Exness(エクスネス)は取引ツールの種類が海外FX業者の中でもずば抜けて多いという特徴があります。
TradingView(トレーディングビュー)のチャート機能が埋め込まれたオリジナルの取引ツールも提供しています。
TradingViewとは、使いやすい高機能なチャートツールです。海外FX業者はMT4・MT5が主流なので対応しているブローカーがほとんどなく、利用したいとの声が大きかったです。
この記事では、ExnessのTradingViewの特徴やTradingView公式サイトとの違い、具体的な操作方法について紹介します。
ExnessのTradingViewとは?
Exness(エクスネス)のTradingView(トレーディングビュー)の特徴は、Bybit(バイビット)などの仮想通貨取引所と同じ埋め込み型であることです。
FX業者や仮想通貨取引所でTradingViewを使うには、以下の2パターンがあり、Exnessは後者のタイプです。
- TradingViewの公式サイトとFX業者や仮想通貨取引所の口座を紐づけて取引できる
- FX会社や仮想通貨取引所の取引ツールにTradingViewのチャートを埋め込み、一部の機能を利用できる
TradingViewに対応している海外FX業者はわずかですが、Exnessが①のタイプ、easyMarkets(イージーマーケッツ)とIC Markets(ICマーケッツ)が②のタイプで利用できます。
TradingView本家サイトはこちら↓↓↓↓↓
一方、国内FX業者では、OandaやForex.comといった外資系のFX会社が、TradingViewの公式サイトとブローカーの口座を紐づける形で利用できるサービスを提供しています。
埋め込み型のTradingViewでは、テクニカル指標(インジケータ)や描画ツールなどを利用できますが、複数銘柄のチャートを同時に表示させる機能や、ユーザーが作成したテクニカル指標を表示させる機能など、一部の機能が利用できなくなっています。
シンプルな機能っコ!
ここからは、ExnessのTradingViewでできることやできないことを紹介します。
埋め込み型TradingViewでできること
Exnessの埋め込み型TradingViewで左側に表示される描画ツールのメニューはTradingView公式サイトと同じです。メニュー内で利用できる機能もおおむね同じなので、描画ツールの部分に大きな違いはありません。
埋め込み型TradingViewでできないこと
Exnessの埋め込み型TradingViewでは、主に以下のような機能が利用できません。
- コミュニティに関わる機能
- アラート機能
- 複数銘柄のチャート表示
TradingView公式サイトでは、さまざまなコミュニティ機能が利用できます。特に、ほかのユーザーが作成したテクニカル指標(インジケータ)を利用できるため、テクニカル分析の幅が広がります。一方、Exnessの埋め込み型TradingViewでは、デフォルトのインジケータしか利用できません。
MT4・MT5のカスタムインジケーターに相当する機能だポン!
TradingView公式サイトの人気機能であるアラートも、埋め込み型TradingViewでは利用できません。TradingViewでは、指定価格に到達した際に鳴るような単純なアラートだけでなく、インジケータが特定のシグナルを出した場合など複雑な条件でアラートを鳴らすことができます。
また、チャートの表示機能にも違いがあります。TradingView公式サイトでは、メインで表示しているのとは別の銘柄のチャートを重ねて表示したり、分割で表示したりすることができました。一方、Exnessの埋め込み型TradingViewでは、表示できるチャートは1種類のみです。
総合的に見て、Exnessの埋め込み型TradingViewはシンプルな機能をブラウザで使えるようにしたツールと言えるでしょう。もっと複雑な機能を利用したい場合は、TradingView公式サイトを分析目的で併用するか、MT4・MT5の利用をおすすめします。
ExnessのTradingViewログイン方法
Exness(エクスネス)のTradingView(トレーディングビュー)にログインするには、マイページ右上にあるアイコンをクリックし、「Exnessターミナル」をクリックします。
ログイン後、右上に表示される口座番号をクリックすると、トレードする口座を切り替えることができます。
なお、同じくマイページ右上にあるはてなマークをクリックすると表示される「ウェブターミナル」は別物です。このウェブターミナルをクリックすると、MT4やMT5のブラウザ版(WebTrader)が利用できます。
ExnessのTradingViewの使い方
ここからは、Exness(エクスネス)のTradingView(トレーディングビュー)の注文方法、銘柄切り替え方法、時間足の切り替え方法、インジケータの使い方を紹介します。
注文方法
