そんな風に思っている、そこのあなた! そう、面倒なことが大嫌い、難しい話は聞きたくない、できることなら楽して何かいいことないかな〜と考えている「ずぼらさん」な、あなたです!
仮想通貨投資って、なんだか意識高い系の人がやる難しいもの…なんてイメージがあるかもしれませんが、実は、もっと肩の力を抜いて、「ゆる〜く」「楽に」付き合っていく方法もあるんです。
この記事では、そんな「ずぼらさん」なあなたにピッタリな、仮想通貨投資を無理なく、ストレスなく続けるための「ゆる〜い心構え」と、具体的な「3つのコツ」を、難しい話は一切抜き!で、分かりやすくお伝えします。この記事を読めば、「なんだ、これなら自分でもできるかも?」と思えるはず。ガチガチに勉強したり、神経をすり減らしたりする必要はありません。さあ、一緒に「ずぼら流」仮想通貨投資の世界を覗いてみましょう!
まずはこれだけ!ずぼらさんのための「超基本」心構え
具体的なコツに入る前に、まず一番大切な「心構え」から。ここをしっかり押さえておくだけで、精神的な負担がぐーんと軽くなります。難しく考えず、「ふーん、そんなもんか」くらいの軽い気持ちで読んでみてください。
①「一攫千金」は狙わない【期待値を下げる】
仮想通貨のニュースを見ていると、「〇〇コインで億り人!」みたいな景気の良い話が目に入ってくるかもしれません。でも、あれは本当にごく一部の幸運な人の話(あるいは、作られた話かも?)。
ずぼら流の基本は、「いきなり大金持ちになろう!」なんて、過度な期待はしないこと。
なぜ期待値を下げるのが大事?
- 精神的に楽になる: 「絶対に儲けなきゃ!」というプレッシャーから解放されます。ちょっとくらい損しても、「まあ、そんなもんか」と受け流せるようになります。
- 冷静な判断ができる: 「一発当ててやる!」という気持ちが強いと、怪しい儲け話に飛びついたり、価格が少し下がっただけで慌てて売ってしまったり(狼狽売り)、逆に価格が上がり続けているのに欲張って売り時を逃したり(利確できない)…と、冷静な判断ができなくなりがちです。
- 長く続けられる: 過度な期待は、裏切られた時の精神的ダメージも大きいです。期待値を下げておけば、一喜一憂せずに、淡々と、長く投資と付き合っていくことができます。
「お小遣いがちょっと増えたらラッキー♪」「将来、何かの足しになればいいかな〜」くらいの、ゆる〜い期待感で始めるのが、ずぼら流にはちょうどいいんです。
②「なくなってもOK」なお金でやる【余裕資金の大切さ】
これは、ずぼらさんであろうとなかろうと、投資の鉄則中の鉄則ですが、特に強調しておきたいポイントです。仮想通貨投資は、必ず「なくなっても生活に困らないお金(余裕資金)」で行いましょう。
なぜ余裕資金が絶対?
- 精神安定剤になる: もし投資したお金が大きく減ってしまっても、それが生活費や将来のために必要なお金でなければ、「まあ、仕方ないか」と比較的冷静でいられます。これが生活費だったら、気が気じゃありませんよね。
- 冷静な判断を保てる(再び!): 生活がかかっていると、「損を取り返さなきゃ!」と焦って、さらにリスクの高い無謀な投資をしてしまう(ナンピン買いなど)可能性があります。余裕資金なら、価格が下がっても慌てずに待つ、という選択肢も取れます。
- 日常生活に支障が出ない: 投資のことで頭がいっぱいになって、仕事や家事が手につかない…なんてことになったら本末転倒です。
余裕資金って具体的にいくら?
- これは人それぞれですが、一般的には「毎月の収入から生活費や貯金を引いて、残ったお金の一部」や、「当面使う予定のない貯金の一部」などが考えられます。
- 最初は、本当に「お試し」感覚で、数千円〜1万円程度から始めてみるのがおすすめです。その金額なら、もしゼロになったとしても、精神的なダメージは比較的小さいはずです。
「このお金、最悪なくなっても、まあ笑って済ませられるかな」と思える金額で始めること。これが、ずぼら流を貫くための生命線です。
③「全部わからなくてOK」と割り切る【完璧主義を捨てる】
仮想通貨の世界は、技術的な話(ブロックチェーンとか、スマートコントラクトとか…)や、経済の難しい話(金融政策とか、マクロ経済とか…)が絡み合っていて、正直、全部を完璧に理解しようとするのは不可能に近いです。
ずぼら流では、「細かいことは、まあ、いっか!」「全部わからなくても大丈夫!」と割り切る勇気を持ちましょう。
なぜ割り切りが大事?
