Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)で二段階認証として採用されている「Google認証」は、頻繁にエラーが起きます。
確かに二段階認証としてのセキュリティレベルは高いのですが、あまりにもエラーが起き、解決方法もややこしいため、あきらめてメール認証やスマホ認証を使うのも一つの手です。
この記事では、どうしてもGoogle認証で二段階認証をしたいという人のために、エラーが起きたときの解決策をまとめました。
スマホ側の日時設定を自動にする
Google認証はスマホ側の日時設定が自動になっていないとエラーになります。
日時設定を自動にするには、Androidの場合、「設定」から「システム」をクリックし、「日時と時間」を選択します。そこに、「日付と時刻の自動設定」という項目があるので、ONにします。

このエラーが一番多いので、まずはこれで試してみてください。それでもエラーが続くときは、次の手順に進んでください。
Google認証システムの同期
まず、上の日時設定を自動にする作業を完了させてください。
その後、Google認証アプリの右上のマークをクリックし、「設定」を選択します。
「コードの時刻調整」という項目が表示されるので、クリックします。
「今すぐ同期」をクリックしてください。
「時刻は調整済みです」と表示されたら、おそらくこの機能がエラーの原因ではないので、次に進んでください。
PCサイトかスマホアプリの再起動
PCサイト、またはスマホアプリを再起動します。
PC版
クッキーとキャッシュを削除し、一旦ブラウザを全部閉じます。その後、海外取引所のページに直接アクセスし(Binanceならwww.binance.com、Bybitならwww.bybit.com)、シークレットモードを使って再度ログインしてください。
スマホアプリ
海外取引所のスマホアプリを強制終了し、再度アプリを立ち上げてください。その後、新規ログインをしてください。
通信速度の確認
ここで問題が起きる人はほとんどいないようですが、通信速度が遅いことが原因の場合もあるそうです。その場合、別のネットワークに接続してください。
Google認証の紐づけしなおし
Binance(バイナンス)もBybit(バイビット)も、Google認証を有効化する際のQRコードの下に、アカウント復旧のためのコードが書かれています。このコードは、メモして保存しておくように指示されるのですが、これを使って、Google認証の紐づけしなおしをすることができます。

正直なところここの手順の仕組みはよくわかっていません。Bybitのトラブルシューティングにはこのように書いているのですが、QRコードを使っても復旧コードを使っても、同じ紐づけになって同じ認証番号が表示されます。
初期回復キーフェーズを使用して、 Google認証システム内のBybitの2FAを新しく紐付けしてください。その後、新しく生成されたコードを利用して、再度新規でログインをしてください。
しかし、ここまで終わらせればBinanceもBybitも問い合わせに対応してくれるらしいので、一旦終わらせて問い合わせてみましょう。
まとめ
Google認証ではかなりトラブルが起きやすいです。
根気よく対応してもいいですが、他の二段階認証の方法もあるので、早めにあきらめてしまってもいいでしょう。
使い勝手の面でいえば、メール認証やSMS認証は、一旦認証コードを送信する手間がかかりますが、Google認証は、アプリを開けば常時認証コードが表示されているので、少し時間の削減になります。
興味のある人は、この記事を参考に試してみてください。
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