日本の仮想通貨取引所である「サクラエクスチェンジビットコイン」を買収する形で日本に参入した世界大手暗号資産交換業者Binance(バイナンス)。日本参入に伴い、既存のグローバル法人(バイナンスグローバル)での日本人向けのサービスを終了しました。
バイナンスジャパンにスムーズにアカウントを移行するためには、指定期間内に申請が必要でした。しかし、移行を忘れてた方もかなりいるようです。
この記事では、バイナンスジャパンへの移行を忘れていた場合どうすればいいのかや、バイナンスグローバルから出金する際の注意点などを紹介します!

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バイナンスジャパンへの移行を忘れていた場合はどうなる?
Binanceグローバルは、2023年11月30日をもって日本人向けのサービスを終了しました。
バイナンスジャパンへの移行を希望する方は、2023年11月20日までに必要書類を提出するよう告知されていました。しかし、この期限が過ぎていてもバイナンスジャパンへの移行は可能です。
バイナンスグローバルのアカウントを放置しすぎてGoogle認証ができなくなっていた方は以下の記事を参考にしてください!↓↓↓↓↓


期限後の移行には非許可資産の出金が必要
移行期限を過ぎてもバイナンスジャパンへの移行は可能ですが、非許可資産の扱いが異なります。
2023年11月20日までに必要書類を提出したユーザーに関しては、バイナンスグローバルで保有されていた非許可資産をバイナンス側でビットコインに変換する仕組みがありました。
しかし、この期限を過ぎてしまうと、ユーザー側で非許可資産を出金してから移行手続きを開始する必要があります。非許可資産の出金が完了しない状態で移行手続きを開始した場合、認証完了となりません。
この処理が面倒でバイナンスグローバルのアカウントをあえてそのまま残している人もいるかもしれません。バイナンスグローバルの口座を残したままでも、新規でバイナンスジャパンの口座開設もできます。
バイナンスグローバルでは出金のみが可能
バイナンスジャパンに移行しなかった場合は、基本的には出金のみが可能です。
出金は、保有している資産を一つずつ個別のオンチェーン送金で出金することになります。
しかし、少額の仮想通貨をいちいち送金するのは手間がかかってしまうため、救済措置としてBNBに変換して出金するからオプションも用意されています。
▼バイナンスジャパンへの移行を忘れた場合に保有資産をBNBに変換する方法
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バイナンスジャパンへの移行を忘れた際の注意点
バイナンスジャパンへの移行を忘れた際は、以下の2点に注意して出金手続きをしてください!
- デリバティブ取引は表示されない
- WBETHやBETHをETHに戻す
デリバティブ取引が表示されない
「Binance」と検索するとトップに出てくるこちらの日本語ページにログインすると、バイナンスジャパンで取引できない非許可資産も表示され、出金申請もできますので、一見バイナンスグローバルのように見えます。
しかし、このページはバイナンスジャパンのものです。


バイナンスジャパンで提供されていないサービス、例えばデリバティブ取引などについてはこの画面では確認できませんので、バイナンスグローバルの方を確認する必要があります。
資産の欄にデリバティブ取引が表示されないため、「推定残高」の金額もバイナンスグローバルとは異なります。自分の保有資産の金額を間違えないためにも、バイナンスグローバルの方の残高をよく確認してください。


バイナンスグローバルのウェブサイトは、表示言語を英語に切り替えるか、URLを「https://www.binance.com/en/」に変更すると表示できます。「Assets(資産)」のメニューには、バイナンスグローバルにはない項目が複数表示されます。




BETHをETHに戻す
バイナンスグローバルでイーサリアムのステーキングサービスを利用していた方は、イーサリアムをバイナンスが発行するリキッドステーキングトークンであるBETHの形で保有しています。
バイナンスジャパンへの移行を忘れた方は、バイナンスグローバルから非許可資産をオンチェーン送金で出金する必要がありますが、BETHはこのままではオンチェーン送金ができないので、ETHに変換する必要があります。
バイナンスグローバルのアカウントは基本的に出金しかできませんが、BETHをETHに戻す作業(ステーキング解除)は可能なので、ステーキング解除をしてから出金してください。


バイナンスジャパンへの移行を忘れた場合に保有資産をBNBに変換する方法
バイナンスグローバルでは、少額の仮想通貨をいちいち送金するのを避けるための手段として、以下の方法で保有資産をBNBに変換できます。
ただし、この方法は「少額の仮想通貨を保有する場合の救済措置」という扱いなので、変換できる金額には制限がついています(6時間ごとに0.0012 BTC)。また、2%の手数料も発生します。
日本法人が設立されたことで、Binance日本語版と英語版は機能が若干異なるようになりました。そのため、Binanceグローバルで出金等の処理をする場合は英語版を表示して操作してください。
マイページにログインし、上部の人型マークからメニューを表示させて「Assets」をクリックします。


左側のメニューから「Spot(現物)」を選択し、中央にある「Convert Small Balance to BNB」をクリックします。


BNBに変換する仮想通貨にチェックを入れ、下部にある「Convert」ボタンをクリックします。


手数料などの情報を確認し、OKだったら「Convert」ボタンを再度クリックしてください。


無事に変換されると、以下の画面が表示されます。


バイナンスグローバルとバイナンスジャパンの違いは?
バイナンスグローバルとバイナンスジャパンでは、提供されるサービスや取引の条件が異なります。違いは大きく3つあります。
- 取引銘柄数が激減
- レバレッジ取引が不可に
- ステーキング系のサービスが少ない
ひとつずつ詳しく解説していきます。
取引銘柄数が激減
バイナンスグローバルは取引銘柄数が300以上ですが、バイナンスジャパンの取引銘柄数は52銘柄(2024年5月21日時点)となっています。
公式発表では、早期に100銘柄取扱を目指すとされているので今後増え続けるのは期待ができます。
とはいえ、現状は日本の金融規制に合わせているため、取引の選択肢が限られてしまうのがバイナンスグローバルから大きく変わった点です。
また、バイナンスジャパンには円建て取引ができる銘柄もありますが、数は7銘柄とかなり少なくなっています。
2023年12月からのサービス提供のため、今後の発展に期待しましょう。
レバレッジ取引が不可に
バイナンスグローバルで提供されていたレバレッジ取引は、バイナンスジャパンでは利用できません。
具体的なスケジュールは公表されていませんが、将来的には国内法に準拠したレバレッジ取引の提供を目指しています。
しかし、レバレッジ取引が可能になったとしてもそもそも日本の規制でレバレッジは2倍に制限されているため、これまでのように高いレバレッジをかけることはできなくなります。
ステーキング系のサービスが少ない
バイナンスジャパンでは、バイナンスグローバルに比べてステーキング系のサービスが大幅に減少しています。これは国内規制の影響や取り扱い銘柄の制限によるものです。
現在利用できるステーキングサービスとしては、「Simple Earn」という名称のレンディングがあります。
まとめ
バイナンスジャパンへの移行を忘れた場合は、「非許可資産を全て出金してバイナンスジャパンへの移行の申請をする」か「そのままバイナンスグローバルのアカウントを持ち続け、必要になった場合に適宜資産の出金をする」の二つの選択肢があります。
出金の際には、バイナンスグローバルのマイページも確認して、デリバティブ取引に使っていた資金がないかなども確認してくださいね!
バイナンスグローバルから海外取引所に資金を移す先としてはBybitが人気ですが、MEXCなどもあります。



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