詐欺業者「テキシアジャパン・ホールディングス」はどのように資金を集めたッコ?
方法や事件の動向を解説するポン!
投資関連の詐欺業者は多数います。今回紹介するテキシアジャパン・ホールディングスもその1つで、2017年から多くの資金を集めていたことが判明しています。
この記事では、テキシアジャパン・ホールディングスがどのようにして資金を集めていたのか、そして逮捕に至る経緯までを解説します。
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テキシアジャパン・ホールディングスとは?
テキシアジャパン・ホールディングスは、投資会社としてサービスを提供していました。ただ、実質的に投資会社として資金を運用していたわけではなく、得た資金を別の目的で利用していたことが判明しています。
この会社は実質的な経営者と社長、それ以外の社員で構成されています。実質的な経営者が全面的にサービスを宣伝するなどの立場で活動し、主に高齢者を狙って詐欺行為をしていました。詐欺という認識を薄めるための活動によって、信じ込ませて投資させるケースが多くありました。
こうした活動を続けて多くの金額を受け取っていましたが、2019年になって被害の全容が明らかになり、3月1日に会社に携わっていた人すべてが逮捕されるという事態となりました。その後、裁判によって一部の逮捕者に実刑が下っています。
テキシアジャパン・ホールディングスの手法
- ターゲットは高齢者
- とにかく怪しまれないようにして勧誘
- ネズミ講を採用した
テキシアジャパン・ホールディングスは大胆な手法を採用し、お金を持っている高齢者に出資させていました。一方で若い人は対象外としていた傾向があります。
まず、テキシアジャパン・ホールディングスの実質的な経営者であった銅子正人氏がキングという形でステージなどを行います。このステージは基本的に投資関連の内容ではなく、ただのコンサートのようなものです。
ここで高齢者のアイドルのようなイメージを植え付けて、信頼できるように持っていきます。また、お金に困っていないようなイメージを作るため、お金を高齢者に渡して信用させるような方法も採用していました。
こうして高齢者の信頼性を高め、騙されないと思った高齢者をターゲットとして、投資の勧誘を行って出資させていたことが判明しています。
より高い割当のためにネズミ講を採用
こうしてテキシアジャパン・ホールディングスへ出資させたのはいいですが、当然配当を出さなければなりません。ここで会社側は、より高いランクになれば報酬が増えると説明しました。
ランクを高めるためには、一定の金額を超える出資を行う、または他の人を勧誘して出資してもらうという形を採用しています。こうしてネズミ講と呼ばれる方法を使い、全く知らない人にもテキシアジャパン・ホールディングスへ出資させるようにしました。
ちなみにランク制度はこのように作られています。
このうち会員の待遇は以下の4つです。
- ディレクター
- マネージャー
- エバンジェリスト
- 一般会員
このような制度となっており、マネージャー以上になると報酬がかなり増額されます。しかし、ディレクターになるには銅子氏の承認が必要というルールがあり、実質的にはほぼディレクターの待遇は得られなくなっています。
元警察官が信頼性向上のために活動
この事件では、元警察官が勧誘などに携わっていたことが判明しています。
警察官は信頼できる、違法な投資ではないと説明して勧誘させ、多くの出資を行わせていました。また、生活安全課に所属していたこともあり、銅子氏に対して出資などの方法を知識を与えていた可能性が指摘されています。
こうして信頼できるようなイメージを作り出し、出資させていたのがテキシアジャパン・ホールディングスのやり方です。
テキシアジャパン・ホールディングスは契約書を作っていなかった
- テキシアジャパン・ホールディングスは契約書をつくらずに契約した
- 代わりに用意したのは借用書
- 全ては元警察官が関与したとされる
テキシアジャパン・ホールディングスは契約書ではなく、借用書によって契約していたことが判明しています。
テキシアジャパン・ホールディングスは3%以上の高配当が得られるという形で勧誘していましたが、元本保証なども当然設けていました。このシステムは銀行以外が採用すると出資法違反となるため、逮捕されないようにするため借用書で対応した可能性があります。
この借用書についても、元警察官が関与していたことが判明しています。逮捕される可能性を極限まで軽減するため、様々な部分で法をかいくぐるための対策が取られていたのは事実でしょう。
テキシアジャパン・ホールディングスの摘発と被害総額
2019年3月18日、警察はついにテキシアジャパン・ホールディングスの摘発に動きます。ここで銅子氏ら10人を逮捕しました。この中には社長や元警察官なども含まれています。その後、勧誘リーダーとされた男も後に逮捕され、この事件では11人が逮捕されています。
この時点での被害総額は460億円、被害者は13,000人以上と確認されています。ここまでの巨額詐欺に至ったのは、銅子氏がカリスマ性のある人物として活動していたこと、そして元警察官が信頼性確保のために動いていたことでしょう。
逮捕された11人のうち、1人は不起訴処分となり釈放、残り10人が起訴されました。銅子氏を除く9人には既に判決が下り、全て執行猶予のある有罪判決となりました。銅子氏は裁判が続いており、現在も判決が出ていません。
なお、銅子氏は罪状を否認しています。ただ、他の逮捕者はほぼ容疑を認めていることから、銅子氏が否認しても有罪判決はほぼ確定すると見られます。また、銅子氏には厳しい判決が下ると予想され、他の逮捕者と違い執行猶予なしの有罪判決が濃厚となっています。
テキシアジャパン・ホールディングスの残高は?
摘発されたテキシアジャパン・ホールディングスですが、残っていた残高は1,600万円しか無く、460億円以上とされた被害総額を返金するのは不可能と見られます。
現在はこの被害総額を回収できないか、系列会社なども含めて資産の確認が行われています。ただ、系列会社にもお金は残っていないとされるため、被害者への救済がどこまで進められるかはわからない状態です。
出資金は暴力団の資金源に?
この事件では、山口組系の幹部が逮捕されています。
この幹部は銅子氏の秘書役を担当していましたが、資金の一部を自身が所属する組に流していた可能性が指摘されています。しかし、この幹部は不起訴処分となっており、実際に資金を流したかどうかは不透明なままとなっています。
2021年に新たな展開!系列会社のガサ入れ
2021年に新たな動きがありました。系列会社が捜索されたのです。
この会社はワールドフレンドシップコインと呼ばれる仮想通貨(現在は暗号通貨と称す)を作り出し、本来コンサルティング会社では出来ない資産運用を行っていました。これが資金決済法違反となり、関係先を捜索することとなりました。
このコンサルティング会社はテキシアジャパン・ホールディングスと繋がりがあるため、巨額詐欺事件のさらなる真相解明、そして詐欺に使われた資金が残っていないかなどの期待が持たれます。
まとめ
今回のテキシアジャパン・ホールディングスですが、高齢者をターゲットとして詐欺事件を起こしており、最初から騙して稼ぐという狙いがあったのは間違いないでしょう。やり方も卑劣であり、許されるものではありません。
特に元本保証で高利を提示している投資については、信頼できない可能性が高くなっています。できる限りこうした投資は利用しないようにしましょう。自分の家族がそのような詐欺に引っかかりそうな場合は、絶対にしないように止めてください。
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