信頼性が高いと言われている国内FX。
しかし、その信頼性とは主に日本の法律で定められている信託保全の制度があることで、個々の国内FX業者の運営方針には批判の声もあります。特に一部の国内FX業者ではスキャルピングを理由としたものと思われる口座凍結が頻発しています。
今回は特にヒロセ通商とJFXで口座凍結が発生しているとの情報について、なぜ凍結されてしまうのかや海外FXの口座凍結との違いについて解説します。
- ヒロセ通商・JFXで口座凍結された理由は何!?
- 国内FXと海外FXではどちらが口座凍結されやすい!?
- 口座凍結されると利益も取り消される!?
ヒロセ通商・JFXの口座凍結理由はスキャルピング?
特に口座凍結の噂が多いヒロセ通商とJFXは同系列の会社です。両社ともスキャルピングOKをうたっていますが、実際にはスキャルピングが理由で口座凍結させられるとの疑惑が上がっています。
まずはこの点について詳しく解説します。
- システム売買を理由に口座凍結
- 国内FXのスプレッドではA-Bookができない
システム売買を理由に口座凍結
Xには実際にヒロセ通商・JFXに口座凍結されたと主張する人からの報告がキャプチャつきで多数上がっていますが、それによると、ヒロセ通商・JFXから通知される口座凍結理由はスキャルピングではなく「システム売買」になっているそうです。
しかし、システム売買はやっていないと証言するユーザーも多く、スキャルピングで稼いでいるトレーダーを追い出すために便宜上システム売買を理由として使っているのではないかとの疑いがもたれています。
基準は不明ですが、「5分以内」などの短い取引について「自動売買とみなして禁止」という対応を取られてしまうと、スキャルピングOKの国内FX業者でも実質的にスキャルピングを禁止できてしまいます。
国内FX業者の取引プラットフォームは通常自動売買には対応していません。しかし、その状態でも「ブラウザ上でボタンを押したことにする」操作が可能な専用システムを使えば自動売買を行うことは可能です。こうしたツールは主にバイナリーオプションで使用されますが、利用規約違反になる可能性が高いためご注意ください。
自動売買に興味がある方は、取引プラットフォームに自動売買機能が組み込まれたMT4・MT5を使うことが多いです。
国内FXのスプレッドではA-Bookができない
自動売買を理由にしてスキャルピングトレーダーを追い出す理由は、国内FXの狭すぎるスプレッドにあると思われます。
通常の状態だと、トレーダーが勝ってしまうとFX会社はその分損失となります。しかし、「カバー取引」と言って、そのトレーダーのポジションを別の金融機関(リクイディティプロバイダー)にそのまま発注すれば、そのトレーダーが勝っても負けても手数料分の利益を得ることができます。
しかし、カバー取引を発注する際にはリクイディティプロバイダーが提示するスプレッドや取引手数料を支払う必要があります。このため、国内FXのようにスプレッドが非常に狭い業者でカバー取引をしてしまうと利益が上がらなかったり逆に損失になったりしてしまいます
海外FXでも利用規約違反を理由とした口座凍結は発生していますが、数は国内FX業者より少ないです。その理由には、海外FX業者はもともとスプレッドや手数料が大きいこともあると思われます。勝っているトレーダーの取引は全てカバー取引にする対応を取れば、損失が発生することはないからです。
カバー取引を行うFX会社をA-book、行わないFX会社をB-bookと呼び、トレーダーからはA-bookの方が人気が高いです。詳しくはこちら↓↓↓↓↓
ヒロセ通商・JFXで口座凍結されるとどうなる?