- 学習コストからの解放: 全てを理解しようとすると、膨大な時間と労力がかかります。ずぼらさんにとっては、それ自体が苦痛ですよね。分からないことがあっても、「そういうものなんだな」と受け入れることで、学習ストレスから解放されます。
- 行動へのハードルを下げる: 「ちゃんと理解してからじゃないと始められない…」と思っていると、いつまで経ってもスタートできません。「よく分からないけど、とりあえずやってみよう!」くらいの軽い気持ちで始めることが大切です。
- 情報過多に陥らない: 全てを知ろうとすると、情報の洪水に溺れてしまいます。最低限必要な情報だけを選び取る、という割り切りが、情報疲れを防ぎます。
もちろん、最低限のリスク(価格変動、ハッキングなど)や、自分が投資するコインの「ざっくりとした特徴」くらいは知っておいた方が良いですが、専門家レベルの知識は全く必要ありません。 大切なのは、「完璧に理解すること」ではなく、「無理なく、楽しく(あるいは、ストレスなく)続けること」です。
ずぼら流・仮想通貨投資「3つのゆるコツ」
さて、心構えが整ったところで、いよいよ具体的な「ゆるコツ」を見ていきましょう。これを実践すれば、面倒な手間をできるだけ省き、楽ちんに仮想通貨投資を続けられるはずです。
コツ①:ほったらかしOK!「積立投資」から始めてみる【ドルコスト平均法】
「毎日チャートをチェックするのは面倒…」「いつ買ったらいいのか、タイミングなんて分からない!」
そんなずぼらさんに、まず最初におすすめしたいのが「積立投資」という方法です。
積立投資って何?
- 決まった金額を、決まったタイミングで、定期的に買い続けるという、非常にシンプルな投資方法です。
- 例えば、「毎月1日に、1万円分のビットコインを自動で買う」といった設定をしておけば、あとは基本的にほったらかしでOKです。
なぜずぼらさんにおすすめ?
- 手間がかからない: 最初に設定さえしてしまえば、あとは自動で買い付けてくれるので、毎回注文する手間が省けます。まさに「ほったらかし投資」!
- タイミングを悩まなくていい: 「いつ買えば一番安いんだろう…?」と悩む必要がありません。価格が高い時も安い時も、淡々と買い続けるだけです。
- 高値掴みのリスクを減らせる(ドルコスト平均法): この定期的に定額を買い続ける方法を「ドルコスト平均法」と呼びます。価格が高い時には少なく、価格が安い時には多く買うことになるため、結果的に平均購入単価を平準化させる効果が期待できます。一括でドカンと買って、それが最高値だった…という「高値掴み」のリスクを軽減できます。
- 感情に左右されにくい: 機械的に買い続けるので、「価格が下がって怖いから買うのをやめよう…」とか、「もっと上がりそうだから、今月は多めに買おう!」といった感情的な判断に惑わされにくくなります。
積立投資の始め方
- 積立サービスがある取引所を選ぶ: 国内の主要な仮想通貨取引所の多く(例: Coincheckつみたて, bitFlyerかんたん積立, GMOコインつみたて暗号資産など)が、自動積立サービスを提供しています。
- 積立する通貨を選ぶ: どの仮想通貨を積み立てるか決めます。(おすすめは次のコツ②で!)
- 金額と頻度を設定: 無理のない金額(月1000円程度から可能な場合も)と、頻度(毎日 or 毎週 or 毎月など)を設定します。
- あとは待つだけ!
