海外FX業者の仮想通貨スワップポイント確認方法は? MT4・MT5からも確認できる!

海外FX業者の仮想通貨(仮想通貨)銘柄には、FXと同様スワップポイントがつきます。このスワップポイントは収益に大きな影響を与えるため、取引前に確認しましょう!

海外FX業者のスワップポイントは計算方法が海外FX業者ごとにバラバラで複雑です。

この記事では、海外FX業者の仮想通貨スワップポイントについて知っておくべきことや、主要海外FX業者のスワップポイント確認方法について紹介します。

目次

海外FX業者の仮想通貨スワップポイントの基礎知識

まずは、すべての海外FX業者に共通する、仮想通貨(暗号資産)銘柄のスワップポイントで知っておくべき内容をまとめました。

仮想通貨スワップポイントの基礎知識

✔ 売りも買いもマイナスの場合も
✔ MT4・MT5の「仕様」で確認する
✔ 3種類の計算方法がある
✔ 3倍スワップポイントの曜日に注意

売りも買いもマイナスの場合も

海外FX業者の仮想通貨銘柄のスワップポイントは、売りも買いもマイナスに設定されていることがあります。つまり、ポジションを長く持てば持つほど損失になっていきます。

スワップポイントという同じ名称を使ってはいますが、FX通貨ペアのように金利の低い通貨を買っているトレーダーが金利の高い通貨を買っているトレーダーに渡すという仕組みではないため、海外FX業者のスワップポイント設定方針もさまざまです。

らっこ

FX通貨ペアよりスワップの負担が大きい傾向があるよ

XMTradingなどは売りも買いも同じ金額のマイナススワップを設定しています。一方、FXGTはFX通貨ペアと同様に買いと売りのどちらかがプラスになっていることもあります。

仮想通貨の長期的な上昇が予想される時期に買いポジションを長く持ちたいという人も多いでしょう。しかし、スワップポイントが高い海外FX業者だとこれができません。

長期保有者向けに、スワップを廃止するスワップフリーのサービスを採用する海外FX業者が出始めているので、長期保有の場合はこのような海外FX業者を選ぶのがおすすめです。スワップフリーはExness(エクスネス)が採用しています。

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仮想通貨取引所のデリバティブ取引にも、スワップポイントのように付与または徴収される「資金調達率」があります。こちらは、買いまたは売りのどちらかがプラスになるので、スワップポイントよりも影響は少ないです。

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仮想通貨銘柄では、買いと売りのスワップを同じにしている海外FX業者もあります。

MT4・MT5の「仕様」で確認できる

スワップポイントは、各銘柄の「仕様」から確認できます。仕様は、気配値の銘柄名の上で右クリックをすると表示されるメニューから選択できます。

ストップレベルの確認方法

「仕様」では、「スワップタイプ」「買スワップ」「売スワップ」「スワップレート」の4つの情報が確認できます。

MT4・MT5のスワップポイント確認方法

「スワップレート」は、3倍スワップが付与されるタイミングで、「3」と書かれた曜日が3倍スワップデーです。

3種類の計算方法がある

MT4・MT5の「仕様」では、「スワップタイプ」の欄にスワップポイントの計算方法が表示されます。計算方法は以下の3種類です。

  1. ポイント単位
  2. 金額単位
  3. パーセンテージ単位

「仕様」の「買スワップ」「売スワップ」欄に書いてある数字は計算方法によって意味が違うので注意してください。

それぞれの計算方法は、下記の記事にまとめました。

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MT4とMT5のデフォルトのスワップポイントは上記の3種類ですが、一部の口座タイプや銘柄で4時間おきにスワップポイントを徴収するFXGTなど独自のシステムを採用している場合もあります。

その場合はMT4・MT5の仕様には情報が表示されないため、海外FX業者の公式サイトかデモ口座でポジションを持ってみて確認してください。

3倍スワップの曜日に注意

FX通貨ペアでは土日分でスワップポイントが3倍になる日は木曜日に設定されていることが多いですが、仮想通貨は日本時間土曜日朝(MT4・MT5のサーバ時間では金曜日)に付与されることが多いです。

土日も仮想通貨を取引できる海外FX業者が増えてきましたが、MT4・MT5はもともとFX通貨ペア用に開発された取引プラットフォームなので、土日にスワップポイントを徴収する機能がありません。

そのため、土日に仮想通貨を取引できる海外FX業者でも基本的には3倍スワップデーは設定されています。

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例外として、一部の口座タイプや銘柄で4時間おきにスワップポイントを徴収しているFXGTなどMT4・MT5の標準のスワップポイント徴収機能以外を使ってスワップポイントを徴収している海外FX業者は、土日にスワップポイントが徴収されます。

たぬき

MT4・MT5の銘柄の「仕様」情報にスワップポイント情報がない海外FX業者のことだよ

主要海外FX業者の仮想通貨スワップポイント確認方法

ここからは、主要海外FX業者の仮想通貨(暗号資産)スワップポイント確認方法を紹介します。

  1. FXGT
  2. Exness
  3. XMTrading
  4. Titan FX

FXGTは4時間おきのスワップあり

仮想通貨が取引できる海外FX業者として人気のFXGTは、メインの口座タイプ・銘柄でXMTradingと同じポイント制を採用しています。

▼XMTradingはポイント制

公式サイトにスワップポイントの情報はないので、MT4・MT5に表示される「仕様」から自分で計算することになります。

また、FXGTでは一部の口座タイプや銘柄で4時間おきにスワップポイントを徴収していますので、注意が必要です。この場合はMT4・MT5からもスワップポイントを確認することができません。

