トレードのシュミレーションをするなら、スプレッド条件もなるべくリアル環境に似せたいですよね!
フォレックステスターでは、スプレッド条件も設定できます。リアルティックでは変動スプレッドも可能なので、高精度のシュミレーションができます。
また、手間のかかる面倒な設定はなるべくしたくないという方もいるかもしれません。
この記事では、フォレックステスターのスプレッドに関する次のような疑問に答えます!
- フォレックステスターではスプレッド設定が必要なの?
- フォレックステスターのスプレッド設定はどうすればいい?
- リアルティックの変動スプレッドとは?
フォレックステスターではスプレッド設定は必要?
まずは、「フォレックステスターではスプレッド設定が必要なのか」の疑問にお答えします!
以下の3点がポイントです。
- デフォルトで海外FX業者程度のスプレッドが設定されている
- 国内FX業者やスプレッドが広めの海外FX業者では調整が必要
- 変動スプレッドではティックデータのスプレッドを使用
フォレックステスターにおけるスプレッド設定は、シミュレーションを実際のトレード条件に近づけるために非常に重要です。
スプレッドは、売値と買値の差であり、取引コストに直接的な影響を与えます。適切なスプレッド設定を行えば、トレード戦略やパフォーマンスの分析がより現実的になります。逆に、スプレッドの数値がリアルトレードより低いと、「フォレックステスターでは勝てた戦略が勝てない」といった現象も起きてしまいます。
なので本来スプレッド設定を行った方がよいのですが、デフォルトでも一般的な海外FX業者と同程度のスプレッドが設定されていますので、面倒であれば設定を省略しても構いません。
国内FX業者やスプレッドが広めの海外FX業者など、フォレックステスターのデフォルトのスプレッド設定との差が大きい条件のFX会社を利用する場合は、スプレッド調整を行うことをおすすめします。
フォレックステスターのスプレッド設定は固定スプレッドでシュミレーションを行う場合に適用されるものです。変動スプレッドを利用する場合は、過去データ(ヒストリカルデータ)に記録されたスプレッドが優先されます。
デフォルトのスプレッドは?
フォレックステスターにはスプレッド設定機能があり、デフォルトでスプレッドが入力されています。
デフォルトのスプレッドは銘柄ごとに異なり、一部例を挙げると以下のようになります。
銘柄 | スプレッド |
---|---|
USDJPY | 1.2Pips |
GBPUSD | 1.4Pips |
EURGBP | 1.4Pips |
EURJPY | 1.3Pips |
フォレックステスターのスプレッドの傾向は実際のFX市場と一致しているため、ドルストレートは狭め、クロスペアは広め、ドルストレートの中でもポンドは広め、などの特徴があります。
一部のFX会社では調整が必要
フォレックステスターでデフォルトで設定されているスプレッドは、一般的な海外FX業者のスプレッドと同程度です。国内FX業者はもっと狭いスプレッドになります。逆に、もっとスプレッドが広い海外FX業者もあります。
スプレッドが多少不利になっても安定して収益を上げられる戦略を構築できるよう、スプレッドはどちらかと言えば広めに設定した方がいいです。とはいえ、フォレックステスターのスプレッドは国内FX業者と比べると広すぎるので、狭めに変更した方が正確なシュミレーションになります。
日本のFX会社は、世界的に見ても非常に狭いスプレッドを提供しています。海外では、スプレッドの狭さを売りにしている会社も日本のFX会社ほどの低スプレッドではありません。その分、国内FX業者ではボーナスやレバレッジなどのサービスが制限されています。
一方、フォレックステスターのデフォルト設定よりスプレッドが広い海外FX業者も調整が必要です。デフォルト設定をそのまま使用してしまうと、実際の環境よりも有利になってしまいます。
スプレッドが広い海外FX業者には代わりにボーナスがついていることが多いです。海外FX業者のボーナスについてはこちら↓↓↓↓↓
フォレックステスターのスプレッドは、リアルトレードに利用する予定のFX会社のスプレッド水準に合わせるのが基本です。その上で、FX会社のスプレッドと比較して「やや広めにする」と「ちょうど同じにする」の二つの選択肢があります。
やや広めにすれば、スリッページや一時的なスプレッドの広がりなど予期せぬ取引コストの増加があった場合も想定したシュミレーションをすることができます。一方、ちょうど同じにすればそうした想定外がない場合の収益をシュミレーションすることができます。
変動スプレッドではデータ次第
フォレックステスターを変動スプレッドを利用する場合は、スプレッド設定の数値は無視され、過去データ(ヒストリカルデータ)に記録されたスプレッドが優先されます。
このスプレッドは、どのヒストリカルデータを使っているかで異なりますが、フォレックステスターのVIPプランを契約してダウンロードしたヒストリカルデータを利用している場合、一般的な海外FX業者と比較すると狭いスプレッドになっている可能性があるため、注意してください。
フォレックステスターのスプレッド設定の特徴
ここまで、フォレックステスターのスプレッド設定の重要性を紹介しました。スプレッド設定はなるべく調整した方が、正確なシュミレーションができます。
ここからは、実際にフォレックステスターのスプレッドを設定する上で知っておきたいことを紹介します!
