2021年に日本に進出したばかりのThreeTrader(スリートレーダー)という海外FX業者があります。
このブローカー、とにかく取引条件がいいんです! 日本人が口座開設できる海外FX業者の中でNo.1と言ってもいいかもしれません。

驚きのスプレッドだよ!
とはいえ、まだ知名度が低く特徴があまり知られていません。
今回は、このThreeTraderのメリット・デメリットについて徹底解説します。
ThreeTraderのメリットが一目で分かる!
ThreeTrader(スリートレーダー)の最大のメリットは、取引コストが安いことですが、その他にもさまざまなメリットがあります。
✔スプレッドがとにかく狭い
✔ポイントプログラムが豪華
✔完全NDDで透明性が高い
✔サーバーが東京なのでスリッページが発生しにくい
✔日本語サポートがしっかりしている
✔出金も国内銀行経由で可能
では、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
スプレッドがとにかく狭い
ThreeTraderのスプレッドを見たとき、正直驚きました。既存の海外FX業者の中で一番狭いと言ってもいいくらいで、ドル円やユーロドルは、ゼロpipsになる時間帯が多いです。
スプレッドというか、正確にはトータルの取引コストが安いということになります。
ThreeTraderには、Rawゼロ口座とPureスプレッド口座の2つの口座タイプがありますが、このうち、お得なのは「スプレッド+取引手数料」が取引コストとなるRawゼロ口座です。
Rawゼロ口座 | スプレッド+取引手数料 |
Pureスプレッド口座 | スプレッドのみ |
2つの口座タイプを比較すると、このような関係になっているため、Rawゼロ口座の方がお得になります。


詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでください。


このRawゼロ口座のスプレッドを、取引コストが安いことに定評のあるExness(エクスネス)プロ口座やTitan FX(タイタンFX)ブレード口座、Tradeview(トレードビュー)ILC口座と比較してみます。
※ThreeTraderは往復4ドル、Titan FXは往復7ドル、Tradeviewは往復5ドルの取引手数料をスプレッドに換算。スプレッドが拡大する朝方の時間を除いて計測。
![]() ![]() ThreeTrader | ![]() ![]() Exness | ![]() ![]() Titan FX | ![]() ![]() Tradeview | |
ドル円 | 0.5pips | 0.6pips | 1.1pips | 0.8pips |
ユーロドル | 0.4pips | 0.5pips | 0.7pips | 0.6pips |
ポンドドル | 0.6pips | 0.6pips | 1.3pips | 0.9pips |
豪ドル米ドル | 0.6pips | 0.9pips | 0.8pips | 0.8pips |
ゴールド | 1.4pips | 1.8pips | 1.8pips | 1.6pips |
比較した3社すべてよりもThreeTraderの取引コストが安いという結果になりました。



間違いなく、一番有利なブローカーだね!
特に、ドル円やユーロドルは、ほとんどの時間帯でスプレッドがゼロです。1秒以下の単位で変動するレート(ティックと呼びます)をすべて記録して平均スプレッドを算出しているのですが、7割のレートでスプレッドがゼロでした。
ゼロスプレッドをアピールしていても、たまに0pipsになるくらいで実際0.2pipsや0.3pipsの時間が多いブローカーがほとんどであることを考えると、これはすごいです。
また、通常スプレッドの広いポンドドルや豪ドル米ドルも、平均スプレッドが0.2pips、取引手数料が往復4ドル(スプレッド換算で合計0.6pips)という狭さで、圧倒的です。
スプレッドについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。FX銘柄だけでなく、ゴールドや仮想通貨、株価指数も他のブローカーと比較してみました。


ポイントプログラムが豪華
通常、スプレッドの狭いブローカーはボーナスキャンペーンをやりません。Titan FX(タイタンFX)やExness(エクスネス)、Tradeview(トレードビュー)は一切ナシです。
しかし、ThreeTraderは取引ロットに応じて景品がもらえる豪華なポイントプログラムを提供しています。
ちなみにこのポイントプログラム、公式サイトの誰でも閲覧できるエリアには記載がなく、口座開設後に閲覧できるマイページの中に詳細が書かれていますので、興味がある人はまず口座開設してみましょう。


