テレグラム、Discordのアカウントをまずは用意し、そのほかのものは必要になってから用意という形でもいいでしょう。
✓メールアドレス
✓X(旧Twitter)アカウント
✓テレグラムアカウント
✓Discordアカウント
✓Linkedinアカウント
✓Slackアカウント
✓Redditアカウント
✓Mediumアカウント
✓YouTube・Facebook
日本人になじみのないものもあるので、それぞれ解説します。
メールアドレス
手軽に作成できるGmailの物を用意しましょう。普段から利用しているメールアドレスとは別で管理しておくことをおすすめします。仮想通貨と普段使いのアドレスを混同すると、普段受け取るメールが埋もれてしまい、とてもややこしいメールBOXになります。
Twitterアカウント
エアドロップを貰うためには、ほとんどのプロジェクトでTwitterのリツイートが必要になります。フォロワーの方々の迷惑になりかねないため、筆者はエアドロップ専用のアカウントを用意しています。TwitterIDはテレグラムbotに頻繁に入力することになるため、アカウントIDは覚えやすいIDにしておくと良いですね。
また、自身のプロフィールURLも必要となる場合があります。TwitterのプロフィールURLとは「https://twitter.com/自分のTwitterID」のようなURLになります。
テレグラムアカウント
テレグラムを利用したことのある方は日本では少ないかもしれません。仮想通貨の世界でテレグラムは重要な情報源であり、頻繁に活用するツールのひとつです。主にエアドロップで必要になるのは、「@○○○○」形式のアカウントIDです。
Discordアカウント
テレグラム同様、仮想通貨では重要なツールのひとつです。コミュニティの管理をDiscordで行っているプロジェクトも多数あります。また、日本人同士で有料サロンや仮想通貨情報を交換する場としてもよく利用されていますね。Discordは「#○○○○」形式のIDの入力を求められます。
日本ではあまり馴染みのないLinkedinですが、ビジネスシーンでは多く活用されています。エアドロップで必要となる頻度は少ないものの、アカウントは持っておくといいでしょう。
「https://www.linkedin.com/in/○○○○/」のような自身のプロフィールリンクを求められる事が多いです。
Slack
Linkedin同様に使用頻度は少ないですが、こちらも持っておくといいでしょう。自身のIDやプロフィールリンクを入力する場合があります。
アメリカ発の巨大SNSです。2021年に起きたGameStop事件は記憶に新しいでしょう。個人投資家が結託してGameStop株を高騰させ、空売りを行っていたヘッジファンドを追い詰めた事件です。このGameStop事件はReddit内での呼びかけによって行われました。
エアドロップでもまれに利用することがあるので、アカウントは持っておくと良いでしょう。
Medium
ブログのように記事を投稿することができるSNSです。仮想通貨プロジェクトが開発や進捗状況をレポートとして報告するのによく使われています。最近のエアドロップではMediumでのフォロー要求が増えてきました。Googleアカウントでの登録も可能なためアカウントの作成は比較的容易です。エアドロップでは自身のプロフィールURLを入力することがあります。
YouTube・Facebook
こちらは説明不要ですね。既存のアカウントでエアドロップに参加可能です。
FacebookはプロフィールURLやプロフィールIDを、YouTubeも同じくプロフィールURLの入力を求められる事があります。FacebookのプロフィールURLは自分の名前をクリックしたページで確認できます。YouTubeの場合は少し特殊で、右上の自分のアイコンをクリック⇒【チャンネル】をクリック⇒【ホーム】をクリックすることで自身のアカウントURLへたどり着くことができます。
MetaMaskを開設してウォレットアドレスを準備しよう
エアドロップで仮想通貨をもらえることになった場合、それを受け取るウォレットが必要です。
しかし、Binance(バイナンス)やFTXなどの仮想通貨取引所のウォレットではエアドロップを受け取ることができません。
そのため、別のウォレットを作成しましょう。おすすめは汎用性の高いMetaMask(メタマスク)です。
また、エアドロップで受け取る仮想通貨ごとに、使用するネットワークが異なるので、運営側から指定されたネットワークのアドレスを用意しましょう。
MetaMaskのウォレット作成方法や、ネットワークの追加方法については、この記事で解説しています。
エアドロップ情報を探す方法
この章ではエアドロップ情報を探す方法について解説していきます。エアドロップの案件は英語で募集されているので、ウェブ翻訳機能などを使いながら、英語サイトで調べていくことになります。
AirDropAlart
世界で最も有名なエアドロップ情報サイトです。エアドロップの中には、登録だけさせて配布しないプロジェクトも多くあるのですが、AirDropAlartに掲載されているもので配布されないプロジェクトはなかなかありません。
