仮想通貨の送受信ができる次世代SNS「Links」が2021年4月に正式リリースされました。
Linksはまだ機能も少なく、話題になっているとはいいがたい状況ですが、コメントすると仮想通貨をもらえる機能などおもしろそうな機能を実装予定のようです。今後知名度が上がってくるかもしれませんね。
この記事では、Linksの運営会社や特徴について紹介します。
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運営会社・安全性は?
仮想通貨メディア国内最大手のCoinPost(コインポスト)が運営にかかわっているため、ある程度信頼は置けると思われます。また、仮想通貨にかかわる基幹技術は自社開発ではなくオープンソースのシステムを利用しているそうです。
コインポストとの合弁会社
Linksを運営する会社は、「Links株式会社」というこのアプリ専用の会社です。コインポストと、ブロックチェーンの開発等を手掛けるINBlockchainグループが設立した合弁会社だそうで、コインポストと代表取締役CEOが同じです。
コインポストで大規模に宣伝されれば知名度は上がるはずですが、まだ宣伝は控えめで数か月に1回ペースのようです。
ベースは「Mixin Network」
ツイッターもビットコインの投げ銭機能を追加しましたし、日本人にはあまりなじみがないものの、仮想通貨のやり取りができるSNSというのは、海外で少しブームになりつつあるのかもしれません。
今回のLinksの仮想通貨をやり取りできる機能は、自社開発したものではなく、オープンソースソフトウェアの「Mixin Network」というものを利用しているのだそうです。
2021年4月に立ち上がったばかりの新しいサービスですが、お金にかかわる部分はもっと長い運用実績があるということになりますので、安心といえば安心かもしれません。
Linksの特徴
Linksの特徴は、仮想通貨ウォレット機能を備えたSNSです。Links内であれば、仮想通貨を無料で送受信することもできます。
通常仮想通貨の送金には100円~数千円程度がかかってしまいますが、これが無料になることにより、気軽に投げ銭などで利用できるようになります。
✔仮想通貨ウォレット機能あり
✔Links内での送金は無料
✔コメントを書けばビットコインがもらえる機能
仮想通貨ウォレット機能あり
SNSと仮想通貨のウォレット機能が一体となっているのがLinksの特徴です。先ほど触れたように「Mixin Network」というサービスを利用しているため、日本では知名度のない仮想通貨も含めて、40種類の仮想通貨が利用できます。
ソラナ(SOL)、バイナンスコイン(BNB)、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、テゾス(XTZ)、イーサリアム(ETH)、イオス(EOS)、ポルカドット(DOT)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)などが対応しています。
Linksの利用者同士の送金機能と、外部との送金機能が両方利用できます。
仮想通貨取引所のウォレットやMetaMask(メタマスク)などの個人ウォレットは、使えるようにするまでの手続きがやや面倒ですが、Linksのウォレットは、6桁のPINと電話番号のみで簡単に管理できるようになっています。
Links内での送金は無料
Links内での送金は送料無料で利用できます。仮想通貨を送金する際には、通常送金手数料が発生しますが、これは仮想通貨のブロックチェーンに書き込むときに発生するものです。お金のやり取りをアプリ内にとどめる場合、ブロックチェーンに書き込まずに処理することで手数料を無料にしているものと思われます。
そのため、アプリ外に送金しようとすれば通常通り送金手数料が発生します。
コメントを書けばビットコインがもらえる機能
まだ試験段階のようですが、ニュースサイトなどにコメントを書けばビットコインがもらえる機能が導入されるようです。
コインポストで2021年4月に行われたキャンペーンでは、1コメントにつき、全員に3Sat(サトシ)が配布されたそうです。サトシというのはビットコインの少額の単位で、0.00000001BTC=1サトシにあたります。そのため、1ビットコインが500万円のとき、3サトシは0.05円ということになります。
金額的には微々たるものですが、全員もらえるという点がいいですね。日常的にニュースにコメントしている人なら、チリも積もればとなるかもしれません。
Linksロボで機能が追加可能
まだあまり種類は提供されていないようですが、「Linksロボ」という仕組みで、機能追加が可能です。日本円ステーブルコインJPYCもLinksロボの機能で購入できます。
企業がマーケティング手段としてエアドロップを行う「エアドロップロボ」も開発されたそうです。
Linksの人気は出るのか?
コメントを書いてビットコインがもらえる機能やエアドロップロボなど、参加する企業が増えれば、ポイ活のような形でコツコツ仮想通貨をためることができるアプリになりそうです。ただし、今のところその参加する企業が見つかっていないようで、Linksを使う明確なメリットがあまりありません。
2021年4月に正式にサービスがスタートしたのなら、そろそろ大規模なプロモーションを行ってもいいように思えますが、まだのようです。企業側にとって、プロモーションの場としてあまり魅力的ではないということかもしれません。
今後どのようなサービスが提供されるのかに要注目です。
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