Exness(エクスネス)は仮想通貨(暗号資産)に力を入れている海外FX業者です。
これまでは数多くの銘柄が取引できましたが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要暗号資産に絞って提供するよう方針を変更しました。
多くの銘柄を取引できることに魅力を感じていた人にとっては残念ですが、仮想通貨に力を入れる方針には変わりなく、スプレッドはこれまで通り海外FX業者の中で最も狭い水準を維持しています。
この記事では現在Exnessで取引ができる仮想通貨銘柄や、仮想通貨銘柄の多い海外FX業者を使いたい場合の乗り換え先を紹介します。
Exnessで取引できる仮想通貨銘柄
Exness(エクスネス)で取扱いのある仮想通貨(暗号資産)の種類は、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)3つのみと少ないです。
取引ペアの数は10種類ありますが、BTCTHB(ビットコイン/タイ・バーツ)などExnessが展開する地域の通貨とのペアもありますので、日本人が使うと思われる銘柄は実質的に以下の6種類のみです。
日本人が取引する銘柄 | BTCJPY(ビットコイン/円) BTCUSD(ビットコイン/ドル) BTCXAG(ビットコイン/シルバー) BTCXAU(ビットコイン/ゴールド) ETHUSD(イーサリアム/ドル) LTCUSD(ライトコイン/ドル) |
現地通貨建て | BTCAUD(ビットコイン/豪ドル) BTCCNH(ビットコイン/オフショア人民元) BTCTHB(ビットコイン/タイバーツ) BTCZAR(ビットコイン/南アランド) |
Exnessは以前は数十種類の仮想通貨銘柄を提供していて、むしろ種類の豊富さに力を入れている海外FX業者でしたが、最近方針転換して取引量の多い銘柄のみに絞っているようです。
各地域通貨との取引ペアのほかにも、トレーダーに人気のBTCXAG(ビットコイン/ゴールド)とBTCXAG(ビットコイン/シルバー)は取引銘柄として残っています。
FXGTやXMTradingなど、仮想通貨に力を入れているほかの海外FX業者は現在も数十種類の銘柄を用意していますので、この点はExnessのデメリットといえます。
Exnessから乗り換えできる海外FX業者
Exness(エクスネス)から仮想通貨(暗号資産)の取り扱い数の多い海外FX業者に乗り換えたい方は、XMTradingやHFM、FXGT、Titan FXがおすすめです。
仮想通貨の銘柄数が多い海外FX業者5社は以下の通りです。仮想通貨の種類と取引ペア数をまとめました。
海外FX業者 | 仮想通貨の種類 | 取引ペア数 |
XMTrading | 53 | 58 |
IS6FX | 37 | 68 |
HFM | 35 | 40 |
FXGT | 25(+8) | 56 |
Titan FX | 25 | 50 |
海外FX業者で取引できる仮想通貨銘柄の詳細はこちらの記事で比較しています。
XMTrading
XMTradingの銘柄数の合計は58で、取引ペアの重複を除くと取引できる仮想通貨は53種類になります。
基本的に1つの仮想通貨につき取引ペアは1種類ですが、ビットコインとイーサリアムのみ複数の取引ペアが用意されています。この2種類のみドル建てに加えてポンド建てとユーロ建ての取引ペアが用意されているほか、イーサリアム/ビットコインもあります。
1インチ、アーべ、エイダコイン、アルゴランド、エイプコイン、アプトス、アービトラム、コスモス、アバランチ、アクシー・インフィニティ、ベーシック・アテンション・トークン、ビットコインキャッシュ、ビットコイン、ビットコイン・ゴールド、チリーズ、コンパウンド、カーブダオ、ダッシュ、ドージコイン、ポルカドット、マルチバースX、エンジンコイン、イオス、イーサリアムクラシック、イーサリアム、フェッチAI、ファイルコイン、フロウ、ザ・グラフ、インターネット・コンピューター、イミュータブル、リドDAO、チェーンリンク、ループリング、ライトコイン、マナ、マティック、ニア、オプティミズム、サンドボックス、柴犬コイン、シンセティックス、ソラナ、ストージ、スタックス、スシ、UMA、ユニスワップ、ステラルーメン、XRP、テゾス、Zキャッシュ、0x
XMTradingで仮想通貨取引ができる口座タイプはスタンダード口座・マイクロ口座とKIWAMI口座です。ボーナスを利用したい方はスタンダード口座やマイクロ口座、狭いスプレッドで取引コストを抑えたい方にはKIWAMI口座が向いています。ゼロ口座では仮想通貨は全く取引できません。
一部の仮想通貨は、MT5のみで取引ができますので、仮想通貨取引をしたい方にはMT5がおすすめです。
