
bitwalletはトラブルが多いっコ?



出金拒否もあるポン?出金できない問題と解決策を解説するポン!
bitwallet(ビットウォレット)は海外FXの多くで導入されている入出金方法です。近年ではほとんどの海外FX業者で採用されている一方、うまく出金できないなどのトラブルも発生しています。
日本で活動しているのに日本の金融業の許可を得ていないという意味で「地下銀行」と呼ばれることもあり、「出金拒否」が起きるのではないかと不安な方もいるでしょう。
この記事では、bitwalletではどのような出金トラブルが起こる可能性があるのかと、解決策について説明します。


bitwalletは地下銀行だが出金拒否のトラブルはない


bitwallet(ビットウォレット)は、以前は「200ヵ国で利用可能なサービス」とアピールしていましたが、実際は日本人が運営するサービスであり、利用者はほぼ海外FX業者に入金する目的の日本人です。「日本人による海外FX業者専門の入金サービス」と考えられます。
現在は、「200カ国」という文言は公式サイトで見当たらないようになっています。実態に合わせた堅実な表現に修正したのかもしれません。
出金拒否のトラブルはなし
日本に拠点を持ち日本の銀行口座への振り込みで入金できるサービスにも関わらず日本の金融ライセンスは持っていないので、その意味で「地下銀行」とも言えるかもしれません。しかし、現在までに出金拒否のトラブルは起こしていません。
「bitwallet 出金拒否」とSNSで検索してみると、「bitwalletが出金拒否を行った」という文脈ではないものばかりです。
ある程度の信頼性は確保されている
日本の金融ライセンスは持っていないと言っても、以下の2点である程度の信頼性は確保されているのではないかと思われます。
- 日本の大手銀行で口座を開設している
- PCI DSS認証
bitwalletの入金先は、日本の大手銀行です。
bitwalletは入金先を大々的に出してほしくないようなので名前は書きませんが、本当に大手です。アカウントを開設すればマイページで確認できるようになります。
bitwalletの振り込み先銀行は実は何度か変更されており、そのたびに「日本の銀行から疑われているのではないか」「使えなくなるのではないか」と心配する声が出ます。しかし、これまでの事例では変更先の銀行も大手なので、少なくとも大手の銀行全てから断られるようなヤバイ会社ではないと判断できます。
またbitwalletは、クレジットカード会員データを保護するための国際的なセキュリティ基準PCI DSS認証を取得しています。この基準はかなり取得が難しいもののようで、bitwalletがしっかりした企業だとみなされる根拠の一つとなっています。
bitwalletが出金拒否を疑われる理由
bitwallet(ビットウォレット)は、海外FX業者ではなくオンラインウォレットです。


手数料を取って送金を代行しているだけなので、いわゆる「出金拒否」のようなことは仕組み上起きにくいです。そんなことが起きれば誰も利用しなくなってしまいます。
ただし、bitwalletは細かいルールが多く、それが原因で「出金できない」という報告が出てしまうこともあります。
海外FX業者側で設定しているbitwalletへの出金ルール、bitwalletから日本の銀行口座への出金ルールの両方が細かいため、トラブルになっているのです。
さらに、以前はあったチャットサポートが終了しているためスムーズにトラブルが解決されず、ユーザーの不満がたまっているようです。
ここからは、以下の2パターンに分けてトラブル事例を紹介します。
- 海外FX業者側の問題
- bitwallet側の問題
海外FX業者側の問題でbitwalletに出金できないケースとは?【出金拒否なの?】
海外FX業者からbitwalletに出金できないケースには、以下のようなものがあります。
- bitwalletより優先される出金ルートがある
- bitwalletへの出金額が制限されている場合がある
- FX業者に登録したbitwalletアカウントではない
bitwalletより優先される出金ルートがある
海外FX業者からbitwalletに出金できないケースとしてよくあるのは、「bitwalletより優先される出金ルートがある」ことです。
全ての海外FX業者で、出金ルートとしてクレジットカードが最優先になっています。そのため、クレジットカードの入金履歴があるとbitwallet出金ができません。
優先出金ルートがあることを知らずに「出金拒否」と勘違いしてしまう事例は初心者を中心に非常に多いため、「出金拒否」という文字を見かけたとしても慌てずに内容を確認しましょう。海外FX業者なら本当に出金拒否が起きていることもありますが、オンラインウォレットでは基本的にありません。


