「デイトレードなどの短期取引で為替差益を狙う」
FXといえば、スワップ狙いの長期投資よりも、こちらを真っ先に想像する人も多いでしょう。
為替差益狙いの短期取引は、短期間で大きく稼ぐことができるという魅力がありますので。
しかし為替差益を得るためには、経済指標やテクニカル指標などを活用して相場変動を的確に予測する、という、特にFX初心者にとっては難関となる作業が待っています。
FX取引は、極論で言えば「取引する値段から、上がるのか下がるのかを当てる二択」です。
例えば100円の物があったとして、上がりそうだと思えば買う、下がりそうだと思えば売る。
そういう二択。
所詮は二択なので一見簡単そうに思えるのですが、これが意外と難しい・・・・
二択の妙。
投資家たちは、この二択に皆もんもんとしているのです。
この記事では、FXの中でも特にリスクを抑えた短期取引を行う際の注意点3つを紹介します！
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FX短期取引でリスクを抑えるための注意点3つ
為替差益狙いの短期取引。
難しい二択に挑むためには、リスク管理が非常に重要になってきます。
短期取引でリスクを抑えるためには、以下の3点に注意してください！
- テクニカル分析の活用
- リスク管理の徹底
- 分散投資
テクニカル分析の活用
FXには主にファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の二つの分析方法がありますが、特に短期取引の場合はテクニカル分析の方が重要になります。長期で見れば上昇トレンドの期間でも、短期では下降トレンドが発生したりするためです。
テクニカル指標（インジケーター）やチャートパターンなどのテクニカル分析を活用することで、市場のトレンドや転換点を把握し、より適切なタイミングで取引を行うことができます。
主要なテクニカル指標には、移動平均線、RSI（相対力指数）、MACD（移動平均収束拡散法）などがありますので、ぜひ勉強してみてください。
リスク管理の徹底
短期取引では、リスク管理が重要です。損失を最小限に抑え、利益を確保するために、以下のような手法を活用しましょう。
- ストップロス注文の活用
- リスク・リワード比の設定
- 資金管理
ストップロス注文とは、現在価格より不利なレートになると自動的にポジションを決済する注文のことで、主に損切りに使用されます。ポジションを持つ前にどのレートまで行けば当初の見立てを諦めて損切りをするのかを決めておくと、ズルズル損失が拡大するのを防げます。
二番目のリスク・リワード比の設定とは、1回の取引で取るリスクと期待するリターンの比率を事前に決めておくことです。一般的に、1:2や1:3のリスク・リワード比が推奨されています。この比率のバランスがおかしいと、勝ちトレードで利益が出ていても負けトレードと合算したトータルの収益はマイナスになってしまいます。
特に、1回の利益は少ないのに1回の損失が大きいトレードは「コツコツゴカン」と呼ばれていて初心者が負けてしまうよくあるパターンなので注意が必要です。
資金管理では、1回の取引で使用する資金を総資金の一定割合（例：1〜2%）に抑える方法がよく使われています。この方法を取り入れることで、大きな損失を避けることができます。
これらのリスク管理手法を徹底することで、感情的な取引を避け、冷静な判断を続けられるようになりましょう！
分散投資
短期取引でリスクを抑えるには分散投資も有効です。
FXの通貨ペアやそのほかのCFD銘柄にはそれぞれ相関性があります。一つ一つのポジションを小さくして相関性の低いペアに分散してポジションを持てば、一度に資金が減るリスクを小さくできます。
例えば、ユーロドルとドル円は同じドル絡みのペアなので、ドルが強くなった場合に同じドル高方向に進んでしまいます。（ユーロドルは上昇、ドル円は下落）
ここでドル円の代わりに豪ドル円を取引すれば、通貨のかぶりがなく相関関係も低いため、同時に負けるリスクが小さくなります。
FX短期取引でリスクを抑えるためにおすすめの銘柄
では、リスク管理を考慮した場合、どの通貨を対象として短期取引を行なうのが好ましいでしょうか？
おすすめは答えはドル円やユーロドルとなります。
これらの通貨ペアがリスクを抑えた短期取引に最適な理由は、大きく分けて2つあります。
まず第一は、「流通量が多い為、派手な値動きがなく安全」だから。
米ドルは世界中で扱われている通貨です。ユーロや日本円もメジャーな通貨なので、多少大きな売り買いがあってもそう激しく変動することは少ないです。
よって、「急激な変動で思わぬ損害を出してしまった」、「しばらく相場を見ないうちに大変なことになっていた」、などということが起こりにくいのです。
ポンドやニュージーランドドルなどは、主要通貨とはいえ流通量が比較的少なく、その分値動きが大変荒く、短時間で大勝ち・大負けすることが頻繁にあります。
「値動きの荒い方が刺激がある」
「短期間で大きな利益が狙える」
といった理由で、こういう値動きの荒い通貨を好む人もたくさんいますが、初心者のうちからこういった通貨に安易に手を出すのはあまり好ましくありません。
最初は、できるだけリスクを低くすることが大事。
まずは値動きのおとなしい米ドル／円で感覚を掴み、短期取引で為替差益を得るということに慣れてきたら、その都度扱う通貨を増やしていくようにするのが理想的です。
第二に、「米ドルに関しての情報が多い」という点。
アメリカは世界の中心。
そのため、アメリカの経済ニュースや米ドルの動きなどは世界中に配信されます。
投資をする上で、情報は多いに越したことはありません。
よって、自然と多くの情報が入ってくるアメリカ、そしてそのアメリカが発行している通貨である米ドルを投資の対象とするのは理にかなっていると言えるでしょう。
実際、その安定性や判断要素の多さが好まれて、米ドル中心の投資をしている人が非常に多いです。
リスクを抑えた投資には米ドルとメジャーな通貨とのペアが最適、ということを是非抑えておいてください。
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