- ポイント単位で表示
- 取引手数料は別に設定が必要
- ティックデータでは変動スプレッドが可能
ポイント単位
フォレックステスターのスプレッドは、「ポイント単位」で設定します。
ポイントとは、各銘柄の値動きの最小単位です。例えば、ドル円だと小数点第2位にあたる数字をpipsと呼びますが、その後ろにある、小数点第3位にあたるのが「ポイント」です。同様に、ユーロドルなどの5桁銘柄では、小数点第4位にあたるのがpips、小数点第5位にあたるのがポイントです。
MT4・MT5もポイント表記を採用しているポン!
Pipsと比較して一つ桁が下がる考えるとわかりやすいです。スプレッドを1.5Pipsに設定したい場合、フォレックステスターのスプレッド設定には「15」と入力します。
取引手数料は別に設定が必要
特に海外FX業者では、スプレッドだけではなく取引手数料も取引コストになる場合があります。こうした海外FX業者では、スプレッドの設定のみを合わせるのではなく、取引手数料の設定も必要です。
取引手数料分を概算でスプレッドに上乗せする方法でもよいですが(下記の記事で紹介しています)、フォレックステスターはスプレッドとは別に取引手数料が設定できますので、きちんと設定するのがおすすめです。
取引手数料は、過去データ(ヒストリカルデータ)を管理する「データセンター」のシンボルプロパティから設定できます。
詳しい設定方法はこちらの記事にまとめています!
ティックデータでは変動スプレッドが可能
フォレックステスターは固定スプレッドが基本です。
しかし、スプレッドデータのあるティックデータを利用すれば、変動スプレッドでのシュミレーションが可能です。
市場の変動に応じたリアルなスプレッド変動をシミュレーションに取り入れることで、予想外のスプレッド変動にも冷静に対応できるようになります。
ティックデータには必ずスプレッド情報があるとは限りません。ブローカーが配信したティックデータであれば通常スプレッド情報は入っているはずですが、スプレッド情報が消してある(本来スプレッド情報が入るべき部分がゼロになっている)ティックデータもあります。変動スプレッドが使いたい方は、ティックデータにスプレッド情報が含まれているか確認してください。
「ティックデータとは何か?」「どうしたら利用できるか」が知りたい方は、下記の記事を読んでみてください!
フォレックステスターでスプレッド設定・変動スプレッド設定をする方法
ここまでの記事を読んでフォレックステスターでスプレッド設定・変動スプレッド設定をしてみたいと思った方!
具体的な方法を紹介します。
同じスプレッド関連の設定ではありますが、設定できる場所が違いますのでご注意ください。
スプレッド設定 → データセンター
変動スプレッド設定 → プロジェクト設定
スプレッド設定をする方法
スプレッドは、過去データ(ヒストリカルデータ)を管理する「データセンター」の中で設定します。
シンボルプロパティを開くと表示される「一般」タブで、「スプレッド,ポイント」をポイント単位で入力します。
FX通貨ペアでは、Pips単位を10倍するとポイント単位になります。1.5Pipsは15ポイントです。
変動スプレッドを設定する方法
変動スプレッドは、プロジェクト設定の中で行います。
変動スプレッドを選択するには、事前にティックデータをインストールしておく必要があります。
「変動スプレッドを使用」にチェックが入っていることを確認してください。チェックが入っていなければチェックを入れてください。
フォレックステスターでスプレッドの数値を確認する方法
フォレックステスターでスプレッドを設定した後、スプレッドの水準を確認する方法を2種類紹介します。変動スプレッドでエントリー時にスプレッドの数値を確認するようにすると、リアルトレードに近づきます。
- シンボル(MT4の気配値表示)
- チャート上にAsk・Bidラインを表示
シンボル(MT4の気配値表示)
フォレックステスターでは、MT4の「気配値表示」に相当する機能として、「シンボル」があります。
ここの右端に「S」と表示されるのがスプレッドの数値です。
「シンボル」ウィンドウを閉じてしまっていた場合は、上部の「ウィンドウ」メニューから「シンボル」をクリックすると再度表示できます。
チャート上にAsk・Bidラインを表示
チャート上にAsk・Bidラインを表示することで、スプレッドの変動を視覚的に確認することもできます。これにより、リアルタイムでのスプレッドの変動を把握しやすくなります。
デフォルト設定ではチャートにはBidライン(売値)のみが表示されています。以下の手順でAskライン(買値)を表示させれば、2つのラインの差からスプレッドを把握できます。
チャート上で右クリックすると表示されるメニューから「チャート設定」をクリックします。
デフォルトでは「売値を表示」のみにチェックが入っていますので、「買値を表示」 にもチェックを入れ、両方のチェックが入った状態にします。「OK」をクリックするとチャートに適用されます。
【まとめ】スプレッド機能をマスターしてフォレックステスターを使いこなそう!
フォレックステスターは海外製のツールということもあり、日本語での使い方の説明はあまり充実していません。
スプレッド機能だけでも、知らなかった設定方法があった方も多いのではないでしょうか。
さまざまな機能を使えるようになると、フォレックステスターをもっと活用できるようになります!
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