この「積立投資」は、投資の神様ウォーレン・バフェットも推奨する(※株式投資においてですが)王道的な手法でありながら、ずぼらさんにもピッタリな、まさに一石二鳥の方法と言えるでしょう。
コツ②:コイン選びは「超有名ドコロ」に絞る【ビットコイン・イーサリアム】
仮想通貨には、ビットコイン以外にも「アルトコイン」と呼ばれるものが数千種類以上も存在します。「どのコインを選べばいいの?」と悩むのは、当然ですよね。
ずぼら流の答えはシンプルです。よく分からないコインには手を出さず、まずは「超有名ドコロ」のコインに絞りましょう。 具体的には、以下の2つです。
- ビットコイン (BTC): 仮想通貨の王様。最初に作られ、最も知名度が高く、時価総額(市場全体の評価額)も最大です。
- イーサリアム (ETH): アルトコインの王様。時価総額はビットコインに次ぐ第2位。スマートコントラクトという機能で、NFTやDeFiなど多くのサービスの基盤となっています。
なぜこの2つに絞るのがおすすめ?
- 情報収集が楽: 有名なだけあって、日本語での情報量が圧倒的に多いです。ニュースや解説記事を見つけやすく、わざわざマニアックな情報を探す手間が省けます。
- 比較的リスクが低い(※他のアルトコインと比べて): もちろん価格変動リスクはありますが、全く無名の「草コイン」などに比べれば、プロジェクトが突然消滅したり、価値が完全にゼロになったりするリスクは低いと考えられます。
- 多くの取引所で扱っている: 国内のほとんどの仮想通貨取引所で購入できるため、取引所選びの選択肢も広がります。積立サービスの対象になっていることも多いです。
- 将来性への期待(相対的に): 仮想通貨市場全体が成長していくのであれば、その中心的な存在であるビットコインやイーサリアムも、長期的には価値が上がっていくのではないか、と期待する専門家も多いです。(※もちろん保証はありません)
他のアルトコインはダメなの?
リップル(XRP)やソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)など、他にも有望視されているアルトコインはたくさんあります。しかし、それぞれに特徴やリスクがあり、初心者やずぼらさんが最初から手を出すには、情報収集や判断が少し難しくなります。
まずは王道のビットコインかイーサリアム、あるいは両方に少しずつ投資することから始めて、もし余裕が出てきて、もっと他のコインにも興味が湧いたら、その時に改めて調べてみる、というスタンスで十分です。「よく分からないものには手を出さない」。これも、ずぼら流の大事なリスク管理術です。
コツ③:情報収集は「ほどほど」に【SNSとの距離感】
「仮想通貨投資をするなら、毎日ニュースをチェックしなきゃダメ?」
「X(旧Twitter)とかで、常に最新情報を追わないといけないの?」
答えは、「いいえ、そんな必要はありません!」 です。特に、ずぼら流なら、情報収集は「ほどほど」で十分です。
なぜ「ほどほど」でいいの?
- 疲れるから: 毎日大量の情報を浴び続けるのは、精神的に非常に疲れます。ずぼらさんは、そんなことでエネルギーを使いたくないですよね。
- 情報に振り回されるから: 情報が多すぎると、かえって判断がブレてしまいます。「あの人がこう言ってたから売ろう」「このニュースが出たから買おう」と、短期的な情報に一喜一憂してしまい、長期的な視点を見失いがちです。
- ノイズ(不要な情報)が多いから: 仮想通貨に関する情報、特にSNS上には、煽りや噂、ポジショントーク、詐欺情報といった「ノイズ」がたくさん混ざっています。全てを真に受けていると、精神衛生上よくありません。
「ほどほど」情報収集の具体例
- 頻度: 毎日チェックする必要はありません。週に1回程度、あるいは月に数回、信頼できる情報源(取引所のお知らせや、信頼できる専門メディア数個)をざっと眺める程度で十分です。
- 見るポイント: 「何か大きなルール変更があったかな?」「自分が使っている取引所で何か重要なアナウンスはあったかな?」といった、自分に直接関係のある情報や、市場の雰囲気が大きく変わるような出来事(大暴落や、画期的なニュースなど)があった時だけ、少し詳しく見てみる程度でOKです。
- SNSとの距離感: X(旧Twitter)は、情報の速報性では便利ですが、ノイズも多いです。フォローするのは信頼できる公式アカウント(取引所やメディア)だけに絞り、タイムラインを頻繁にチェックしすぎないようにしましょう。特に、コメント欄や知らない人からのDMは要注意です。「見ない」という選択もアリです。
積立投資で、有名ドコロのコインを、余裕資金で買っているのであれば、日々の細かい値動きやニュースに一喜一憂する必要は、本来あまりないはずです。「どっしり構えて、たまに様子を見る」くらいが、ずぼら流にはちょうど良い距離感です。
これだけは守って!ずぼらさんでも最低限やるべき安全対策
「ゆる〜く」「楽に」といっても、最低限の安全対策は必要です。これを怠ると、大切なお金を失ってしまう可能性があります。でも、心配しないでください。やるべきことは、実はそんなに多くありません。面倒くさがらずに、ここだけはしっかり押さえておきましょう!
