FXで使われる用語「基軸通貨」には二つの意味があります。
一つめは、米ドルと意味で、二つめは為替レートの左側に表記される通貨です。例えば米ドル/円(USD / JPY)だと米ドル(USD)、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)だとユーロ(EUR)が基軸通貨になります。
この記事では、FXの基軸通貨の二つの意味を詳しく解説します!
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米ドルを指す「基軸通貨」
まず基軸通貨とは、難しい言葉で言うと、
「国際間の決済や金融取引の基軸となる国の通貨」
のことなのですが、今では単に米ドルのことを指します。

貿易を行なう際に使われたり、有事に備えて買われることが多い通貨が、基軸通貨たる要件とされています。
軍事や経済など、あらゆる面で強い影響力を持つアメリカ合衆国。
その力は世界の中でも群を抜いていて、もはや世界はアメリカを中心に回っているといっても過言ではないくらい。
そして、それは為替の世界でも同様。
アメリカが発行する米ドルは、世界の基軸通貨として流通しています。
では、なぜここまでアメリカが強い力を持つに至ったのでしょうか?
基軸通貨の歴史
ということで、今では「基軸通貨 = 米ドル」の図式が成り立っているわけですが、実は最初から米ドルが基軸通貨になっていたわけではありませんでした。
むしろ、アメリカは歴史の浅い国ですから。
元々基軸通貨の地位についていたのは英ポンド。
イギリスは「世界の工場」とも言われ、19世紀頃はあらゆるジャンルで世界のリーダーシップを執っていました。
しかし、第一次世界大戦の時にイギリスを含むヨーロッパ諸国が急激に衰え、逆に戦争による景気向上でアメリカが力を伸ばします。
そして、第二次世界大戦後にはアメリカの経済力は決定的なものとなり、名実共に基軸通貨の地位を確立したのです。
アメリカは戦争を利用して成長を続ける国、というのは、今も昔も変わっていません。
この基軸通貨の地位があるからこそ、アメリカの経済指標や利上げ・利下げなどはFXの世界でも大きな注目を集めています。


今後の基軸通貨は?
今後も米ドルが基軸通貨足りえるのか?という議論は、いろいろなところで繰り広げられてます。
最近はヨーロッパの単一通貨であるユーロが力を伸ばしていましたが、それでも米ドルと比べると流通量が遠く及ばず、まだまだ基軸通貨とは呼べないレベル。
しかし、米ドルでなければいけないということもないので、今後変わる可能性は充分にあります。
現に、英ポンド⇒米ドルという変遷があるのですから。
とはいえ、変わる可能性があるといってもなんだかんだで「基軸通貨は米ドル」というのはそう簡単に変わらないでしょう。
自分達の地位を守り抜く、という点に関して、アメリカは異常な執念を燃やしますから。
ロシアとの冷戦時、「どっちが先に月へ行くか」で激しく宇宙開発競争をしていた時も、出遅れていたアメリカが国家の威信をかけてアポロ計画を成功させたように。
これだけ負けん気が強く、しかも「ちょっと厳しいのでは?」ということもあらゆる手段を使って強引になんとかしてしまう国なので、「基軸通貨 = 米ドル」というのは今後も長い期間に渡って維持されるでしょう。
FXはファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を組み合わせて取引するとよいとされています。各通貨ごとの見通しなどのファンダメンタルズ分析の知識もつけていくと役に立ちますよ!
通貨ペア名の左側の通貨を指す「基軸通貨」
FXをやっていて目にすることが多い「基軸通貨」の意味は、通貨ペア名の左側に配置される通貨を指すものです。
先ほど説明した通り、米ドル/円(USD / JPY)だと米ドル(USD)、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)だとユーロ(EUR)が基軸通貨になります。
通貨ペアの意味
より詳しく説明すると、通貨ペアの表示の左右には役割があり、左の通貨で売買し、右の通貨で決済するという仕組みです。
左側が「基軸通貨(主軸通貨)」、右側が「決済通貨」といいます。
USD/JPYの場合は、「基軸通貨」が米ドル、決済通貨が「円」です。一方、EUR/USDの場合は「基軸通貨」がユーロ、「決済通貨」がドルです。

ロットに影響
通貨ペア名の左側の通貨を指す「基軸通貨」は、具体的にはロットに影響します。
取引量の単位として使われる1万通貨や10万通貨は、基軸通貨を1万枚や10万枚取引しているという意味になります。

FXはどの通貨ペアでも1ロットの取引でおおむね同じ損益が出るような印象を持っている人もいるかもしれませんが、基軸通貨がどれかによって、同じロットでもドル建てに換算した場合の取引量がかなり変わる場合もあります。
取引量が多いと損益の変動も大きくなりますので、普段と違う基軸通貨で取引する場合は注意しましょう。
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