Exness(エクスネス)は、FXユーザーの中で高い人気を誇る海外FX業者です。
Exnessは仮想通貨(暗号資産)銘柄の取引条件もかなりいいため、仮想通貨ユーザーにもイチオシのブローカーです。
知名度もバツグンの老舗ブローカーだよ!
以前は豊富な仮想通貨銘柄が取引できましたが、現在は経営方針を変え、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)の3種類に絞って狭いスプレッドを提供しています。
この記事では、Exnessで仮想通貨取引をするメリットとデメリットを紹介します。
Exnessの仮想通貨取引のメリットは?
Exness(エクスネス)は、仮想通貨FXの形式で取引ができる海外FX業者です。FX銘柄も含め狭いスプレッドが魅力でユーザー数が非常に多いです。
主なメリットは以下の通りです。
✔ 仮想通貨のスプレッドが狭い
✔ 仮想通貨のレバレッジが400倍
✔ 仮想通貨銘柄がスワップフリー
✔ TradingViewに対応
✔ 土日も取引可能
✔ FXのスプレッドも狭い
✔ 安全性の高い大手海外FX業者
仮想通貨のスプレッドが狭い
Exnessは仮想通貨(暗号資産)のスプレッドが非常に狭いです。仮想通貨に力を入れる海外FX業者5社のビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)の平均スプレッド(手数料込み)を比較してみました。
海外FX業者 | ビットコイン | イーサリアム |
Exness ゼロ口座 | 約17ドル (手数料分11ドル) | 約1.5ドル (手数料分1.25ドル) |
XS エリート口座 | 約13ドル (手数料分6ドル) | 約2.1ドル (手数料分0.6ドル) |
FXGT プロ口座 | 約25ドル | 約2ドル |
XMTrading 極口座 | 約27ドル | 約2.7ドル |
Titan FX ブレード口座 | 約25ドル | 約7.6ドル |
ここ数年、Exnessは同じく仮想通貨銘柄に力を入れているFXGTと取引条件を競ってきました。現在はスプレッドの面ではExnessが勝っており、ビットコイン(BTC)でもイーサリアム(ETH)でも狭いスプレッドを提供しています。
ビットコイン(BTC)のスプレッドは新興海外FX業者のXSの方が有利ですが、XSは2023年にサービスを開始した新興ブローカーであるのに対して、Exnessは2008年創業の老舗ブローカーであり、安心して利用できるというメリットがあります。
仮想通貨のレバレッジが400倍
Exnessは、レバレッジの高さも魅力です。 海外FX業者では、仮想通貨銘柄のレバレッジはFX銘柄と比べて低く設定されることが多いため、Exnessのレバレッジ400倍はかなり高い水準です。
ほかの海外FX業者はポジション量が低いうちはレバレッジを高くするダイナミックレバレッジを採用していることが多いので、最大レバレッジの数字はExnessよりも高いこともあります。
ただし、ビットコイン(BTC)2ロット以上になっても400倍のレバレッジを利用できる海外FX業者は少ないため、ある程度のボリュームをトレードする人にとってはExnessのレバレッジはメリットがあります。
Exnessが仮想通貨銘柄に力を入れていることがわかるね
例えば、このダイナミックレバレッジを採用しているFXGTは最大レバレッジは1000倍と高いですが、ビットコイン(BTC)2ロット(1BTC=5万ドルのとき10万ドル)以上をトレードすると、レバレッジが50倍に引き下げられてしまいます。
なお、ExnessはFX銘柄のレバレッジも高く、最大2000倍(一定の条件を満たせば無制限)のレバレッジを提供しています。 FX銘柄については口座残高によるレバレッジ制限が適用されますが、かなり緩い制限なのでほとんどの人がハイレバの恩恵を受けられるでしょう。
口座残高 | 最大レバレッジ |
1,000ドル未満 | 2,000倍 (条件を満たせば無制限) |
5,000ドル未満 | 2,000倍 |
30,000ドル未満 | 1,000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
もちろん、入金分以上の損失が発生しない、ゼロカットも完備しているので、安心してトレードができます。
海外FXではほとんどの業者がゼロカット対応だよ!
