最近よく使っている海外FX業者Exness(エクスネス)の入金方法をまとめました。
Exnessというのは、様々な国でサービスを展開している大手ブローカーで、スプレッドも狭く取引条件は非常にいいです。特に、いくらポジションを持ってもスワップポイントが発生しないスワップフリーの仕組みがあるので、長期のトレードでも安心です。
ただ、入金・出金などの手続き面に関しては、他の海外FX業者と比較してそこまで使い勝手がいいとはいえない状態です。はっきり言ってしまうと雑で不親切な面もあります。
そこで、Exnessの入金方法や注意点について紹介します。
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Exnessの入金方法は実質6種類
Exness(エクスネス)の公式ホームページを見ると、10種類の入金方法が並んでいますが、このうち日本人が使いやすいのか下記の6種類です。翻訳の質が悪くExness特有の用語になっていますが、国内銀行送金・クレカ入金など海外FX業者の入金方法としては一般的なものばかりです。
・国内銀行送金(「日本でのオフライン銀行振込」に該当)
・クレジットカード入金(「銀行カード」に該当)
・オンラインウォレットのbitwallet
・オンラインウォレットのSticPay
・ビットコイン(BTC)入金
・テザー(USDT)入金
海外銀行送金に該当する「Wire trandfer」や、日本人には知名度のないオンラインウォレットの「Perfect Money」、「Webmoney」は、Exnessの他の地域の利用者が使うことを想定して用意された選択肢になります。
ここからは、日本人に使いやすい6種類に絞って入金方法や注意点を紹介します。
国内銀行送金
銀行送金は手動反映で、反映目安は「24時間以内」です。反映時間は、他の海外FX業者と比較しても一般的なスピードです。
特に速いわけではありませんが、銀行送金を選択するのであればこの程度のタイムラグは仕方ないですね。ちなみに、国内銀行送金に力を入れているXMTrading(エックスエム)は、30分程度で反映されます。
入金確認フローは、あまりしっかりはしていないようです。一度、日本の祝日(FX市場もExnessも営業中)に送金したところ、24時間待っても反映されないことがありました。個別に問い合わせをすると、「日本の祝日にあたるので、確認が保留になっていて、翌営業日になってもそのままスルーされていた」という驚きの回答を受け取りました。
Exnessは、他社と比べてとにかくスプレッドが狭く、また、狭いスプレッドながらプレミアプログラムなどのサービスを提供しているので、事務費用は徹底的に削減しようとしている印象です。サポートが親切なブローカーがいいという人は、スプレッドが狭めながら丁寧なTitan FX(タイタンFX)の方が向いていますね。
ちなみに、このようなトラブルがあっても、銀行の入金履歴を見せれば調査してきちんと反映してくれますので、その点は心配ないです。
国内銀行送金の入金方法
国内銀行送金の入金方法は、他の海外FX業者と同様に、「入金申請を行うと、識別番号が発行され、その識別番号を振込人名義欄に記入する」形です。入金方法によって、1回あたりの入金額の上限・下限が制限されており、国内銀行送金の場合は、「10ドル~4,250ドル(約50万円)」となります。
入金するには、まずマイページの「入金」タブから「Offline bank transfer in Japan」を選択します。
次に、入金したい口座番号と金額(赤の矢印部分)を入力し、「続ける」ボタンを押します。
ちなみに、緑の矢印をつけた部分が入金できる金額の上限・下限になります。
国内銀行送金の最低入金額は10ドル相当ですが、Exnessは口座タイプ別に初回最低入金額が設定されているので、初回はスタンダード口座以外の3口座タイプ(ロースプレッド・ゼロ・プロ)では1,000ドル相当(約10万円)が最低入金額です。10万円の制限は「初回」のみ対象なので、1度入金していると、通常の国内銀行送金の10ドルが下限になります。
上限の方は、入金方法によって異なり、国内銀行送金だと約50万円です(金額はドル円レートによっても異なり、113.7円時点の金額です)。これは1回あたりの上限金額なので、手間ですが、送金を分割すればもっと大きな金額を入金することもできます。
「続ける」ボタンを押したら、次のページで入金金額を確認して「確定」ボタンを押します。
このページでやることは金額の確認のみですが、右側の青色部分で今後の手続きに関して3点注意事項が表示されます。
・次のページに進んだ後に指定される「振込ID」を振込人名義に追加すること(例:1234567 サトウタロウ)
・平日の9時から14時までに振込処理を完了すること
・エラーが発生した場合は問い合わせること
特に、振込IDの部分は重要です。
ここまで終わると、次はExnessのマイページから国内銀行送金専用のページに移ります。ここでも同じような注意点が表示されますので、「支払い詳細を受け取る」ボタンを押します。
次のページで、実際のExnessの銀行情報が表示されますので、この口座宛に振込みます。一番下に表示されるのが、振込ごとに表示される「振込ID」なので、これを振込名義人の部分に追加します(例:1234567 サトウタロウ)。
ちなみに、Exnessの振込先名義は、Exnessではなく今のところ「カ)クランクシャフト」ですが、変更になる可能性もありますので、複数回振込をする場合でも、毎回必ず振込先を確認しましょう。海外FX業者の振込先は、規制の関係もありコロコロ変わることもあります。
クレジットカード入金
Exness(エクスネス)のクレジットカード入金は、「JCBのみしか使えない」「3Dセキュア設定が必要」という制限があり、他の海外FX業者よりも使いづらいです。注意点や3Dセキュアの設定方法については下記の記事にまとめました。