FXGTプロ口座で1日1回スワップポイントが徴収されるビットコイン(BTCUSD)と4時間おきにスワップポイントが徴収されるチェーンリンク(LNKUSD)の仕様を比較すると、チェーンリンクの方はスワップポイントの情報が記載されていません。

FXGTのスワップポイント確認方法

以前はFXGT公式サイトからスワップポイントの目安を確認できましたが、現在は情報が掲載されていません。事前にスワップポイントを確認しておきたい方はデモ口座でポジションを持つか、サポートチームに問い合わせをしてください。

たぬき

FXGTにはスワップフリーもあるけど仮想通貨は対象外だよ

1日分のスワップポイントを4時間おきに分割して請求しているということなので、夜から朝にかけての数時間ポジションを持つタイプのトレードをしている人には、朝にまとめて1日分請求される形よりはメリットがありますね。

とはいえ、ほとんどのトレーダーにとっては、日中にトレードを完結させてもスワップポイントが徴収されるので、デメリットになるでしょう。

FXGTはスプレッドが狭いことと、スワップポイントが高いことのバランスを判断して使うべきブローカーといえます。

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Exnessはスワップフリー

Exness(エクスネス)は、仮想通貨銘柄すべてでスワップポイントが発生しません。このため長めのスパンでトレードするスタイルのトレーダーに人気があります。

スワップが発生しないため、FXGTの一部銘柄と同様にMT4・MT5上にはスワップポイントの項目は表示されません。

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ただし、数週間~数か月程度取引せずにポジションを持ち続けるとスワップフリーの適用外にされてしまう可能性があるので注意してください。スワップフリーは海外FX業者にとって負担となるサービスなので、Exnessの個別の判断で取り消しになる可能性があります。

XMTradingはポイント単位

XMTradingはスワップポイントの計算方法として「ポイント単位」を採用しています。

ポイント単位はFX通貨ペアでよく使われる計算方法ですが、少し複雑です。

例えば、XMTradingの2024年2月時点のビットコイン(BTCUSD)のスワップポイントは「-2176.29」です。ポイント単位の計算式に当てはめて計算すると、1BTCのスワップポイントは「0.01×(-2176.29)×1×150=約-3264円」となります。

ポイントの単位(0.01など)
× スワップポイントの数値
× 取引数量
× 口座の基本通貨に変換

上記の計算式で「ポイントの単位」というのは、銘柄のレートが小数点何桁まであるかです。pipsの一つ下の単位で、ビットコインの場合「0.01」になります。

海外FX業者のポイント単位

ビットコインは1ロット=1BTCなので、取引数量は1ロットのとき「1」になります。また、BTCUSDはドル建て銘柄なので、円換算で算出するためにドル円=150円もかけます。

詳しい計算方法はこの記事で解説しています。

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ポイント制では計算式にビットコイン価格が含まれていないので、海外FX業者が数値を変更しない限りスワップポイントは一定です。

Titan FXはパーセンテージ単位

Titan FX(タイタン)のスワップポイントは、比較的計算しやすいパーセンテージ単位を採用しています。

パーセンテージ方式では、仮想通貨の現在レートにパーセンテージをかけて計算します。

ただし、このパーセンテージ単位で計算される金額は「年間のスワップポイントのパーセンテージ」なので、1日あたりのスワップポイントを計算するには通常価格レートにパーセンテージをかけた金額を「360」で割って算出します。

もちろん取引数量もかけますので、まとめるとこのような式になります。

価格レート
× スワップポイントの数値
× 取引数量
÷ 360
× 口座の基本通貨に変換

1年は厳密にいえば365日ですが、金融の世界では360日換算のことが多いです。1か月がきっちり30日と計算すると1年で360日になるためです。FXブローカーもこのルールに従って、1年を360日で計算しているブローカーが多いです。

年率換算なので、パーセンテージ表示も数十%など高くなる場合もあります。実際のTitan FXのスワップポイントで計算してみましょう。

スワップポイント%表示

これは、ビットコイン(BTCUSD)のスワップポイントです。

現在レートが50,000ドル、取引数量が1ロット(そのまま1BTC)、ドル円が150円の場合で買いポジションのスワップポイントを計算すると、「50,000ドル×0.25×1÷360×150=約5208円」ということになりますね。

仮想通貨価格が上昇すると、スワップポイントも高くなるのがパーセンテージ制の特徴です。

海外FX業者の仮想通貨スワップポイントは高額

海外FX業者の仮想通貨(暗号資産)銘柄のスワップポイントは、わかりにくい上にかなり高い金額を取られてしまうこともあります。

計算方法は複雑ですが、しっかりスワップポイントの水準を把握しておくことをおすすめします。

複雑な計算をするのがめんどうな人は、デモ口座で予定している数量のポジションを持って1日待ってみるという方法もあります。

デモ口座とリアル口座の設定はそれぞれ手動で行う海外FX業者が多いので、設定の設定が古かったり間違っていたりすることもあるのですが、大手の海外FX業者ではおおむねリアル口座と同じ取引環境が再現されています。

たぬき

小規模な海外FX業者だと間違っていることもあるよ

仮想通貨取引に向いている海外FX業者についてはこの記事でまとめていますので、参考にしてください。

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