恐らくですが、ある程度精査されてから掲載しているのでしょう。最も信頼できるエアドロップ情報サイトであると言えます。ただしすべて英語であるため、英語が苦手な方は翻訳機能が必須となります。
CoinMarketCap
大手仮想通貨情報サイトであるCoinMarketCapでもエアドロップを行っています。随時何かしらの通貨のエアドロップを行っていますが、抽選であることがほとんどです。大手で安心感もあるため応募者もかなりの人数になり、筆者も応募しているもののなかなか当選しません。
しかしCoinMarketCapのエアドロップは配布額が高額なものが多く、当選した際にはまとまった金額のエアドロップを受け取ることが出来るため、参加しておいて損はありませんね。手間はかかるものの、積極的に参加しておきたいエアドロップです。
Twitterアカウント
Twitterでエアドロップ情報を発信しているアカウントも多数あります。ですが、こちらはエアドロップ情報を手当たり次第に紹介しているアカウントもあり、貰えないものや詐欺のエアドロップもあるため少し注意が必要です。
稀にある詐欺のエアドロップの特徴ですが、テレグラムに誘導し、エアドロップで得た報酬を出金するために手数料を送れというような、最後に少額の仮想通貨を要求してくるものが多いです。
エアドロップの出金のために仮想通貨を要求されたら、その多くは詐欺ですので送金しないように注意してください。送金さえしなければ特に何も被害は無いので、時間を無駄にしたと思って諦めましょう。
エアドロップの参加方法
さて、ここからは参加方法の紹介です。
今回はCoinMarketCapのエアドロップに参加してみましょう。テレグラムに参加したりTwitterをフォローしたりと、他の媒体でのエアドロップと共通のタスクが多いので、なんとなく流れをつかんでいただけたらと思います。
事前準備として、CoinMarketCapにアカウント登録しておいてください。CoinMarketCapのアカウントは、メールアドレスとパスワードを設定するだけで登録可能です。
参加するプロジェクトを選択する
アカウントを準備したら、まずCoinMarketCap上部の「Calendars」タブから「Free Airdrops」を選択します。
すると現在開催されているエアドロップ一覧が表示されます。今回は「Impossible Finance」のエアドロップに参加してみましょう。
「Impossible Finance」をクリックすると、参加方法の説明と参加ボタン(Join This Airdrop)が表示されたページが表れますので、「Join This Airdrop」をクリックしましょう。
CoinMarketCapは、サイトそのものは日本語化されていますが、プロジェクト運営側が入力した情報は基本的に英語のままです。何が書いてあるか知りたい人は、Google翻訳などを活用しましょう。
参加条件を満たす
「Join The Airdrop」をクリックするとタスクと入力フォームが表れます。1~15まで入力や選択が必要で、やや手順がややこしいですが、1から順に説明していきます。
①CoinMarketCapのウォッチリストにImpossible Financeを追加する
「★ウォッチリストに追加」ボタンをクリックするだけで、自動的にウォッチリストに追加されます。
②CoinMarketCapのTwitterアカウントをフォローする
「Follow@CoinMarketCap」をクリックすると、CoinMarketCapのTwitterアカウントへ移動するのでフォローしてください。
③Impossible FinanceのTwitterアカウントをフォローする
「Follow@Impossiblefi」をクリックすると、Impossible FinanceのTwitterアカウントへ移動するのでフォローしてください。
④CoinMarketCapのFacebookアカウントをフォローする
「Follow@CoinMarketCap」をクリックすると、CoinMarketCapのFacebookアカウントへ移動するのでフォローしてください。
⑤.CoinMarketCapのテレグラムチャンネルに参加する
「Join Telegram」をクリックして、CoinMarketCapのテレグラムチャンネルに参加してください。
⑥Impossible Financeのテレグラムチャンネルに参加する
「Join Telegram」をクリックして、Impossible Financeのテレグラムチャンネルに参加してください。
⑦Impossibleannテレグラムチャンネルに参加する
「Join Telegram」をクリックして、Impossibleannのテレグラムチャンネルに参加してください。Impossibeannというのは、Impossible Financeのアナウンス用テレグラムチャンネルのことです。
⑧バイナンススマートチェーンのウォレットアドレスを入力
バイナンススマートチェーン(BSC)のウォレットアドレスを入力して下さい。BSCネットワークの仮想通貨が受け取り可能であればOKなので、バイナンススマートチェーンのウォレットを開設しなくても、メタマスクにBSCネットワークを追加したもので対応可能です。
⑨TwitterIDを入力