① 取引所選びは「国内大手」で【安心感重視】
仮想通貨を購入するには、まず仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。世の中にはたくさんの取引所がありますが、ずぼらさんが最初に選ぶべきは、金融庁に登録されている、知名度の高い「国内大手」の取引所です。
なぜ国内大手が安心?
- 金融庁の認可: 金融庁の審査を受け、登録されているということは、一定のセキュリティ基準や顧客資産の管理体制などが求められているということです。(※絶対に安全という保証ではありませんが、無登録の海外業者よりは安心感があります)
- 日本語対応: サイトもサポートも全て日本語なので、困った時に安心です。
- 日本円で直接取引可能: 面倒な外貨送金などは不要で、日本の銀行口座から簡単に入金・出金できます。
- 倒産時のリスクヘッジ: 日本の法律に基づき、顧客資産と会社の資産を分けて管理(分別管理)することが義務付けられています。万が一取引所が倒産しても、顧客資産が守られる可能性が高まります。(※ただし、完全ではありません)
国内大手の例
- Coincheck (コインチェック)
- bitFlyer (ビットフライヤー)
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- bitbank (ビットバンク)
- SBI VCトレード
これらの取引所は、利用者も多く、情報も得やすいです。手数料や取扱通貨、アプリの使いやすさなどに多少の違いはありますが、まずはこの中のどこか、名前を聞いたことがあるような安心できそうなところを選んでおけば、大きな失敗は少ないでしょう。
② パスワード管理と「二段階認証」は絶対にやる【セキュリティの基本】
これは、仮想通貨に限らず、インターネットサービス全般に言えることですが、パスワードの管理と二段階認証の設定は、絶対に、絶対に、絶対に行ってください。面倒くさがってはいけない、最重要ポイントです!
パスワード管理の基本
- 使い回しは絶対にしない: 他のサービスと同じパスワードを使うのは非常に危険です。もし他のサービスからパスワードが漏洩した場合、仮想通貨取引所にも不正ログインされる可能性があります。
- 複雑で推測されにくいものにする: 誕生日や名前など、簡単に推測できるものは避け、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた、長くて複雑なパスワードを設定しましょう。
- 安全な方法で保管する: パスワードをメモ帳アプリなどにそのまま保存するのは危険です。パスワード管理ツールを使ったり、紙に書いて厳重に保管したりするなど、安全な方法で管理しましょう。
二段階認証 (2FA) とは?
- ID・パスワードに加えて、もう一段階の認証を行うことで、セキュリティを高める仕組みです。
- 一般的には、スマートフォンの認証アプリ(Google Authenticator, Authyなど)を使って、ログイン時に表示される6桁のコードを入力する方法が使われます。
- SMS(ショートメッセージ)を使った認証もありますが、SIMスワップ詐欺などのリスクも指摘されており、可能であれば認証アプリ方式の方がより安全とされています。
なぜ二段階認証が必須?
- たとえパスワードが漏洩してしまっても、二段階認証が設定されていれば、認証コードがなければログインできません。不正ログインのリスクを大幅に減らすことができます。
- ほとんどの国内取引所では、二段階認証の設定を強く推奨、あるいは必須としています。
設定は少しだけ手間がかかりますが、これをやっておくかどうかで、あなたの資産を守れる確率が格段に変わります。「面倒くさい」という気持ちに打ち勝って、必ず設定してください!