マイページ内の「ポイントストア」をクリックすると詳細が表示され、ポイントを現金や電化製品に交換することができます。
2021年7月時点で、選べる家電は7種類です。お店で購入するとどのくらいの値段なのかも調べてみました。
3,333ロット | AirTag(紛失防止タグ。約4000円) |
8,333ロット | AirPods Max(ワイヤレスヘッドホン。約5万円) |
11,666ロット | iphone mini(約7万5000円) |
25,000ロット | iphone 12 pro(約13万円) |
5,000ロット | Dyson pure cool me(ダイソン製パーソナル空気清浄機、約2万5,000円) |
16,666ロット | Dyson V15 Complete Pro vacuum(ダイソン製掃除機、約10万円) |
33,333ロット | RAZER BLADE 15(ゲーミングノートPC、約28万円) |
クリアしなければならないロットも多いですが、商品もかなり豪華ですね。
ポイントプログラムは最小166ロットから現金と引き換えることができますが、166ロットの場合は現金1000円程度(10ドル)なので、換金率はかなり落ちます。なるべくポイントをためて交換するのがいいでしょう。
ためられるポイントはロット数に応じるので、もちろんトレードスタイルによります。1日に10回以上トレードするスキャルピングなら早くたまります。逆に、兼業で夜の時間だけデイトレードを行うなどの場合、高額の商品を狙うにはなかなかたまりにくいかもしれませんので、年単位でコツコツポイントをためるなどの工夫が必要でしょう。
完全NDDで透明性が高い
ThreeTrader(スリートレーダー)は、「完全NDD」なので顧客との利益相反がありません。
NDDというのは、「ノー・ディーリング・デスク」、つまり、ディーリングデスクがないということです。ディーリングというのは、トレーダーの注文をインターバンク市場に発注するか、自社内で処理する方法するかを判断することで、ディーラーの判断で自社内で処理することを選択した場合、トレーダーが負けるとその分FX会社が得をすることになります。そうすると、ストップ狩りなどでトレーダーを故意に負けさせるメリットがFX会社側に発生してしまい、これが利益相反の状態となります。
ThreeTraderはNDDを採用している理由として、もしディーリングを行う場合、ディーラーの人件費がかかってコスト高になるという、合理的な説明をしています。



NDDにするかDDにするかは各ブローカーのビジネスモデルの違いだよ!
コスト高にならば、なぜディーリングをするFX会社があるのか疑問に思う人もいるでしょう。一般的に、NDDは、コストを抑えた運営で確実に利益が出るメリットがありますが、スプレッドや取引手数料だけを会社の利益とした場合、薄利のビジネスモデルになると言われています。
逆に、トレーダーの負け分を利益にした場合、ディーラーの人件費がかかったとしても、それを上回るくらい大きく儲けることができるメリットがあるそうです。
しかし、利用者としては、透明性のある、つまりストップ狩りなどをするメリットがFX会社側にないブローカーを使いたいですよね。ThreeTraderは、その点でおすすめできるブローカーです
サーバーが東京なのでスリッページが発生しにくい
ThreeTrader(スリートレーダー)は、自社のサーバーを東京に置いています。そのため、約定が早くスリッページが発生にくいです。
メタトレーダー4(MT4)から出された注文は、海外FX業者のサーバーに送られ、そこで約定されます。なので、海外FX業者のサーバーと、自宅PCなど注文を出した端末の物理的距離が近ければ近いほど、通信が早く到達するため、早く約定が行われることになります。
通信というのは人間の体感としては一瞬で行われているように感じるのですが、例えば地球の裏側に情報を送るときなどは、1秒の何分の1かの遅延が発生しています。このわずかな差の間にもFXのレートは変化しているため、通信の遅れはスリッページの原因になります。
ちなみに、通信遅延がどの程度発生するかは、MT4の右下で確認できます。