仮想通貨銘柄がスワップフリー
Exnessの仮想通貨銘柄では、全口座タイプで「スワップフリー」のサービスが利用できます。
スワップ負担がないのはうれしいね
「スタンダードスワップフリー」と「優待スワップフリー」の2種類があり、「優待スワップフリー」の方が対象が広いです。「優待」という名称ですが、全ユーザーが利用できます。
「優待スワップフリー」は口座開設をすると自動的に利用できるようになります。しかし、トレードをほとんどせずに長期間ポジションを保有するなどの使い方をすると、Exnessの判断でスタンダードスワップフリーに引き下げられてしまいますので注意が必要です。
スタンダードスワップフリーは仮想通貨銘柄3種類(BTCUSD、ETHUSD、LTCUSD)のみ対象で、ドル建て以外の仮想通貨銘柄(BTCJPYなど)やFX通貨ペアなどのほかの区分は対象外です。
優待スワップフリーになると、ドル建て以外の取引ペアも含めた全ての仮想通貨銘柄がスワップフリーになります。そのほか、取引量の多いFX通貨ペアやゴールド、株式、インデックスにもスワップフリーが適用されます。
Exnessの優待スワップフリーは海外FX業者の中でも人気だよ
海外FX業者の仮想通貨銘柄のスワップポイントは売りも買いもマイナスに設定されていることが多いので、Exnessのスワップフリーのサービスは非常に人気があります。
TradingViewのチャート
Exness(エクスネス)は、日本語対応の海外FX業者の中で初めて、TradingViewベースの取引ツールを導入しました。
TradingViewとは、使いやすい高機能なチャートツールです。Oandaなど一部の国内FX業者は対応していましたが、海外FX業者は対応しておらず、TradingViewに対応することを期待する声が大きかったです。
仮想通貨取引所ではTradingViewベースの取引ツールが使われることが多いので、同じツールで取引できる点が仮想通貨からFXに入ったトレーダーにとって人気です。
TradingViewベースの取引ツールは、TradingViewの機能をベースに各海外FX業者や仮想通貨取引所が自社用にカスタマイズした取引ツールです。TradingView公式サイトで利用できるものよりは機能が少なくなります。
ExnessでのTradingViewの使い方は、この記事にまとめました。
土日も取引可能
Exnessは、土日も仮想通貨銘柄の取引が可能です。
海外FX業者の一部は土日は仮想通貨の取引はできません。メインの取扱い銘柄であるFX銘柄が休場となるため、仮想通貨のためだけに社員を出社させれないという事情もあると思いますが、土日に急騰・急落があった際に決済できないのは不便ですよね。
仮想通貨は動く値幅が大きいので、土日取引できない海外FX会社を使う場合、金曜日にポジションクローズをしないといけなくなるかもしれません。
EXNESSなら、週末の不安はないよ!
トレードスタイルにもよりますが、基本的には土日も取引ができる海外FXブローカーをおすすめします。
各海外FX業者の土日対応状況は以下の記事にまとめています。
FXのスプレッドも狭い
ExnessはFX銘柄のスプレッドが非常に狭く、業界トップクラスです。仮想通貨とFX通貨ペアを同時にトレードする方にとっては、この点も大きなメリットになります。
スプレッドの狭いブローカーとして有名なTitan FXのブレード口座と、Exnessのプロ口座のスプレッドを比較してみました。(※Titan FXは、手数料往復7ドル分をスプレッドに加算して比較)
通貨ペア | ||
ドル円 | 1.1pips | 0.6pips |
ユーロドル | 0.7pips | 0.5pips |
ポンドドル | 1.3pips | 0.6pips |
豪ドル米ドル | 0.8pips | 0.9pips |
ゴールド | 1.8pips | 1.8pips |
全ての銘柄で、Exnessの方がスプレッドが狭いか、同じという結果になりましたね。
Traders TrustのVIP口座など、最低入金額が数十万円以上に設定されている大口顧客用の口座と同程度の水準で、国内FX業者の水準に近くなっています。
海外FX業者は一般的に、取引コストがスプレッドのみの口座タイプと、スプレッドに加えて取引手数料が必要な口座タイプを用意しています。
一般的には取引手数料が必要な口座タイプの方がトータルの取引コストが低く設定されていますが、Exnessは例外で、スプレッドのみのプロ口座が最も取引コストが押さえられる口座タイプとなっています。
安全性の高い大手海外FX業者
Exnessの創業は2008年で、海外FX業者の中でも老舗です。日本に進出してきたのはつい最近ですが、海外では知名度のあるブローカーです。
さらに、サッカーのレアルマドリードとのスポンサー契約を結んでいます。海外FX業者というと、怪しいと感じる人もいますが、単に日本の金融ライセンスを取っていないだけで、取得が厳しいとされるイギリスの金融行為監督機構(FCA)のライセンスも取得しているきちんとした業者です。
だから有名なサッカーチームとも提携できるんだね!
