Binance(バイナンス)の想定元本とはなんですか?
Binanceの想定元本とは、永久先物契約や四半期先物契約(デリバティブ取引)において、必要な証拠金(マージン)や取引手数料などを計算する際に使用される仮想通貨の価格のことです。想定元本が増えると、証拠金率が上がるといった形で使用されます。
想定元本の計算方法は、USDⓈ-M先物なのかCOIN-M先物なのかにより異なります。
USDⓈ-M先物 | 価格×ポジションサイズ |
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COIN-M先物 | 契約サイズ×契約乗数÷マーク価格 |
USDⓈ-M先物は、米ドルに連動した仮想通貨であるUSDT建てで取引される契約です。また、COIN-M先物と異なり、「契約乗数」の考え方がないため、シンプルに価格×ポジションサイズで計算されます。
一方、COIN-M先物では「契約サイズ×契約乗数÷マーク価格」で計算されます。
COIN-M先物では、1契約の価格がビットコイン(BTC)が100ドル、イーサリアム(ETH)などのアルトコインは10ドルと決められています。この100ドルや10ドルが「契約乗数」にあたり、その契約をいくつ行ったかが「契約サイズ」となります。
想定元本はドルではなくビットコインやイーサリアム建てで表示されるため、「契約サイズ×契約乗数」をマーク価格で割って算出します。
例えば、マーク価格が30,000ドルの時点でBTCUSDの四半期契約を10契約分取引したときの想定元本は、「10契約×100ドル÷30,000ドル」で0.03333BTCとなります。
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