海外FX業者の取引コストはスプレッドだけでなく取引手数料もあり、どちらの口座がお得なのかわかりにくくなっています。
基本的にはスプレッドのみの口座タイプは初心者向け、スプレッド+取引手数料の口座タイプ(取引手数料外付け)は上級者向けという位置づけで、後者の方がトータルの取引コストが安くなっています。
しかし、Exness(エクスネス)など、取引手数料外付けの口座タイプよりもスプレッドのみのプロ口座がお得な海外FX業者もあります。
この記事では、海外FX業者の口座タイプ別の取引コストを比較するために、取引手数料をスプレッドに換算する方法を紹介します。
海外FX業者で取引手数料をスプレッドに換算する方法
海外FX業者で取引手数料をスプレッドに換算する方法は、通貨ペアによって異なります。
通貨ペア名の右側に配置される通貨名のことを「プロフィット通貨(または証拠金通貨)」と呼びますが、このプロフィット通貨がなにかで計算式が少し変わります。
ドル円だと円、ユーロドルだとユーロがプロフィット通貨になるよ!
ドル円など円ペアで換算する方法
まずは、通貨ペア名の右側が円になるペアの計算方法を紹介します。
以下の条件のときに海外FX業者でドル円の取引をした場合で計算してみます。
- 為替レートが1ドル150円
- 取引手数料が往復5ドル
- 1ロットが10万通貨
取引する銘柄が1Pips(0.01円)値動きするといくらになるかをピップ値と呼びますが、このピップ値1ロット分は以下のようになります。
1ドル150円なので5ドルの取引手数料は750円です。よって、1ロット分の取引手数料5ドルは以下の計算で「0.75 Pips」に相当します。
ドル円が1ドル110円程度のときは、ざっくりとスプレッド0.1Pips = 手数料1ドルと計算する人もいました。しかし、現在は為替レートがかなり変動してしまったため、0.1Pips = 1ドルの計算方法はおすすめしません。
ユーロドルなどドルペアで換算する方法
ユーロドルなどのプロフィット通貨がドルのペアでスプレッドを手数料に換算する場合も同様に、単位をそろえてから手数料をピップ値で割ります。
プロフィット通貨がドルの場合は1ロットのピップ値がドル建てで以下のようになります。
これを1ロット分の取引手数料5ドルで割ると、「0.5 Pips」に相当します。
このように、ユーロドルなどプロフィット通貨がドル建ての場合は計算が簡単で、1ロットの取引手数料を10で割る(桁を一つ落とす)とスプレッドに換算できます。
コメント