入金方法によって、1回あたりの入金額の上限・下限が制限されており、クレジットカード入金の場合は、「10ドル~8,000ドル(約80万円)」なので、国内銀行送金よりやや高い金額を入金することができます。複数回に分けて入金すれば、これ以上の金額を入金することも可能です。
国内銀行送金の入金方法
クレジットカードで入金するには、まずマイページの「入金」タブから「Bank Card」を選択します。
その後、入金したい口座番号と金額(赤の矢印部分)を入力し、「続ける」ボタンを押します。
他の入金方法と同様に、緑の矢印をつけた部分に入金できる金額の上限・下限が表示されます。1回あたり90万円程度ですが、複数回に分けての入金は可能です。
次のページでは、カード情報を入力し、「続ける」ボタンをクリックします。対象となるカードがJCBのみなので、JCBカードの番号を入力してください。
その後、3Dセキュアの認証画面が出ますので、認証を終わらせてください。Exnessでクレジットカード入金をする場合、カード会社側で3Dセキュアの設定を付けている必要があります。カード会社によっては、マイページから即日設定できるところもありますので、下記のような3Dセキュアの画面に移動しなかった方は、別途設定の手続きを行ってください。
3Dセキュアの入力画面に遷移しなかった場合、直後の画面には何もエラー表示は出ませんが、クレジットカード入金は失敗しています。
bitwallet入金
海外FX業者への入金方法としておなじみにbitwallet(ビットウォレット)ですが、Exnessは他の海外FX業者よりも使いやすくなっています。
多くの海外FX業者で、「bitwalletに登録したメールアドレスと海外FX業者に登録したメールアドレスが同じでなければ入金不可」または、「アドレスが同じでなければ別途手続きが必要」という制限がついていますが、Exnessでは、特に制限なく別のメールアドレスが利用できます。
1回あたりの入金上限は25,000ドル(約300万円)とかなり高く設定されているため、高額入金でも使いやすいです。
bitwalletの入金方法
bitwalletで入金するには、まずマイページの「入金」タブから「Bitwallet」を選択します。
その後、入金したい口座番号と金額(赤の矢印部分)を入力し、「続ける」ボタンを押します。
他の入金方法と同様に、緑の矢印をつけた部分に入金できる金額の上限・下限が表示されます。1回あたり300万円程度で、これ以上入金したい場合は複数回に分けて入金する必要があります。
次のページでは、金額を確認し、「続ける」ボタンをクリックします。
その後、bitwalletの公式サイトに遷移しますので、入金金額などを確認し、「決済する」ボタンを押します。同じブラウザでログインしている状態であれば、直接支払い確認の画面が表示されますが、ログインがまだの場合は先にログインが必要です。支払先のマーチャント名は、Exnessではなく「G***h***g***Ltd」という会社名が表示されますが、決済専門の会社ではないかと思われます。
STICPAY
日本人の間ではあまり使われていませんが、Exness(エクスネス)はSTICPAY(スティックペイ)にも対応しています。
Exnessへの入金は手数料ゼロですが、STICPAYのウォレットに銀行などから資金を入れる際と、ウォレットから銀行などの資金を引き出す際に手数料がかかってしまうので、かなりコスト高になります。
bitwalletにはない仮想通貨関連のサービスがあるのと、bitwalletよりもクレジットカード入金の手数料が安いというメリットはありますが、メリットとしてはそれくらいなので、オンラインウォレットで入金するならbitwalletの方をおすすめします。
ビットコイン
Exness(エクスネス)ではビットコイン入金も可能です。しかし、他の入金方法と比べて手数料が発生してしまいます。Exness側で発生する手数料は無料ですが、ビットコインのブロックチェーン上で送金を行うための費用が別途発生するためです。
このあたりは、ビットコインを持っている人は知っていると思いますが、金額は送金元の取引所などによって異なり、数千円程度です。
また、口座の基本通貨として仮想通貨を選択できないので、ビットコインを現物として保有しながら証拠金としても利用してトレードするという使い方(仮想通貨取引所のインバース型契約のようなイメージ)はできません。通常の口座にExnessの指定する換金レートで換金して入金という形になります。
反映時間も最大72時間となっていますので、どうしてもビットコイン入金をしたい人向けの方法といえます。
テザー
テザー(USDT)の入金も可能ですが、あまり一般的ではない「OMNIネットワーク」のみしか対応していないため、かなり使い勝手は悪いです。メジャーな仮想通貨取引所だと、Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)は対応していないので、こうした取引所から送金することはできません。
Exnessで仮想通貨をするなら、ビットコインの方が使い勝手がいいということになるでしょう。
意外と制限が多い
対応する入金方法は多いですが、クレジットカード入金がJCBのみ、入金方法ごとに細かく上限が決まっているという点など、ところどころ使い勝手は悪いです。
しかし、他の海外FX業者でもよく利用される、クレジットカード入金・国内銀行送金・bitwalletの3種類が一応そろっているため、選択肢としては普通ともいえますね。
仮想通貨入金は、テザーがOMNIネットワークだけでなければ利便性がかなり向上しますので、改善されることを期待します。
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