ExnessのTradingViewで発注を行うには、右端に表示されるパネルを使用します。
通常の注文とワンクリック注文がありますので、ワンクリック注文の設定にしたい場合は、銘柄名の右側にあるワンクリック注文のボタンをクリックしてください。
通常の注文方法
通常の注文方法では、売りか買いかをパネルで選択(①)した後、ロット数(②)を入力し、確定ボタン(④)をクリックします。
指値注文にする場合や、成行注文・指値注文にTPとSLを設定したい場合は、③の部分で入力したいものをクリックし、有効化してください。
ワンクリック取引モード
ワンクリック取引モードを有効かすると、成行注文の場合は、ロット数(①)を入力して、売りまたは買いのボタン(④)を押すだけで注文ができます。
指値注文をしたい方は、指値注文切り替えボタン(②)をクリックした後、指値注文のレート指定欄(③)を入力して、売りまたは買いのボタン(④)を押してください。
シンプルで使いやすいですね。ただ、ワンクリックで注文されてしまうので、誤発注に注意しましょう。
銘柄の切り替え方法
ExnessのTradingViewで銘柄を切り替えるには、上部の「+」ボタンを押し、検索枠に銘柄名を入力します。
「EUR」と入力すると、EURUSDやEURJPYなど、ユーロで始まる銘柄の一覧が表示されるので、その中から選択できます。もちろん、「EURUSD」とフルで銘柄名を入れても構いません。
時間足の切り替え方法
ExnessのTradingViewで時間足を切り替えるボタンは、左上にあります。なお、その隣のローソク足のマークでは、表示するチャートを「バー」「ローソク足」「平均足」などの中から選ぶことができます。
インジケータの使い方
ExnessのTradingViewのインジケータは、チャートの右上にある「インジケータ」のボタンをクリックすると選択できます。
MT4・MT5と比較すると、TradingViewはデフォルトで表示できるインジケータの数が多いです。例えばボリンジャーバンドは、通常のボリンジャーバンドのほかにも、ボリンジャーバンドの幅の中のどの水準で推移しているかを数値化した「ボリンジャーバンド%B」や、バンド幅の収縮や拡大を判断するための「ボリンジャーバンド幅」など、派生インジケータも取り揃えています。
各種描画ツール
TradingViewは、MT4やMT5よりも描画ツールが優れていることで有名です。描画ツールは、左端から選択できます。
トレンドラインなどの一般的な描画ツールだけでなく、ハーモニックパターンの描画にも対応しています。
TradingView対応は3社
TradingViewは主に国内取引所や仮想通貨取引所で採用されているツールです。
以前から海外FX業者もTradingViewに対応してほしいとの声はありましたが、Exness(エクスネス)が対応したことでより取引ツールの選択肢が広がりました。
easyMarkets(イージーマーケッツ)も以前からTradingViewに対応していました。しかしeasyMarketsはオプション取引などが売りで通常のFX取引のスプレッドは広めなので、普通のFXトレードがしたい人にはやや使い勝手が悪い海外FX業者です。ExnessがTradingViewを採用したことでTradingViewを好むユーザーにとっては非常に便利になりましたね。
MT4・MT5ももちろん使い勝手はいいですが、MT4・MT5は海外FX業者に注文を出すためだけに使い、実際のチャート分析はTradingViewで行うというトレーダーも少なくありません。
今後も、Exnessに続く業者が出てくるといいですね。
- ExnessではTradingViewが利用できますか?
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はい、Exness(エクスネス)ではTradingViewのチャート機能が利用できます。しかし、TradingView公式サイトとは利用できる機能が異なります。
- ExnessのTradingViewは通常のTradingViewとは機能が違いますか?
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はい、違います。Exness(エクスネス)のTradingViewでは、以下の機能などが利用できません。
- コミュニティに関わる機能
- アラート機能
- 複数銘柄のチャート表示
- ExnessのTradingViewを利用するにはどうすればいいですか?
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Exness(エクスネス)のTradingViewは、マイページから利用できます。
マイページ右上にあるアイコンをクリックし、「Exnessターミナル」をクリックしてください。
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