覚えている方も多いかもしれませんが、NTTドコモはWeb3への5,000億〜6,000億円の投資計画を発表し、またメタバース分野への積極的な参入も行っています。
その一環として、2022年11月にリリースされた「XR World」という代表的なサービスがあります。
XR Worldは、デバイスに依存しないブラウザベースのプラットフォームで、誰でも無料で利用できる点が特徴です。
しかし、ユーザーが誰もいない時間帯が多く、かなり過疎っています。運営会社も変更されているようで、今後も力を入れるようには思えません。
無人のメタバースを体験したい人にはいいかもしれないっコ
この記事では、XR Worldが今どうなっているかについて詳しく解説します。
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XR Worldとは?
「XR World」は、NTTコノキューというNTTドコモの完全子会社が提供するマルチデバイス型メタバースです。
手軽にメタバースを体験できる
このプラットフォームはアプリのインストールが不要で、ブラウザ上で手軽にメタバースを楽しむことができます。
最大の特徴は、アプリの必要がなくウェブブラウザから利用できることで、ユーザー登録も不要です。
NTTドコモのユーザーでなくても使えるポン!
音楽、ダンス、アニメなどのエンターテインメントコンテンツが当初は提供されて、今後はスポーツ、観光、教育など幅広いコンテンツが追加される予定・・・でした。
過疎っているのでどう遊べばいいのかわからないっコ
ヘッドマウントディスプレイには対応していませんが、その分手軽にPCやスマートフォンから体験することができます。
法人向けワールドクラフト機能
XR Worldは当初、ワールドクラフト機能を法人に限定していました。海外で知名度のある他のプラットフォームとは異なり、個人はワールドクラフトを行うことはできません。
その分、法人との提携には力を入れていたようで、立ち上げからしばらくは他の企業とのコラボイベントが複数開催されていました。
しかし、2024年に入ってからはイベントは全く開催されていないようです。
過疎ったXR Worldの今後は? 公式Xアカウントの運用もほぼなし
実際にXR Worldに入ってみても、誰もいません。
当初は企業とのタイアップが複数行われていましたが、運営会社の方針変更があったようです。
Xアカウントがほぼ活動していない
公式Xアカウントの最近の投稿は不具合やシステムメンテナンスに関するものばかりで、最後にプロモーション目的の投稿をしたのは2023年の9月です。
💡迷路攻略のコツ💡
— XR World (@XRWorld_JP) October 29, 2023
XR World大迷路ワールドで迷ったら、「ジャンプ」してみよう!
迷路の生垣上部に「GOAL」の文字が見える場所を見つけたら、そちらを目指して進んでみよう🏃💨
ぜひ迷路の中を探検する気持ちで楽しんでみてね😆🎶#XRWorldで遊ぼう pic.twitter.com/vjDd4Syos9
このことからも、XR Worldの運営に力を入れるつもりはないように見えます。
簡素な公式サイトに移転
XR Worldは以前はしっかりした公式サイトが存在しましたが、現在は簡素なサイトに移転しています。
現在のサイトはかなり簡素な作りで、Vket Cloudというメタバース開発エンジンのデモ版のような扱いになっています。
運営会社が変更されている
移転前のサイトは株式会社NTTコノキューが運営していましたが、移転後のサイトはメタバースに特化した企業「
株式会社HIKKY」が運営しています。
HIKKYは先ほど触れたVket Cloudというメタバース開発エンジンを開発した会社で、当初から技術面でXR Worldに関わっていたようです。
NTTがXR Worldの運営を諦め、HIKKYに譲ったが、HIKKYも力を入れる気はなくVket Cloudのデモ版扱いにしているというのが実態なのかもしれません。
今後もテコ入れはなさそうっコ
ちなみに、XR Worldがもっと注目を集めていた時期、JR東日本が提供するメタバース・ステーション「Virtual AKIBA World」と連携する予定だと発表されていました。
Virtual AKIBA Worldはすでにリリースされていますが、現在は特にXR Worldと関わりがあるようには見えません。Virtual AKIBA Worldには、HIKKYのVket Cloudは利用されているようです。
XR Worldの過疎り具合はXでも話題に
ドコモという大手企業が立ち上げ、期待度が高かったと思われるXR Worldですが、「人がいない」「過疎っている」とのコメントが多数SNSに投稿されています。
さらに、このようなコメントが投稿されたのは主に2022年や2023年で、2024年に入ってからは言及するユーザーすらも少なくなっています。
「過疎っている」とのコメント多数
XR Worldってどうなんだ・・・?行ってみたけど、ロビーには誰もいないし、VRじゃないからメタバース特有の感動も味わえない。
XR Worldはマジで誰もいないし、やることなくて3分も持たなかった。
一部のユーザーは、ロビーに他のユーザーがほとんどいないため、メタバースの魅力や交流が少ないと感じています。
また、VR体験がないことも不満の一因のようです。
さらに、XR Worldについて知識が不足しているユーザーもいて、何をすべきか分からないという声もあります。
検索すると「誰もいない」というサジェストが出ていることから、この点に対する不安が表れています。
以前はイベントが開催されることでまだ参加する意味もありましたが、2024年現在はそれすらもなくなってしまったので、廃墟のようになっています。
メタバース廃墟として楽しむしかない
先ほど紹介した運営実態を考慮すると今後のテコ入れは期待できないため、XR Worldはもうメタバース廃墟として無人感を楽しむしかないかもしれません。
リアルの友達を誘ってみて貸し切り状態で遊ぶという楽しみ方もあります。
XR Worldの始め方
過疎っていると聞いてあえてやろうという人はいないかもしれませんが、逆に気になってきた人向けに、「XR World」の始め方を紹介します。
3ステップで利用開始できてしまうので、始めやすいという点はいいですね。
孤独を楽しんでみてっコ
XR Worldの公式サイトを開き、「XR World」をクリックしてください。クリック後、通信に数分かかります。
XR Worldには特別な機器やソフトウェアは必要ありません。PCやスマートフォンを使用して、ブラウザから利用できます。
通信が完了したら画面が遷移しますので、ニックネームを入力して「入室する」をクリックしてください。
マイクの許可を求められますので、「許可する」をクリックしてください。マイクを許可しなければXR Worldは利用できません。
ここでの許可はXR Worldでマイクを使用する許可であり、実際のマイクはOFFの状態で始まります。マイクを使いたい方は、自分の好きなタイミングでマイクをONにしてください。
ここまでの手続きでXR World内を散策できるようになりました!
ユーザー登録が不要なので非常に簡単に利用開始できます。
XR Worldはログイン不要
NTTコノキューが運営していた時代のXR Worldは、基本はログインなし・無料で利用することができ、一部機能はログインあり・有料で利用する形式でした。ログインに使われたのはdアカウントです。
しかし現在は有料機能がそもそもなくなっているようです。
ユーザー情報などを保存できないのは残念ですね。
【まとめ】誰もいないXR Worldの過疎化は止まらないと思われる
ここまで紹介した通り、XR Worldにはテコ入れは期待できそうにありません。
過疎化したメタバースは、ある程度のところでサービスが終了するはずです。XR Worldももっと早く終了してもよさそうなものですが、デモ版として利用したいという運営会社の思惑もあり、過疎化したままサービスがずっと継続しているという珍しい状況のようです。
なかなかない状況ですので、気になった方は無人メタバースで遊んでみるのはいかがでしょうか?
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