XMTradingで板情報は表示できる? MT5の板情報機能について徹底解説!

MT4からMT5に進化する際に追加された機能として、「板情報(マーケット・デプス)」があります。板情報は、株や仮想通貨の取引で活用されているツールなので、FXでも利用したい方は多いでしょう。

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そこで、大手海外FX業者のXMTrading(エックスエム)で板情報が表示できるか気になる方!

残念ながら、XMTradingでは板情報を表示できません

一見板情報に見えるツールが表示されるため勘違いしてしまいますが、板情報ではありませんので間違えないようにしてください。

この記事でわかること
  • XMTradingでは板情報は表示できる?
  • 板情報が表示できる海外FX業者はある?
  • 板情報が表示できるほかのツールはある?

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目次

XMTradingでは板情報表示を表示できない!

XMTrading(エックスエム)を含め、海外FX業者では基本的に板情報(マーケットデプス)を表示することはできません。

板情報は、どのレートにどれだけの注文が入っているかを示す情報なので、「市場の深さ」という意味で「マーケットデプス」と呼ばれることもあります。

MT5の板情報機能を表示させると、以下のような画面になります。実はこれには板情報は表示されていません。

XMTrading板情報

板情報が表示される場合は、以下のように出来高(Volume)の欄が表示されます(画像出典:MetaQuotes)。これが表示されていない場合は、板情報ではありません。

XMTrading板情報

板情報がない場合はスキャルピングツールに

MT5を開発したメタクオーツ社は、板情報を提供していない業者では、板情報機能は「スキャルピングツールとして利用できる」と説明しています。

スキャルピングツールとして利用する場合は、成行注文だけでなく、指値注文・逆指値注文までワンクリックでできるのが特徴です。

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下部にあるボタンで成行注文を、レートの横にある上下の矢印マークで指値注文・逆指値注文を行うことができます。

一部の海外FX業者では板情報を確認できる

一般的に、海外FX業者は板情報を提供していません。しかし、一部の業者は例外的に板情報を提供しています。特にcTraderを対応プラットフォームとして提供している海外FX業者では板情報が確認できます。

MT5でもFXGTの仮想通貨銘柄では板情報が表示されます。しかし、現在MT5上に表示されている価格でどれだけの量が約定できるかを示す限定的なものであり、どの価格帯にどの程度の注文が入っているかを把握して取引戦略に役立てるような板情報の使い方はできません。

XMTrading板情報

FXGTでは、ユーザーがどの程度のスリッページが発生するかの参考にできるよう、限定的な板情報を提供しています。

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MT5で板情報画面を表示する方法

MT5では、以下の方法で板情報画面を表示することができます。

STEP
「板情報画面」をクリック

気配値表示で、板情報画面を表示したい銘柄の上で右クリックしてメニューを表示させ、「板注文画面」をクリックします。

XMTrading板情報
STEP
板情報画面が表示される

板情報画面が表示されます。

XMTrading板情報

板情報を表示できるその他のツール【※XMTradingでは使えません】

株のように単一の取引所があるわけではないので、FX市場全体の板情報を表示できるツールはありません。板情報を確認できる場合でも、自分が取引しているFX業者のみの情報になります。

そのため、XMTrading(エックスエム)で取引するのならば代用のツールとしてふさわしいものはありません。

どうしても板情報を見ながら取引したい場合は、板情報を提供している海外FX業者で取引するのがいいでしょう。

有名なところでは、以下のツールがあります。

  • TradingView
  • cTrader

TradingView

人気の取引プラットフォームTradingViewでは「板情報(オーダーブック)」のサービスが提供されています。ただし、このサービスを利用できるのは「TradingViewに接続して取引でき」、かつ「板情報データを任意で提供している」ブローカーのみになりますので、選択肢は限られてしまいます。

TradingViewでは、板情報は「レベル2データ」と呼ばれています。

TradingViewによると、板情報データ(レベル2データ)は以下のFX会社・仮想通貨取引所で利用できます。

Afterprime, Alor, AMP, Binance, Blue line Futures, Bitget, Bybit, CFI, COMPOSITEDGE, Dorman Trading, FXOpen, GBE Brokers, Herenya, IBKR, iBroker, Ironbeam, Motilal Oswal, OKX, Optimus Futures, Phemex, StoneX, Tickmill, Tokenize, TradeStation, Tradovate, Velocity, Whitebit

日本人受け入れ可能な海外FX業者はいくつかありますが、日本語サポートを提供している海外FX業者は上記の一覧の中にはないようです。

なお、「TradingViewと接続して取引できる」とは、FX業者がTradingViewと提携しており、FX業者の口座情報と紐づけることでTradingViewサイト上で取引ができるという意味です。

板情報は提供されていませんが、海外FX業者でもeasyMarkets(イージーマーケッツ)などがTradingViewと接続して取引できます。詳しい情報はこちら↓↓↓↓↓

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cTrader

cTraderは透明性を重視した取引プラットフォームと言われており、板情報も確認することができます。

cTraderに対応している海外FX業者には、AxioryTradeview、IC Marketsなどがあります。

【まとめ】FXで板情報を確認するのは難しい

FXでは板情報が提供されないのが普通です。そのため、板情報を用いた分析も一般的ではありません。

MT5に標準搭載されているインジケーターには「ボリューム系」というジャンルがありますが、これもFX銘柄では実際の出来高ではなくティックボリューム(値動きが変動した回数)を代用して計算しています。

この記事では、板情報を表示できるツールとしてTradingViewとcTraderを紹介しましたが、利用できるブローカーが限られてしまいます。どうしてもという方のみの利用をおすすめします。

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