【数億円規模】海外FXの脱税事件まとめ!過去にニュースになった事例を解説

海外fxでお金を稼いだ場合、税金を納付しなければなりません。

しかし、税金を納付しないで放置する脱税と呼ばれる事例が確認されており、事件としてニュースになったこともあります。

過去の脱税事例を知っておくことで、海外fxを利用した場合でも税金を納付しなければならないと判断できるようになります。

脱税金額もかなり大きなものが存在していますので、大きな稼ぎを得た場合はしっかり納税するように心がけておきましょう。

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目次

海外fxで発生した脱税事例

海外fxで発生した脱税事例
  • 海外fxで脱税した人物は複数存在している
  • ニュースとなっている事例も確認されている
  • 中には逮捕に発展したものも

海外fxを利用したものの、脱税してニュースになっている事例は複数存在しています

ニュースになっていないものも含めると確認されている数はさらに多いと想定されており、海外fxで稼いだユーザーの対応が問題視されています。

中には逮捕に発展している事例まで含まれていることから、金額が大きければ危険なものと判断しておきましょう。

ここからは、実際に脱税事例としてニュースになったものを取り上げていきます。

海外のペーパー会社を利用して脱税した事件

まずは海外のペーパー会社を利用して脱税し、事件となった事例を紹介します。

逮捕されたのは当時64歳だった人物であり、会社員として仕事をしていることが確認されていました。

しかし、贈与された金銭を海外fxなどで運用し、多くの利益を得ることに成功していました。

得られた利益については海外のペーパー会社に隠して放置していたことが判明し、脱税だと判断され結果的に逮捕された事例です。

調べによると、小玉容疑者は2003年から、シンガポールの先物取引会社に自分名義と税金のかからないタックスヘイブン(租税回避地)に作った法人名義の口座を開設し、逮捕前の共同通信の取材に「海外取引でもあるし、黙っていれば分からないと思った」と答えていました。

四国新聞

2003年からシンガポールに会社を作っておき、タックスヘイブンを活用して税金の支払いを回避しようとしたのがこの事例です。

本来であればシンガポールはタックスヘイブンが適用されますので、税金を支払う必要性はどこにもないのです。

しかし、ペーパー会社に隠しているものと判断した日本の警察は、脱税していることに該当すると判断し、当人を逮捕するという状況に至りました。

脱税した金額は2億7000万円というとんでもない金額となっており、大きな金額を稼いだのは間違いないものの、多くの税金を支払わず放置していた事もわかります。

知人の口座を利用して脱税した事件

続いて知人の口座を利用して脱税した事例について解説します。

こちらもニュースになっており、情報や手口が既に判明しています。

静岡地検は9日、外国為替証拠金(FX)取引で得た所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税したとして、シンガポール在住の会社役員、溝田耕治容疑者(37)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。溝田容疑者は日本在住時に問題のFX取引を行い、利益を申告しないままシンガポールに移住していた。

日本経済新聞

脱税した金額はこちらも1億円以上と多くなっており、かなりの金額が脱税されていることがわかっています。

この手口については自動売買ソフトを利用して利益を出していたことが判明していますが、脱税の経緯は次のような情報が記載されていました。

関係者によると、溝田容疑者は取引に十数人の知人名義の口座を使用。数万円の謝礼を支払って口座を譲り受けた疑いも持たれている。地検は溝田容疑者が当初から利益を隠蔽する狙いでこれらの口座を使い分けていたとみている。

日本経済新聞

知人の口座にお金を移動させることで、海外fxを利用して稼いだ金額を隠すという方法を取っていたのです

そして本人はシンガポールへ移住し、税金を支払わなくてもいい状況を作っていました。

しかし、脱税目的で同様の行為を行っていたと判断されたことにより、シンガポールから帰国した時点で逮捕され、処分されています。

日本国内で得られた利益は確定申告が必要となっていることから、確定申告をしないでシンガポールに移住したことが今回の事例で問題視されました。

海外fxでも確定申告しなければ調査でばれる

海外fxでも確定申告しなければ調査でばれる
  • 海外fxも確定申告が必要
  • 申告していないものは税務署に調査されている
  • 無申告の場合は将来的に厳しい追徴課税となる

今回は2つの事例について解説しましたが、海外fxを利用した場合でも確定申告は必須です。

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国内で海外fxを利用して利益を出している場合は税金を申告しなければならず、仮に海外へ移住してタックスヘイブンを利用する場合でも国内で得たものは申告しなければなりません。

国内で利益を得た国内で得た利益と判断され確定申告が必要
海外で利益を得たタックスヘイブンが適用されているところであれば申告しなくてよい

国内で得られている利益は全て確定申告の対象となっており、全ての税金を支払うために申告手続きを取らなければなりません。

しかし、今回行っている脱税事例は、タックスヘイブンを間違って利用しているところが多いことから、タックスヘイブンを利用する際も税金の支払いをしっかり確認しなければなりません

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仮に国内で海外fxを利用した場合は、当然確定申告をして税金を支払うようにしなければならないため、移住前にしっかり対応してください。

また、税金を支払っていないと判断されている事例については、最終的に税務署に調査され追徴課税や逮捕に動くこととなっています。

確定申告をしていない場合

  1. 追徴課税を通知して指定された金額を支払う
  2. 追徴課税に応じない場合は逮捕に踏み切る
  3. 逮捕された場合は懲役刑などを受ける

無申告だった場合は将来的に追徴課税がかなり大きくなり、税額が1割以上増えてしまうという事例がありますので注意してください。

仮に逮捕まで行ってしまった場合は懲役刑が確定する可能性もあることから、金額によっては刑務所に入れられてしまう恐れも含めてしっかりした対応が必要です。

確定申告をしないで海外fxを使っていたことで大きな問題にならないよう、しっかり税金は支払っておきましょう。

追徴課税は人生終わる可能性もありますので、脱税だけは絶対にやめましょう!

まとめ

海外fxを利用して脱税している事例がいくつか報告されています。

脱税しているというのは極めて悪質な事例が多くなっていることから、利益を得た時はしっかり確定申告してください。

確定申告さえ行っていれば問題はありませんので、海外fxで利益を得た場合は指定の手続きを取り、税金分だけはしっかり払っておきましょう。

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