bitwalletへの出金額が制限されている場合がある
次に、bitwalletへの出金額が制限されている海外FX業者もあります。
例えば、大手海外FX業者のXMTrading(エックスエム)はbitwalletへの出金はbitwallet経由での入金額までに制限しています。利益分は銀行送金となります。
クレジットカードへの入金が優先されるルールは全海外FX業者で共通ですが(カードの利用履歴のキャンセルという形を取っているため)、bitwallet関連のルールは各海外FX業者によってバラバラです。そのため混乱する人も多いです。
bitwallet経由の入金は入金額しか出金できないみたいです。マネーロンダリング予防みたいです。海外口座はどこも一緒だと思っていて、XM.gem.iforexもあるんですが、私の場合、出金拒否の経験はないです。
ストップ狩りはどこでも有りそうですし、銀行送金は銀行によって手数料違うみたいですよ。— レオ@黄金比FX (@LEOHLC19) March 16, 2021
出金額を入金額までに制限する海外FX業者は、マネーロンダリング対策というより、海外FX業者の持つbitwalletアカウントの残高調整ではないかと思われます。
入金時に使用したbitwalletアカウントではない
多くの海外FX業者で、マネーロンダリング対策として入金時に使用したbitwalletアカウントにしか返金ができないルールが採用されています。bitwalletアカウントはメールアドレスがアカウントの宛先として使われるため、メールアドレスを変更してしまった場合は出金に利用できなくなります。
入金時と異なるbitwalletアカウントを使用したい場合は、サポートに連絡して同一のbitwalletであると証明したり、一時的にアカウントを戻したりする必要があります。
その他の事情
そのほかにも、さまざまな理由でbitwalletへの出金ができない場合があります。
まずはexnessの事例です。exnessの事例はいくつかネット上に報告されています。
先ほど初めてexnessで出金拒否されました。と言っても問題はすぐに解決したわけですが。
なんでもbitwalletの通貨をドルではなく円で出金してくれとのこと。先週まではbitwalletにそのままドルで出金できていたんですが😅
しかし、突然これまでできていた方法でNGになるとドキッとしますね! pic.twitter.com/YoXlJ1xMDs
— 遠ざかる香り (@M64iWp) February 24, 2021
こちらは出金する際の通貨を間違えてしまったために出金拒否されたようです。
FX業者は、入出金時にルールを守るように要請しており、そのルールに該当しない入出金については対応しない方針を採用しています。これは全てのFX業者が実施しているもので、特定の業者がトラブルを起こしているというわけではありません。
bitwallet側の問題で出金できないケースとは?【出金拒否なの?】
次に、bitwallet(ビットウォレット)側の問題で出金できないケースです。
海外FX業者側の問題で出金できない事例(出金拒否疑惑)と比べると数は少ないですが、こちらもいくつか原因があります。
- 出金限度額を超えている
- クレジットカードで入金してすぐに出金しようとしている
- システムトラブルが多い
出金限度額を超えている
海外FX業者からbitwalletに出金する際には、出金の限度額は基本的にありません。そのため、1回でスムーズに送金できます。しかし、bitwalletから国内銀行口座に出金するには、出金限度額が設定されています。
1回あたりと1日あたりの両方の出金限度額があり、比較的低いので、思うように出金できないと感じる人もいます。
期間 | 限度額 |
---|---|
1回あたり | 50万円 |
1日あたり | 200万円 |
このルールがあることで、200万円を超えているときは複数日にわけて出金リクエストをする必要がありますし、200万円以内でも50万円ずつ最大4回出金リクエストをしなければなりません。



評判は悪いっコ・・・
クレジットカードで入金してすぐに出金しようとしている
海外FX業者でクレジットカード入金した場合の出金手続きは、カードの利用履歴を取り消す手続きになります。そのため、クレジットカードを不正に現金化に利用しているという疑いはかかりません。
一方、bitwalletなどのオンラインウォレットにはこのカード利用履歴取り消しの仕組みがないため、現金化の目的で利用できないよう出金時に制限がかかります。
bitwalletの場合は、「出金リクエスト日より1ヶ月以内にカード決済(またはちょコムeマネー)がある場合には、ご指定銀行口座への送金まで適切なお時間をいただいております。」というルールになっています。
なお、オンラインウォレットのSTICPAYの現金化防止ルールはもっと厳しく、カード利用履歴があるとSTICPAYサービス経由で一度送金しなければ出金できません。


システムトラブルが多い
システムトラブルはレアケースのように思われるかもしれませんが、bitwalletはシステムトラブルでサービスが利用不可になることが多いです。
2024年には、4月に緊急システムメンテナンスで1時間アクセス不可になっています。その4か月後の8月には、接続障害によりWebサイトにアクセスできない事象が発生したと告知されています。
そのため、原因不明で海外FX業者から出金できなくても慌てず、bitwalletでシステムトラブル起きていないか確認してみましょう。
【まとめ】bitwalletの出金拒否はユーザー側の問題が大半
bitwalletは出金トラブルが報告されているものの、大半はユーザーがbitwallet出金のルールをしっかり守っていないためです。正しいルールで利用すれば、bitwalletの出金はすぐに完了します。
FX業者に入金した金額をしっかり覚えておき、出金する際に入金額を超えないように調整するなどの対応はしっかり行いましょう!
コメント