数回東京サーバーに不調があったため、現在はNYのサーバーに接続しているそうです。上記画像では151.63msと書いてありますが、msの数値が3桁のときはNYサーバー、2桁のときは東京サーバーに接続しています。msというのは1秒の1000分の1のことです。
日本語サポートがしっかりしている
ThreeTrader(スリートレーダー)は、チャットやメールでの日本語サポートに完全対応しています。
日本に進出したてのブローカーは、しばらく様子見で日本人スタッフを雇わず、日本語ができる外国人スタッフや、Google翻訳で対応することもあるのですが、ThreeTraderは日本語ネイティブのサポートスタッフを用意してくれているので、安心して利用できます。
公式サイトやマイページももちろん日本語対応です。デフォルト状態では英語で表示されるので、右上の言語ボタンをクリックして切り替えます。


出金も国内銀行経由で可能
入金が国内銀行対応という海外FX業者は多いのですが、出金も国内銀行可能となると、数が少なくなります。
XMTrading(XM)など、入金のみ国内銀行に対応している業者や、Exness(エクスネス)などそもそも入金も銀行が使用できない業者もあります。
使い始めるときは、出金方法のことまで気にしない人もいると思いますが、出金方法が充実していると、出金時に無駄にストレスがかからなくて済むので重要です。
海外FX業者はbitwallet(ビットウォレット)が使えるところが多いので、一旦bitwalletに出金して国内銀行送金してもらってもいいのですが、二度手間ですし、bitwalletは1回につき50万円しか引き出せず、その都度手数料が請求されるので、資金が多ければ多いほどロスになります。
クレジットカード入金をしていた場合は、国内銀行出金が選択できず、海外送金になってしまうそうなので、国内銀行出金を利用したい場合は、入金も国内銀行経由で行ってください。



国内銀行送金で、1度の手続きで出金できると便利だね!
知っておきたいThreeTraderのデメリット
FXブローカーにとって、日本市場というのは利用者が多い分競争が激しい市場でもあるのですが、ThreeTrader(スリートレーダー)は徹底的に条件の良さで勝負しに来ているなという印象です。
そのため目立ったデメリットはありません。しいて言うならこのあたりです。
✔ボーナスがない
✔Rawゼロ口座の最低入金額が高い
✔取引ツールがMT4のみ
ボーナスがない
ThreeTrader(スリートレーダー)は現在のところボーナスはないです。多分今後もないでしょう。
Titan FX(タイタンFX)やExness(エクスネス)など、スプレッドの狭さをウリにしているブローカーには基本的にボーナスはありません。
ただ、ボーナスは別になくてもいいという考え方もあります。ボーナスはどちらかと言うと初心者向けのサービスです。というのも、海外FXのボーナス制度はそもそも「負けたときの保険」であって、安定して勝ち続けた場合無意味だからです。
安定して勝てるFX上級者になった場合は、ボーナスなしでスプレッドの狭いブローカーを使った方がお得です。
取引ツールがMT4のみ
海外FX業者が初めての人向けに説明すると、iForexを除くほぼ全ての海外FX業者は、取引ツールとしてメタトレーダー4(MT4)やメタトレーダー(MT5)を採用しています。
4と5なので、当然MT5の方が新型で、性能はアップしています。具体的には、MT4はインジケータをたくさん使用したりチャートをたくさん開いたりすると、フリーズや処理の遅れが発生します。
一方MT5は、サクサクと動作します。さらに、スマホのチャート画面が2面にできたり、PCのチャートにこれから発表される経済指標を表示させることができたりなど、様々な便利機能が追加されています。