IS6FX
IS6FXの銘柄数の合計は68で、取引ペアの重複を除くと取引できる仮想通貨は37種類になります。一部の仮想通貨はドル建てだけでなくユーロ建てや円建てで取引できます。
アーべ、エイダコイン、アルゴランド、アバランチ、アクシー・インフィニティ、ベーシック・アテンション・トークン、ビットコインキャッシュ、ビルド・アンド・ビルド、ビットコイン、チリーズ、コンパウンド、ドージコイン、ポルカドット、ダッシュ、エンジンコイン、イオス、イーサリアム、ザ・グラフ、クサマ、チェーンリンク、ライトコイン、テラルナ、マナ、ポリゴン、OMG、SKALEネットワーク、ソラナ、StarSharks、ストージ、シータ・ネットワーク、トロン、ユニスワップ、ステラルーメン、モネロ、XRP、テゾス、0x
仮想通貨が取引できるのは新設されたクリプト口座のみです。
HFM
HFMの銘柄数の合計は40で、取引ペアの重複を除くと取引できる仮想通貨は35種類になります。
基本的に1つの仮想通貨につき取引ペアは1種類ですが、ビットコインとイーサリアムのみ複数の取引ペアが用意されています。
エイダコイン、エイプコイン、コスモス、アバランチ、ヘデラ・ハッシュグラフ・トークン、ビットコインキャッシュ、ビルド・アンド・ビルド、ビットコイン、コンパウンド、ドージコイン、ポルカドット、ダッシュ、エンジンコイン、イオス、イーサリアムクラシック、イーサリアム、ファイルコイン、アイオタ、チェーンリンク、ライトコイン、マナ、ポリゴン、ネオ、ニア、OMG、シンセティックス、ソラナ、シータ・ネットワーク、トロン、ユニスワップ、ステラルーメン、モネロ、XRP、テゾス、Zキャッシュ
仮想通貨はセント口座以外の全ての口座タイプで取引できます。
FXGT
FXGTは、口座タイプによって取引できる銘柄の数が細かく異なります。最も種類が多いのはプロ口座です。プロ口座の銘柄数の合計は56で、取引ペアの重複を除くと取引できる仮想通貨は25種類になります。
また、仮想通貨専用のCrypto Max口座ではプロ口座で取引できない仮想通貨8種類を含め18種類が取引できます。
プロ口座 Crypto Max口座 | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) XRP エイダコイン(ADA) ドージコイン(DOGE) ポルカドット(DOT) ステラルーメン(XLM) 柴犬コイン(SHB) ソラナ(SOL) |
プロ口座のみ | コンパウンド(COMP) チェーンリンク(LINK) マティック(MATIC) ユニスワップ(UNI) アーべ(AAVE) チリーズ(CHZ) クロノス(CRO) デジバイト(DGB) エンジンコイン(ENJ) マナ(MANA) レン(REN) シンセティック(SNX) シータ(THETA) 0x(ZRX) |
Crypto Max口座のみ | ビットコインSV(BSV) ダッシュ(DASH) イオス(EOS) アイオタ(IOT) トロン(TRX) モネロ(XMR) テゾス(XTZ) ビルド・アンド・ビルド(BNB) |
FXGTは法定通貨との取引ペアだけでなく、ビットコイン/イーサリアムなど仮想通貨同士の取引ペアも提供しています。
さらに、ほかの海外FX業者では取り扱いのない、ビットコインとCFD商品(ゴールド・シルバー・株価指数など)の取引ペアもあり、選択肢が豊富です。
Titan FX
Titan FXの銘柄数の合計は50で、取引ペアの重複を除くと取引できる仮想通貨は25種類になります。
Titan FXはマイナーな仮想通貨を含めて全ての仮想通貨にドル建てと円建ての取引ペアがあります。
アーべ、エイダコイン、コスモス、アバランチ、ビットコインキャッシュ、ビルド・アンド・ビルド、ビットコイン、コンパウンド、ドージコイン、ポルカドット、イオス、イーサリアム、グリマー、クサマ、チェーンリンク、ライトコイン、ポリゴン、ニア、ソラナ、トロン、ユニスワップ、XDCネットワーク、ステラルーメン、XRP、テゾス
仮想通貨取引は基本的にスタンダード口座とブレード口座です。マイクロ口座では、ビットコインのみMT5限定で取引できます。
銘柄の多さなら仮想通貨取引所がおすすめ
XMTradingやHFM、FXGTでも数十種類の仮想通貨が取引できますが、仮想通貨は数千から数万種類発行されていると言われています。
そのため、本格的に仮想通貨トレードをするのであれば海外FX業者よりも取り扱い銘柄数の多い仮想通貨取引所を使うのがおすすめです。
日本人利用者の多いBybit(バイビット)は、海外FX業者と変わらない利便性で取引ができます。
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