2023年3月10日、アメリカでも有名とされていたシリコンバレーバンクが破綻することが発表されました。
リーマンショックの再来とも予想されている破綻事例ではありますが、現時点で影響は最小限にとどまっている傾向があります。
将来的にはさらなる影響が予想されることも想定されるため、破綻の影響がどこまであるか気になるところではあるでしょう。
ここではシリコンバレーバンクの破綻について説明します。
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シリコンバレーバンクが破綻

- シリコンバレーバンクの破綻が発表されている
- 元々はテクノロジー関連の企業に融資していた
- 破綻の背景には貸出先の不足が影響している
シリコンバレーバンクは2023年3月10日に破綻が発表されたアメリカの銀行です。
アメリカではトップクラスと言われている銀行の1つであり、主にテクノロジー関連の企業に融資しているなどの方針で経営を続けていました。
テクノロジー関連の企業が多くあったこともあり、融資先に困る状況ではありませんでしたが、利上げ問題によって悩まされることになります。
アメリカではインフレが急激に拡大したことにより、利上げによって対応を迫られることになりましたが、この影響でIT関連は資金の引き上げを実施するようになったのです。
この影響の結果、シリコンバレーバンクには問題が生じるようになります。
- 貸出先が不足する
- 利益を得られない状況となる
- 経営上の問題が発生
様々な問題が発生したことにより、シリコンバレーバンクは追い込まれてしまいました。
シリコンバレーバンクが経営破綻
米銀行破綻で2番目の規模
リーマン以降で最大
利上げで貸出先の資金繰り悪化
総資産は日本円でおよそ28兆円
利上げによって価格が下落した債券の売却で損失が出て経営悪化、顧客からの預金の引き出しが相次いだことなどが原因と報じられていますね pic.twitter.com/PtiFD1x5fi— 安全第一️基本フォロバしています (@ichiro_GoldEA) March 11, 2023
預金引き出しを避けられなくなったことが大きな要因となっており、厳しい状況だったのは確かでしょう。
そして3月10日、現時点で預けられている預金を保護した状態で破綻することが発表されたのです。
預金は保護されているため利用している人への影響は最小限に留められることが想定されますが、破綻は大きなニュースとして発表されました。
シリコンバレーバンク破綻の影響は?

- 日本への影響も十分あり得る状態
- 既にドル円へのレートに影響している
- 今後さらなる破綻が発生すると世界不況も
シリコンバレーバンクの破綻について、現時点でも影響が出始めています。
まずドル円のレートですが、それまで136円台を推移している状況だったものの、一気に3円程度の円高に触れるようになり、アメリカの景気不安として捉えられるようになります。

ドル円のレートが影響していることは、日本への影響も既に発生していると見ていいことですし、将来的にはさらなる円高も発生することが想定されます。
次に他の銀行の破綻が既に発表されているということも影響しています。
シリコンバレーバンクが破綻した後、シグネチャー銀行も破綻を発表しているなど、アメリカでは銀行の破綻が一気に発表されたことによる不安が広がっています。
銀行の破綻はリーマンショックなどの影響を及ぼしかねないと予想されていることから、今後の状況次第ではとんでもない円高に触れる可能性があります。
アメリカの銀行破綻が増えると世界不況への影響は避けられない
アメリカの銀行が更に破綻するようになり、明らかに経営上の問題を抱えている銀行が増えていくようになると、世界的にアメリカの不安が広がっていきます。
同時に世界経済の衰退を意味することになり、世界的に危ないとされている金融機関等への不安感が広がるようになっていきます。
現在もクレディ・スイスが経営不振に落ち入り、UBSに4200億で買収されるなど、世界中の銀行の経営不安が広がっています。
次々と銀行が破綻する、または不安な状況が起こってしまうようになると、世界不況への影響は避けられないことになります。
リーマンショックと同様の問題が起きるようになると、当然ですが日本への影響は驚異的なものとなってしまいます。
シリコンバレーバンク破綻による日本への影響
日本への影響としては、円高方向に触れることによる輸出利益の問題が起こると想定されています。
現時点で円高傾向はあまり見られていませんが、将来的に更にアメリカの信用不安が拡大するようになれば、当然ドルよりも円を購入するユーザーが増えることになります。
円高傾向が急激に強まってしまえば、輸入品は安く手に入るようになりますが、輸出による利益が出てこないことになり、日本企業への影響は大きくなっていきます。
また、リーマンショックと同様の問題として、以下の問題に悩まされる傾向が出てきます。
- 株価の暴落
- 解消されない円高
- 経営不振の銀行等への不信感
リーマンショックと同じような問題が起きてしまうことにより、株価は大幅に暴落することが想定されており、今までの高値が維持されない可能性もあります。
また、円高は延々と続くことが想定されており、1ドル100円のラインを超える可能性も十分あります。
リーマンショック時は時の政権が対応しなかったことにより、円高は政権交代まで続くことになりましたが、今回はどのような対応を取るか注目されます。
同時に経営の問題を抱えている銀行などの不信が強まるようになり、日本でも銀行の破綻が増える可能性も十分あり得る状況です。
日本では1990年代に銀行の経営破綻が続出したことにより、色々と対策されている状態ではありますが、リーマンショック以上の問題に発展すると危険性が高くなります。
日本の景気が冷え込むことも想定されていることから、シリコンバレーバンクの破綻は他人事として捉えることはできなくなっています。
シリコンバレーバンク経営破綻。ヨーロッパでも株価の暴落がおきている。リーマンショック以来の大規模ショート。クレディ・スイス、ドイツ銀行などみちづれとなれば金融危機に。SVB破綻をきっかけに相場は大荒れ。みんなが恐怖を感じる時はお金が増えるチャンス。「知らなかった」人はリプ欄です。
— たけい社会投資家 (@takeiyusuke) March 15, 2023
日本への影響も踏まえれば金融危機の可能性は高いと思われますが、逆に言えば投資家にとっては利益を得るチャンスが生まれているのです。
まとめ
シリコンバレーバンクの破綻による影響は今後さらに及ぶと見られます。
リーマンショック以上の影響となるかどうかは今後の動向次第と言えますが、場合によっては更に厳しい影響も想定されます。
特に株価や為替に影響をおよぼすのは間違いなく、今後の動向をしっかり見ていくことが重要になるでしょう。
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