Xでヒロセ通商・JFXの名前と「口座凍結」のキーワードで検索すると、口座凍結を経験したという投稿が多数あります。
これだけ頻発しているのに利用者が激減しない理由はなぜでしょうか?海外FXのケースと比較して紹介します。
利益の取り消しはしていないと思われる
ヒロセ通商・JFXで口座凍結が頻発しても利用者が激減しない理由には、「今後の使用を認めないだけで、既に得た利益を取り消したわけではない」ことがあると思われます。
いわゆる「追い出し」っコ
FXユーザーとしては、あるとき突然口座凍結されてその後の利用ができなくなったとしても、それまで得た利益を満額出金できるのであれば、諦めてほかの国内FX会社に移る人が大半でしょう。しかし、既に得た利益が没収(過去の取引をさかのぼって取り消す)されてしまうと、諦めきれませんよね。
ヒロセ通商の規約を確認すると、「過去の取引まで遡って約定を無効とすることができるものとします」という記載はあるものの、実際の対応としては、既に得た利益はそのまま出金できるケースが多いようです。
このユーザーは、約定の取消が行われる可能性があるとの連絡を受けたものの、結局口座の資金は出金できたとのことです。
約15日後に口座閉鎖決定後、出金可能に
— メタルスライム運の良さ255 (@3eGf4X3XrD59ioq) December 31, 2020
その間に本人確認のため、自画像と免許証提出やネット回線業者や取引手法など細かくメールできかれた。
口座閉鎖されたが約定の取り消しや出金拒否はなかった。
しかし両口座で申しこんでいたキャッシュバックキャンペーンの約70万円が振り込まれなかった pic.twitter.com/BviPpKdrIL
海外FX業者は利益の取り消しもあり
海外FX業者も利用規約違反の取引には利益の取り消しや口座凍結の対応を取っています。
悪評が立つのを考慮して、利益の取り消しは最小限に抑えているようですが、それでも実際に事例は発生しています。
「海外FX業者の利用規約違反=利益の取り消し」というイメージがあるため、Xなどで口座凍結が報告される頻度は国内FXの方が多いにもかかわらず、海外FX業者の方が口座凍結に警戒されています。
海外FX業者が利益の取り消しを含む厳しい対応を取る大きな理由は、ボーナスです。
5万円入金したら5万円ボーナスがもらえるといったような豪華なボーナスが提供されているため、これを悪用する「ボーナスアービトラージ」を行う人が後を絶たず、厳しい対応になっています。ボーナスアービトラージは、たとえば以下のような流れで行います。
- A社とB社に5万円ずつ入金する
- ボーナスと合わせて証拠金を各社10万円ずつに増やす
- 2つの口座で両建てをする
- 片方の口座で10万の損失、もう片方の口座で10万の利益を得られるまで両建てする
- 勝った方の口座の20万円を出金する
利益の取り消しが行われる理由のほとんどはボーナスなので、逆に言えば、Exnessなどのボーナスのない海外FX業者では利益の取り消しが行われたという話はほぼ聞きません。
安心して利用できるポン!
ボーナスのメリットは非常に大きいため、リスクとの兼ね合いで選択するのがおすすめです。
ヒロセ通商・JFXの口座凍結で困っている方!スキャルピングなら海外FXもアリ
スキャルピングによるトレードを希望しているのであれば、海外FXも検討してみてはいかがでしょうか?
海外FXではスキャルピングを認めている業者が大半なので、国内FXのように口座凍結のリスクを背負ってトレードする問題がありません。
例えばアキシオリーでは、スキャルピングを認めていると記載していますし、制限も設けていないと説明しています。
国内FXのように表面上認めているだけではなく、スキャルピングOKの海外FX業者は本当にスキャルピングを歓迎しています。この記事で紹介したように、「スキャルピングで勝っているトレーダーがいる場合に利益をFX会社の利益を確保できるかどうか」という構造的な部分が海外FXと国内FXでは異なるため、海外FXにとってはスキャルピングは迷惑ではないのです。
ただ、やはり海外FXと国内FXのスプレッドの違いは大きいため、海外FXはそもそもあまりスキャルピングに向かないというデメリットはあります。
海外FXでスキャルピングをする場合、Exnessやアキシオリーのような、ボーナスなし・低スプレッドの海外FX業者がおすすめです。知名度No.1のXMTradingは基本的にボーナスあり・スプレッド広めの海外FX業者ですが、最近はボーナスなし・低スプレッドのKIWAMI口座も新設しています。
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