③「甘い話」には絶対に乗らない【詐欺対策】
仮想通貨の世界には、残念ながら詐欺師もたくさん潜んでいます。「楽して儲けたい」という気持ちに付け込んでくる、「うまい話」「甘い話」には、絶対に耳を貸さないでください。
よくある詐欺の手口(例)
- SNSやDMでの勧誘: 「絶対に儲かる新しいコインがある」「私に投資してくれたら月利〇〇%保証」「ウォレットの同期を手伝うから秘密鍵を教えて」など、見知らぬ人からのDMや、SNS上の怪しい儲け話は100%詐欺です。
- 偽のエアドロップ/プレゼント企画: 「〇〇コインを無料でプレゼント!」「このリンクから登録すればNFTがもらえる!」などと偽り、偽サイトに誘導して個人情報やウォレット情報を盗もうとしたり、マルウェアに感染させようとしたりします。
- フィッシング詐欺: 有名な取引所やウォレットサービスを装った偽のメールやウェブサイトで、ログイン情報や秘密鍵などを入力させようとします。
- 高利回りを謳う怪しい投資案件: 実態のないプロジェクトやポンジスキーム(出資金詐欺)で、「月利〇〇%」「元本保証」など、ありえない好条件を提示して資金を集めようとします。
対策の基本
- 「うますぎる話は、ない」と心得る: 投資の世界に、ノーリスクで確実に大儲けできる話は存在しません。「怪しいな」と感じたら、まず疑ってかかること。
- 知らない人からの連絡は無視: DMやメールでの勧誘は、基本的に全て無視しましょう。
- 公式サイトか必ず確認: リンクをクリックする前に、URLが本物か確認する癖をつけましょう。
- 安易に個人情報や秘密鍵を教えない: どんな理由であれ、秘密鍵やリカバリーフレーズ、パスワードなどを他人に教えてはいけません。
- 困ったら取引所に相談: 何か不審な点があれば、安易に行動せず、まずは利用している取引所の公式サポートに問い合わせてみましょう(ただし、取引所を名乗る偽のサポートにも注意が必要です)。
「楽したい」という気持ちは分かりますが、詐欺師はそこにつけ込んできます。「怪しい話には近づかない」。これも、ずぼら流を守るための鉄壁のディフェンスです!
Q&A よくある質問
最後に、ずぼら流の仮想通貨投資に関して、皆さんが疑問に思いそうな点をQ&A形式でまとめました。
いくらから始めればいい?
これはよく聞かれる質問ですが、答えは「あなたが『なくなってもOK』と思える、無理のない金額」です。
- 最低金額: 国内の取引所では、500円や1000円といった、本当に少額から仮想通貨を購入できるところがほとんどです。積立投資も、月1000円程度から設定できる場合があります。
- おすすめのスタート金額: まずは数千円〜1万円程度から始めてみて、取引所の使い方や値動きの感覚に慣れるのが良いでしょう。
- 重要なこと: 金額の大小よりも、「余裕資金」であることの方が重要です。生活費を削ったり、借金したりして投資するのは絶対にやめましょう。
最初は小さく始めて、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていく、という方法がおすすめです。
税金ってどうすればいいの?難しそう…
税金の話、面倒ですよね…。でも、残念ながら無視はできません。
- 利益が出たら税金がかかる: 仮想通貨を売却して利益が出た場合や、仮想通貨で商品を購入した場合など、年間の利益(所得)が一定額(会社員などの給与所得がある場合は通常20万円)を超えると、確定申告をして税金を納める必要があります。
- 「雑所得」になることが多い: 仮想通貨の利益は、多くの場合「雑所得」として扱われ、他の所得(給与所得など)と合算して税率が決まります(総合課税)。
- 計算が面倒: 年間の取引履歴をすべて記録し、損益を計算する必要があります。特に取引回数が多い場合や、DeFiなどを利用している場合は、非常に複雑になることがあります。
ずぼらさん向けの対策(完全ではないですが…)
- 取引履歴は必ず保管: 取引所からダウンロードできる年間の取引履歴データは、必ず保管しておきましょう。
- 損益計算ツールを利用する: GtaxやCryptactなど、仮想通貨の損益計算を自動または半自動で行ってくれるサービスがあります。有料の場合が多いですが、手間を大幅に削減できます。
- 税理士に相談する: 利益が大きくなった場合や、計算が複雑で手に負えない場合は、仮想通貨に詳しい税理士に相談するのが確実です。費用はかかりますが、申告漏れなどのリスクを避けることができます。