レアルマドリードの公式サイト内にも、Exnessとスポンサー契約を締結した際の記事が掲載されています。
また、海外FX業者の中では珍しく、財務報告書を公表しています。監査会社は世界的に有名なデロイト社です。 財務報告書専用ページが用意してあり、取引量や顧客の出金額などを確認することができます。
財務報告書まで開示している海外FXはほぼないため、透明性のある海外FX業者を利用したい人にはイチオシのブローカーです。
あまり知られていないですが、海外FX業者の金融ライセンスには「格」があり、セーシェルライセンスはその中でも格上です。
日本や欧州などの金融ライセンスは規制が厳しいため、ハイレバレッジやボーナスなどユーザーにメリットのあるサービスを提供できません。そのため、海外FX業者はセーシェルやバヌアツなど、規制の緩い国で金融ライセンスを取得しています。これを「オフショアライセンス」と呼びます。
ハイレバレッジやボーナスに関する規制を避けるためにオフショアライセンスにしているわけですが、顧客の資産保護に関する規制は、厳しい方が安心できますよね。
その点セーシェルは、日本人向けに営業している海外FX業者が取得しているライセンスの中でも、一番顧客保護がしっかりしていると言われています。
セーシェルライセンスを取得しているのは大手の海外FX業者が多く、Exnessの他には、XMTrading(XM)やFXGTなどがあります。
顧客保護に熱心なのは高評価!
Exnessの仮想通貨取引のデメリット
ここからは、気になるExness(エクスネス)の仮想通貨(暗号資産)取引デメリットを紹介します。
らっこが忖度なしでジャッジ!
✔ 仮想通貨銘柄が3種類のみ
✔ ボーナスがない
✔ 土日のチャットサポートがない
仮想通貨銘柄が3種類のみ
Exnessで取扱いのある仮想通貨銘柄は、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)3種類のみと少ないです。
取引ペアの数は10種類ありますが、BTCTHB(ビットコイン/タイ・バーツ)などExnessが展開する地域の通貨とのペアもありますので、日本人が使うと思われる銘柄は実質的に以下の6種類のみです。
日本人が取引する銘柄 | BTCJPY(ビットコイン/円) BTCUSD(ビットコイン/ドル) BTCXAG(ビットコイン/シルバー) BTCXAU(ビットコイン/ゴールド) ETHUSD(イーサリアム/ドル) LTCUSD(ライトコイン/ドル) |
現地通貨建て | BTCAUD(ビットコイン/豪ドル) BTCCNH(ビットコイン/オフショア人民元) BTCTHB(ビットコイン/タイバーツ) BTCZAR(ビットコイン/南アランド) |
Exnessは以前は数十種類の仮想通貨銘柄を提供していて、むしろ種類の豊富さに力を入れている海外FX業者でしたが、最近方針転換して取引量の多い3種類のみに絞っています。
FXGTやXMTradingなど、仮想通貨に力を入れているほかの海外FX業者は現在も数十種類の銘柄を用意していますので、この点はExnessのデメリットといえます。
ほかの海外FX業者の仮想通貨銘柄はこちらの記事で比較しています。
ボーナスがない
XMTrading(XM)など、海外FXの特徴と言えばボーナスですが、Exnessにはボーナスはありません。
海外FX業者は、ボーナスを積極的に提供する代わりにスプレッドが広めの会社と、ボーナスを提供しない代わりにスプレッドが狭めの会社の二つに分けられます。ボーナスを提供している会社の方が注目を集めがちですが、ボーナスあり業者・なし業者で数としては半々程度なので、Exnessが特に珍しいわけではありません。
ボーナスなしの代わりにスプレッドで勝負してるんだよ!
海外FX業者で仮想通貨の取扱いがあるのは、どちらかというと上級者向けのブローカーが多いので、むしろボーナスがない方が主流です。ボーナスを使いたい人は、FXGTがおすすめです。
土日のチャットサポートがない
Exnessは土日も仮想通貨を取引できる海外FX業者ですが、土日は日本語チャットサポートに対応していません。
平日も24時間ではなく午前8時~深夜0時までなので、24時間日本語チャットサポートを提供している海外FX業者よりも使い勝手は悪くなります。
ただ、土日も24時間の日本語チャットサポートを提供している海外FX業者はFXGTとTitan FXのみなので、この2社以外の海外FX業者と比較すると不利にはなりません。
Exnessは主要3仮想通貨のトレーダーに最適
Exness(エクスネス)は仮想通貨の取引条件が非常にいい海外FX業者です。FX銘柄の取引条件もよいため、併用目的で使う場合にも最適です。
ただし、やはり一番のネックは取引できる仮想通貨が3種類しかないことです。
仮想通貨FXの取引条件だとFXGTとExnessがツートップなので、豊富な銘柄の取引をしたい方は、FXGTの取引条件も見て比較してみてください。
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