性能だけならMT5の圧勝だよ!
しかし、ThreeTrader(スリートレーダー)があえて旧型のMT4を採用しているのにも理由があります。メタトレーダーシリーズは、自動売買ツールやインジケータを追加してカスタマイズできるというのが特徴ですが、MT5ではこのカスタマイズ用のファイルがまだあまり販売されていないため、これまで通りMT4の方を使いたいという人が多い状況だからです。
カスタマイズ用のファイルの問題を除けば、MT5の方がはるかに便利なので、今MT4を使っている人でも、乗り換える人が徐々に出てきています。それを考えると、ThreeTraderがMT4しか使えないのは、デメリットといえます。
Rawゼロ口座の最低入金額が高い
取引コストが安いRawゼロ口座の方を使うには、10万円の入金が必要で、やや高いですね。
ただ、実はスプレッドの狭い他のブローカーも条件はほぼ変わりません。
![]() ![]() ThreeTrader | ![]() ![]() Exness | ![]() ![]() Titan FX | ![]() ![]() Tradeview | |
ドル円 | 0.5pips | 0.6pips | 1.1pips | 0.8pips |
ユーロドル | 0.4pips | 0.5pips | 0.7pips | 0.6pips |
ポンドドル | 0.6pips | 0.6pips | 1.3pips | 0.9pips |
豪ドル米ドル | 0.6pips | 0.9pips | 0.8pips | 0.8pips |
ゴールド | 1.4pips | 1.8pips | 1.8pips | 1.6pips |
先ほどのスプレッド比較表で見ると、Exnessゼロ口座とTradeviewICL口座もかなりスプレッドが低いですが、どちらも最低入金額は1,000ドル(約10万円)です。
海外FX業者全体でみると、最低入金額は高くても2万円の口座タイプが多いので、特にスプレッドが有利な口座タイプを使おうとすると、10万円程度はかかってしまうということですね。



入金の要件が低い業者ならTitan FXブレード口座がおすすめだよ!
ただ、口座のスペックから考えると、10万円の入金でこの口座を使えるのはお得とも言えます。200万円と高額の入金をしないと使えないTraders Trust(トレーダーズトラスト)のVIP口座やExclusive Markets(エクスクルーシブ・マーケット)のエクスクルーシブ口座よりもスプレッドの条件はいいです。
ThreeTraderの評判・安全性は?
ThreeTrader(スリートレーダー)は、まだまだ知名度が低いブローカーです。取引条件がバツグンに良いので、「気になっている」という声は最近よく聞くようになりましたが、実際に使っている人は少ないようです。
そこで、ThreeTraderの評判や安全性について調査してみました。
✔ライセンスの信頼性は高くない
✔実際の利用者が少ない
ライセンスの信頼性は高くない
ThreeTrader(スリートレーダー)は、バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の金融ライセンスを保有しています。ライセンスがないよりは断然いいですが、あまり規制は厳しくない、いわゆる取得しやすい金融ライセンスです。
海外FX業者が保有しているライセンスの中では、セーシェルが一番しっかりしていると言われていて、XMTrading(XM)やExness(エクスネス)など大手はセーシェルの場合が多いです。
ただ、バヌアツでも1国の金融ライセンスであることに変わりはありませんから、そこまで心配する必要はないでしょう。XMに次ぐ人気のTitan FX(タイタンFX)や、最近徐々に知名度が上がっているMilton Markets(ミルトン)もバヌアツライセンスです。
実際の利用者が少ない
2021年に日本に進出したてなので、これは仕方がない面もあります。
個人的には、スプレッドの条件が格段にいいことと、プレゼントがもらえることが魅力で今メインブローカーにしています。
サポートスタッフの対応もよく、不安な面はありませんが、海外FX経験の短い人は、今の段階で使い始めるのはなかなか不安という気持ちはあるでしょう。
当サイトでは独自の情報ルートもあるので、ThreeTraderは信頼できるブローカーだと断言することができますが、不安な人は、取引条件を最重視するのではなく、すでに評判の確立されたTitan FX(タイタンFX)やExness(エクスネス)を安心して使うという方が精神的にいいかもしれません。



何を重視するかは人それぞれだよ!
ただ、ここまで取引条件が有利であれば、今後爆発的に広まるということも考えられるので、気になる人は評判などを定期的にチェックしてみるといいでしょう。
総合評価
取引条件重視の人には、イチオシのブローカーです。
最近海外FX業者間の競争が激しくなっていて、ついにここまで取引条件をよくするブローカーが出てきたか・・・という印象があります。
競ってサービスをよくしてくれるのは、ユーザーにとってはメリットがありますね。
ThreeTrader(スリートレーダー)は、口座開設方法も簡単で、本人確認書類がそろっていれば10分程度で完了します。詳しくはこの記事で図解しています。
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