自分のプロフィール画面に記載されているTwitterアカウントIDを「@〇〇〇〇」形式で入力します。
⑩FacebookIDを入力
FacebookIDは、自身のプロフィール画面を表示した時のURLを確認しましょう。「https://www.facebook.com/〇〇〇〇/」となっているので、この赤字の部分がIDです。赤字の部分のみ入力しましょう。
⑪テレグラムIDを入力
「Settings」画面の「Edit Profile」に表示される「@〇〇〇〇」形式のIDを入力します。
⑫~⑮記載内容に同意する場合、バーをクリック
⑫~⑮は、主に情報の共有範囲など、プロジェクトのルールに関する同意確認の項目です。Google翻訳などで目を通し、同意できる場合は、バーをクリックしてください。
参考までに、今回の案件でどのようなことが書かれているかを掲載します。
⑫ | 私は、CoinMarketCapが、対象ユーザーの中から当選者を選別する目的で、関連する詳細を第三者プラットフォームと共有することを承認します。Impossible Financeのプラットフォームは、(i)Binance Smart Chainウォレットアドレスと(ii)電子メールアドレスを、(i)コンテストの要件と(ii) プラットフォームのポリシーを満たしたユーザーのデータベースと参照します。 |
⑬ | 私は、当選者はエアドロップパートナーが単独で選考基準に基づいて決定するため、上記の条件を満たすことが当選を保証するものではないことを理解しています。 |
⑭ | 私は、結果や分布について質問がある場合は、エアドロップパートナーに直接連絡します。 |
⑮ | 私は、これらのサイバーセキュリティのベストプラクティスを確認し、悪意のある者から自分を守るために必要な予防措置を講じます。 |
そして最後に「Join Airdrop」をクリックして申し込み完了です!
文章で説明するととても長くなってしまいますが、ほとんどが単純作業で慣れてくれば1タスク1分以内で完了します。
ちなみに、TwitterアカウントからのエアドロップですとTelegramのbotと受け答えをして入力していくものが多いです。
Telegram botでのエアドロップは、コマンドを選択していき要求されたものを入力していく形になります。慣れないうちは翻訳機能があったほうがやりやすいでしょう。
ここで便利なのがLINEの翻訳機能です。Keepや自分だけのLINEグループなどにスクリーンショットを送り、画像を表示させます。画像を表示させると右上に四角で囲った[A]がありますね。[A]をクリックすると画像に直接翻訳を表示してくれるんです。
スマートフォンからでもこの翻訳機能は利用できますので、是非試してみてください。
また、エアドロップには下図左側ように入力フォーム形式や、右側の画像のように【+1】のなどのボタンをクリックするだけでタスクを進めていける形式もあります。
フォローをしたりリツイートをしたりと、行うタスクはどれも共通して同じようなものばかりなので、エアドロップにはとにかくたくさん参加していきましょう。
エアドロップで貰っても無価値となって消えていくコインがかなり多いので、数をこなしていろんな種類のコインを貰っておくのがエアドロップのコツです。
エアドロップ以外に仮想通貨がもらえるサービス【番外編】
おまけとして、エアドロップ以外に仮想通貨が無料でもらえるサービスを紹介します。
Fauset
通称「蛇口」と呼ばれる、無料で仮想通貨が貰えるサービスです。一定時間おきに、ごくわずかの仮想通貨を入手することが出来ます。定期的にクリックしに行かなければならないため、かなりのマメさを必要とします。
ぴたコイン
Bitcoinの価格の推移を当てることで少額の仮想通貨が貰えるサービスです。こちらもかなりのマメさを必要とします。
筆者も一時期熱心に利用していましたが、根気が足りずに断念しました。外したとしてもペナルティなどは無く、価格が上がるか下がるかを予想する二択なので、誰でも簡単に参加出来るものとなっています。
999Dice
Fausetとゲームを組み合わせた画期的なサイトが999Diceです。
999DiceはカジノとFausetを組み合わせた、オンラインカジノのようなダイスゲームです。プレイヤーは0~999999の間で生成されるランダムな数字を当てるゲームに仮想通貨をBETして参加します。
999Diceに備わっているFausetで得たごくわずかの仮想通貨を掛け金に利用して、ダイスゲームでのギャンブルに無料で参加することも出来ます。増えればもちろん全額出金可能です。
Fausetで貰った仮想通貨だけでなく、仮想通貨による高額の入出金も可能で、チープなサイトであるものの参加者は意外と多く、有志によるbot開発なども行われています。
まとめ
CoinMarketCapのエアドロップ例にエアドロップの参加方法を解説してきましたが、いかがでしょうか。
「Youtubeのプロフィールリンクってどれだっけ…」なんてエアドロップでつまずいたときに、このページを読み返してくれたら嬉しく思います。
これからも仮想通貨情報をメインに999Diceのようなちょっと変わった情報もどんどん発信していきますので、よろしくお願いします。
コメント