仮想通貨(暗号資産)の取引の特徴は、利用者同士の取引であることです。そのため、ほかの利用者がどの価格に注文を出しているかの情報も、取引の参考にすることができます。
こうした情報が掲載された表のことを板(オーダーブック)と呼び、利用者同士が取引する形態のことを「板取引」と呼びます。
板は、このようにチャートの横に表示されることが多いです。
この記事では、仮想通貨の板取引の意味や見方について詳しく紹介します。
海外仮想通貨取引所デビューしてみませんか?
日本語サポート完備のBybitで仮想通貨に投資!
大手仮想通貨取引所、Bybitの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
仮想通貨の板取引の基本的な見方
仮想通貨(暗号資産)の板取引の基本的な見方を以下のポイントで紹介します!
- 買い指値と売り指値が表示される
- 価格と取引量が表示される
- 板情報が約定価格の参考になる
- レートの間隔が大きい仮想通貨取引所に注意
なお、ほとんどの仮想通貨取引所では、現物取引もデリバティブ取引も板取引で行います。
買い指値と売り指値が表示される
大手仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)の板で説明します。
ほかの仮想通貨取引所でも基本的に同じだっコ
オーダーブック(板)は、あるレートに入っている買い指値注文と売り指値注文が表示されるものです。
真ん中にある数字が直近の約定価格(つまり現在レート)で、その上側が売り指値注文、下側が買い指値注文となります。
レートが上昇したら(有利な価格で売れるようになったら)売り指値注文が発動します。逆に、レートが下落したら(有利な価格で買えるようになったら)買い指値注文が発動します。
板の厚みがわかる
オーダーブック(板)を詳しく見てみると、価格、サイズ、合計という情報があります。
このうち、サイズは「そのレートにどれだけの注文が入っているか」を示します。「合計」というのは、「現在レートからそのレートまでに入っている注文の合計金額」を指します。
ここからわかる情報は、「板の厚み」です。
相場の判断の参考にする人もいるポン!
「合計」の欄に書いてある数値は、板の背景に薄く赤と緑の棒グラフであらわされています。
この図では、緑の方が面積が広く塗られているのが読み取れます。緑は買い指値注文なので、これは、もしレートが下がっても買い指値注文が入りやすく、価格が支えられやすいことを意味します。これを「板が厚い」と表現します。
反対に、売り指値注文を示す赤い棒グラフの面積は狭いので、あまり注文が入っていないことがわかります。この場合、成行の買い注文や買い指値注文が入っても相殺する注文があまりないことになるので、価格が上昇しやすくなります。
板情報が約定価格の参考になる
板情報は、約定価格の参考にもなります。成行注文は、「約定可能なレートで約定させる」注文方法なので、どのレートで約定するかを事前に知ることはできません。
しかし、板情報をみればおおよその約定価格を予想することができます。
今回は、マイナーペアのFTMUSDTで、自分が成行買い注文を出した場合で説明します。
成行買い注文を出すと、約定できるレートの中で最も有利なレートで約定するため、現在価格の一つ上に入っている売り指値注文(0.24554)とマッチングするのが基本です。成行売り注文の場合は一つ下の0.24550に入っていた買い指値注文とマッチングされます。
ただし、自分が注文を出し、それが仮想通貨取引所の取引サーバーに到達するまでに若干のタイムラグがあります。その間にこのレートに入っていた売り指値注文が全て消化されてしまうと、次に利用可能な売り指値注文(0.24554)とマッチングすることになります。
スリッページが起きるっコ・・・
現在価格の一つ上に入っている売り指値注文のサイズ(取引量)が大きければ、タイムラグを加味してもその価格で約定できるのではないかと予想できます。逆に、サイズが小さければ、成行買い注文のボタンを押した時点よりは不利なレートで約定することになる可能性が高くなります。
レートの間隔が大きい仮想通貨取引所に注意
板に表示されているレートは、実際にその価格で売りたいと思った人が世界のどこかにいるということです。そのため、必ずしも「0.24550」の次が「0.24551」になるとは限りません。極端な話ですが、100ポイント飛んで「0.24650」になることもあるのです。
レートの間隔は、その仮想通貨取引所のユーザーの数と関係があります。ユーザーが多ければ、いろんなレートで注文が出されますので、間隔が狭くなります。
逆に、あまりにレートの間隔が広い仮想通貨取引所は、利用者が少ない可能性がありますので、利用する際にかなり飛んだレートで約定してしまうリスクを考慮した方がいいでしょう。
マイナーな仮想通貨取引所では必ずチェックするっコ!
仮想通貨取引所の約定履歴を見ると、出した注文は1つなのに分割で約定していることもあります。これは、対応する指値注文が少なかったために、別のレートで約定したということです。
大手取引所のBybit(バイビット)は取引量が大きく板が厚いので、飛んだレートで約定するリスクが少ないです。↓↓↓↓↓
仮想通貨の板取引からは様々な情報がわかる
仮想通貨の板取引は、板の厚みを見ることで相場の把握に役立てることができます。
さらに、ほかの仮想通貨取引所と取引量やレートの間隔を比較することで、自分の意図したレートで約定しやすいかどうかを把握することもできます。
仮想通貨の板取引の見方をマスターして、日々の取引に活用してください!
板取引と同様にわかりにくい用語であるメイカー手数料・テイカー手数料や資金調達率についてもこちらの記事で解説しています。↓↓↓↓↓
海外仮想通貨取引所デビューしてみませんか?
日本語サポート完備のBybitで仮想通貨に投資!
大手仮想通貨取引所、Bybitの詳しい解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
コメント