- 利益確定をあまりしない: 長期保有目的で、頻繁に売買(利益確定)をしなければ、その年の税金計算の対象となる利益が発生しにくくなります。(ただし、将来売却する際には必ず計算が必要になります)
税金のことは、正直面倒ですが、ルールとして決まっている以上、避けては通れません。利益が出始めたら、「どうしよう…」と後で慌てないように、早めに情報収集や準備を始めることをおすすめします。国税庁のウェブサイトにも情報があります。
損したらどうしよう…?怖い…
投資である以上、損をする可能性は常にあります。価格が下がって、自分の資産が減っていくのを見るのは、誰にとっても気分の良いものではありません。
- まず思い出して!「余裕資金」でやってる?: 最初に確認すべきは、「なくなってもOK」なお金で投資しているか、です。もし余裕資金であれば、精神的なダメージは最小限に抑えられるはずです。
- 「ドルコスト平均法」を信じてみる?: 積立投資(ドルコスト平均法)をしているなら、価格が下がっている時は「安くたくさん買えるチャンス」と捉えることもできます。長期的な視点で見れば、下落局面も将来の利益に繋がる可能性があります。
- 慌てて売らない(狼狽売りしない): 価格が下がると、怖くなってすぐに売りたくなってしまうかもしれませんが、そこで売ってしまうと損失が確定してしまいます。長期的な視点を持っているなら、価格が戻るのを待つ、という選択肢もあります。(もちろん、さらに下がる可能性もありますが…)
- 情報から距離を置く: 不安な時は、チャートやニュースを見るのをやめて、一旦距離を置くのが一番です。冷静さを取り戻すことが大切です。
- 損切りルールを決めておく?(※少し上級者向け): 「〇〇%下がったら、一旦売却する(損切りする)」というルールを事前に決めておく方法もあります。これにより、損失の拡大を防ぐことができますが、どのタイミングで損切りするかは判断が難しく、ずぼらさんには少しハードルが高いかもしれません。
一番良くないのは、パニックになって冷静な判断ができなくなることです。「損することもあるさ」と、ある程度割り切る気持ちを持つことも、投資と長く付き合うためには大切です。
まとめ
さて、「ずぼら流・仮想通貨投資のゆる〜い心構えと3つのコツ」をお届けしてきましたが、いかがでしたか? 仮想通貨投資は、必ずしもガチガチに勉強して、毎日神経をすり減らしながらやる必要はない、ということが伝わっていれば嬉しいです。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 心構えが超重要!
- 「一攫千金」は狙わず、期待値を下げる。
- 「なくなってもOK」な余裕資金でやる。
- 「全部わからなくてOK」と割り切る。
- ずぼら流「3つのゆるコツ」
- コツ①:「積立投資」でほったらかし&タイミング悩み解消。
- コツ②:コイン選びは「ビットコイン・イーサリアム」に絞る。
- コツ③:情報収集は「ほどほど」でOK、SNSとは距離を置く。
- 最低限の安全対策は必須!
- 取引所は「国内大手」を選ぶ。
- パスワード管理と二段階認証は絶対にやる。
- 「甘い話」には絶対に乗らない。
仮想通貨投資は、リスクも伴いますが、未来の新しい技術や経済に触れる、エキサイティングな体験でもあります。完璧を目指さず、無理せず、自分なりのペースで「ゆる〜く」関わっていく。それが、ずぼらさんにとって一番心地よく、そして長く続けられる方法なのかもしれません。
このサイト「ずぼら仮想通貨デビュー」は、まさにそんなあなたのためにあります。私たちのキャッチフレーズは「面倒なことは全部スキップ!知識ゼロから楽々スタート。」。これからも、難しい話はできるだけ避け、あなたの「楽々スタート」を応援できるような、分かりやすくて、ゆる〜い情報をお届けしていきます。
「でも、やっぱり基本がまだ不安かも…」「そもそも仮想通貨って何だっけ?」
もし少しでもそう感じたなら、焦る必要はありません。基本に立ち返ることは、どんな投資においても非常に重要です。
当サイトの最初の記事で、仮想通貨の仕組みや特徴を分かりやすく解説しています。まずはここから、もう一度学び直してみませんか? 基礎が分かると、より安心して「ゆる〜い」投資を楽しめるはずです。
▼ すべての始まりはここから! 基本のキをチェック
『【超入門】仮想通貨って何?おサルさんでも分かるように解説!』
この記事が、あなたの仮想通貨との「ゆる〜い」お付き合いの一助となれば幸いです。