テクニカルインジケーターのADX(DMI)は、オシレーター系のテクニカルインジケーターで、市場での「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を分析する際に用いられることが多いインジケーターです。
市場での「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を分析することは非常に重要です。なぜなら、それはトレンドの方向や強さを判断できることに繋がり、リスク軽減や利益を得る確率を高めることになるからです。
また、ADX(DMI)は、世界的にも名著と言われている「高勝率トレード学のススメ」でも紹介されています。

興味があれば、最後までご覧ください。
- 「ADX(DMI)」とは何なのか?
- 「ADX(DMI)」はどういう計算式で成り立っているのか?
- 「ADX(DMI)」の期間設定はどうすればいいのか?
- 「ADX(DMI)」はどう使えばいいのか?手法は?
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FXテクニカルインジケーターADX(DMI)とは?

ADX(DMI)とは、「Average Directional Movement IndeX」の略です。
- Average(平均)
- Directional(方向)
- Movement IndeX(移動指数)
日本語で直訳すると「平均方向移動指数」となります。※DMIとADXは同じ意味です。
ADX(DMI)は、テクニカルインジケーターで有名なRSI(Relative Strength Index)も開発しいる「ウエルズ・ワイルダー・ジュニア」氏によって開発されたインジケーターです。
チャート上でADX(DMI)を表示させると、以下➂つの線が表示されます。

- +DI線
- -DI線
- ADX線
詳しく見ていきましょう。
➀ADX(DMI)で表示される「+DI線」とは?
(プラスまたは上昇方向性指数)は、マーケットにおける上昇トレンドの強さや弱さを表します。すなわち、買い勢力の強さを表しています。
➁ADX(DMI)で表示される「-DI線」とは?
(マイナスまたは下落する方向性指数)は、マーケットにおける下降トレンドの強さや弱さを表します。すなわち、売り勢力の強さを表しています。
➂ADX(DMI)で表示される「ADX線」とは?
(平均方向性指数)は、+DIの線と-DIの線の両方で構成されている線です。
上昇・下降トレンドが発生しているのかどうかを表しています。
FXテクニカルインジケーター「ADX(DMI)の計算式」とは?

計算は、ハッキリ言って複雑です。
計算方法を全て覚える必要はありませんが、指標の算出根拠を知っておいて損はありません。
以下、指標算出方法を詳しく説明していきます!
※ADXは、DM→TR→DI→DXの順番で、計算されます。
DM(Directional Movement)の計算
まず、DIを算出する為に、DM(Directional Movement)という方向性を算出します。
DMは、前日と当日の変動幅(上昇・下落幅)を比較して方向性を分析します
+DM=当日高値-前日高値
-DM=前日安値-当日安値
ただし、以下の条件でDM値は変わります。
- +DM<0なら+DM=0(当日の高値が前日の高値を上回らない)
- -DM<0なら-DM=0(前日の安値が当日の安値を上回らない)
- +DM>-DMなら-DM=0(当日の-DMが+DMを下回ると-DM=0)
- -DM>+DMなら+DM=0(当日の+DMが-DMを下回ると+DM=0)
TR(True Renge)の計算
続いて、TR(True Range)という1日の最大値動きを算出します。
そして、先ほど算出したDMをTRで割って+DI・-DIを算出します。
TR(True Range)は、以下➂つの中の一番大きのものになります。
- 当日高値と当日安値の差
- 前日終値と当日安値の差
- 当日安値と前日終値の差
DI(Direction Indicator)の計算
これで+DM、-DM、TRを求めたので+DIと-DIを計算することができます。
DI(Direction Indicator)方向性指標は、方向性(DM)を実質変動幅(TR)で割り
算出します。
※14日間設定の場合
- +DI=14日間の+DMの合計÷14日間のTRの合計×100
- -DI=14日間の-DIの合計÷14日間のTRの合計×100
DX(Directional Movement IndeX)の計算
最後に、DX(Directional Movement Index)方向性指数を算出します。
+DIと-DIの差を+DIと-DIの合計で割り数値化したものです。
これはトレンドの強弱を認識するためのものです。
数式にすると以下のようになります。
DX={+DI-(-DI)}÷{+DI+(-DI)}
DXの14日間移動平均を計算したものがADXとなります。
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FX「ADX(DMI)の期間(パラメーター)設定」について

ADX(DMI)は、チャート上で表示する際、デフォルトで(何も設定しない場合)、通常「14日間」で設定されています。
※これは、ADXを考案した「ウエルズ・ワイルダー・ジュニア」が14日間で設定していたからと言われています。
初心者の方は、期間設定で悩まれると思いますが、正直時間の無駄です。
まずは、デフォルトの設定「14」で設定して、自分の中で不都合や検証したい場合は変更すれば良いですが、それ以外は、通常設定で問題ありません。
FX「ADX(DMI)の使い方・手法」とは?

ADXの使い方は、チャートでトレンドライン、移動平均線などでトレンドの方向を見極めます。
そして、ADXでトレンドの強さを測ります。
トレンドの強さの基準は、「30」が基準になります。
※25以上がトレンドと捉える方もいますが、ここでは「30」とします。
「30」を上回れば、トレンドが強い事こと表し、「20」を下回れば、トレンド弱いことを表します。
手法として、環境認識をする際に、どちらの方向か見極めた上で、ADXが「30」以上でトレンドが発生している事を確かめ、エントリーする事で大きなトレンドに乗れる可能性があります。
FX「ADX(DMI)」のまとめ

今回は、ADX(DMI)についてまとめました。
大きな利益を出すには、大きな時間足で、大きなトレンドを見極め、長い時間ポジションを持つことができれば叶いますので、ご自身トレードにADX(DMI)を取り入れてみてもいいのではないでしょうか?
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